樹上の天使 富貴蘭

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東京大会

2015年05月25日 | 全国大会・展示会

先週末に浅草で行われた東京大会の受賞作の中から私が気になったものをご紹介します。

 

湖東錦…なかなかお目にかかれない逸品。

 

羆…ここまでしっかりした羆の株はそうそうないかと。欅鉢も含めて良い目の保養になりました。

 

金剛宝…金賞・銀賞ともにごっつい株でした。


 

白牡丹…例の真砂系でしょうか。このレベルの白牡丹をぜひ棚におきたいものです。

 

建国縞…この時期なのにすごい冴え。ルビーを出さないいわゆる建国羆錦というやつでしょうか?

 

黒牡丹縞No.1…言わずと知れた神奈川の元理事長さんの系統木。うちの黄牡丹錦はこの親木からの割り仔です。

 

金牡丹…大型で天葉がすぱっと黄色に抜ける金牡丹は最高ですね。


上野東洋蘭展示会

2013年10月20日 | 全国大会・展示会

上野グリーンクラブで行われている展示会に行ってきました。

その中で気になった5点をご紹介します。


1.日向の誉

銘からみて、宮崎産でしょうか。個人的には一番目を引きました。

国産で、しかも宮崎産の縞物は本当にほれぼれするほど美しい。



2.金牡丹黄縞

美しい黄縞ですが、やはり縞が派手すぎると、仔は幽霊が出やすいようです。



3.黒金牡丹

黒牡丹から出た金牡丹。金牡丹よりやや葉肉厚いが、金牡丹は金牡丹。

 

4.龍泉錦

親は櫛目最上柄。やはりこういう親から覆輪はうまれるのでしょう。

 

5.吟風

今流行りの変化種。墨を引く木が変化種になるポイントのようです。


'13 四国山草園展示会(奄美編)

2013年07月14日 | 全国大会・展示会

飛鳳

『自然と野生ラン』7月号でも紹介された、奄美雪白覆輪。
大型で葉幅ひき葉肉厚く、覆輪もにごらずきれいな白。
木姿も繊細な美しさがある。

 

円窓

奄美覆輪。
丸止めの葉に、腰の低いどっしりとした木姿。

 

白鯨

奄美白覆輪。別名、匂威。
下葉で黄色くなり、筬が緩い印象。

 

観月

奄美覆輪。
葉幅ひき葉肉厚いどっしりした木姿。


'13 四国山草園展示会(宮崎産)

2013年07月13日 | 全国大会・展示会

天領

高千穂の黄縞。
この木はびっくりするほどの葉幅で、すばらしい木。

 

天領覆輪

高千穂の中でも、しっかり覆輪が決まった木はほとんどなく、超一級品。

 

龍泉錦覆輪

高千穂の白黄縞の龍泉錦が覆輪になったもの。

 

月輪

高千穂の散り斑覆輪。

 

天優

綾産の青軸青根覆輪。

 

富貴の光

宮崎産の青軸青根の黄縞。筬が緩いのが特徴。

 

日輪富貴

富貴の光の覆輪。天優に似るが、やはり筬が緩い。


'13 四国山草園展示会(豆葉縞・覆輪編)

2013年07月10日 | 全国大会・展示会

金剛冠

別格稀貴品である金剛宝の覆輪。
しっかり覆輪の決まった木はまだまだ数がないと思われる。

 

大黒天

玉金剛の縞。金剛宝ほど大きくならないよう。

 


千載の縞。

うちにある聖王とは別系統の木。
覆輪になるか、幽霊になってしまうか、果たして・・・・・

 


皇冠

言わずとしれた玉金剛の覆輪。
10年前に見たときよりもかなり力がついて、仔は必ず覆輪であがるようになってきた。

 

神の雫

翠華殿糸覆輪(雫)から大覆輪(神の雫)がうまれるという奇跡の木。
現存5本程度か。


'13 四国山草園展示会(建国殿・羆編)

2013年07月08日 | 全国大会・展示会

建国殿についても、No.136(いさむ)、No.109(特級)など

すばらしい系統木を世に送り出されています。

また、金牡丹もそうなのですが

お店の棚にある建国殿の冴えは春であってもすばらしいです。

最近開通した圏央道を走って気づいたのですが

相模川と田んぼという環境下での空中湿度の高さと朝晩の気温の低さは

やはり富貴蘭を育てるには良い環境なのでしょう。

もちろん、そこに作のうまさが加わって、あの葉幅と冴えが出るのでしょうが・・・


全国大会展示品1

2013年05月25日 | 全国大会・展示会

今回の全国大会で、特にいいなぁと思ったものを2鉢紹介します。

「白牡丹」 

会長さんからの割り仔ではないようですが、元をたどれば同じ真砂系とのこと。
とにかくほれぼれするほどの白牡丹でした。
でも、白牡丹は心臓に悪いので、見るだけ見るだけ(笑)

 
「黒牡丹縞」

言わずと知れた、「富貴蘭と戯れる日々」さんの木。
ブログでは拝見していましたが、実物もやはりすばらしい。
作について質問すると、「朝日と空中湿度」とのこと。
どちらもうちは無理だな・・・


第64回日本富貴蘭会美術品評全国大会

2013年05月19日 | 全国大会・展示会

刈谷で行われた全国大会に行ってきました。

全国大会で撮ってきた写真は後日アップするとして
今日は出品したうちの3鉢の写真を載せたいと思います。


「飛鳳(ひほう)」  四国富貴蘭会会長賞

奄美白覆輪。
四国富貴蘭会会長賞を受賞。
初の雛壇デビューになりました。(トロフィーではなく、クリスタルなのもうれしかったです)



「太極冠(たいきょくかん)」  未登録金賞

奄美白覆輪。
「太極仙」からの覆輪。
とにかく、葉幅・葉丈ともに雄大な木。
弱日はだらしない姿になるので、禁物!!


「金剛宝」  縞の部銅賞

玉金剛から出た白黄縞。
柄も最上柄でそろいつつあり、そこそこの株なので出品したところ
会長さんのすさまじい金剛宝の株も出品されていて……残念


第21回新風会交換会

2012年09月02日 | 全国大会・展示会

本日、上野グリーンクラブにて、第21回新風会交換会が開催されました。

参加者は50人余りで、荷主は半分の25人でした。

そもそも富貴蘭の自生地が関西方面のためか、富貴蘭会はもともと関西が主流で
新風会交換会も大阪で行われることが多かったのですが
今年は春・秋ともに上野で開催されました。

関東人にとってはうれしい限りです。

少しでも盛り上げようと、4鉢ほど荷物を持っていきました。
(うち1鉢は、思いとの差が激しかったため、引きましたが・・・)

今日は何も買わず、売りに徹する予定でしたが
最後の方に大型で2本仔つきの素直な黄縞系金牡丹が・・・

複数の業者さんの声で競り上がって行く中
声が止まった頃を見計らって一声
見事競り落とすことができました。

いずれまた、紹介させていただきます。


彩と香の富貴蘭展(上野展示会) その2

2012年07月15日 | 全国大会・展示会

四国山草園さんのブースに展示されていた「飛鳳」です。

この木が大元の親木で、2年ほど前に現理事長さんが韓国で一目見てほれこんだ木です。

左右から2本ずつきれいに出て最高の株立ち、そして、葉丈や葉幅もそろって最高の作り。

しかし、韓国の作りのうまさには本当に脱帽です・・・

ここ数年で奄美白覆輪はかなりの種類が日本にも入ってきましたが
この「飛鳳」は数が少ないだけでなく、木姿・葉幅などどれをとっても一級品かと思います。


彩と香の富貴蘭展(上野展示会) その1

2012年07月14日 | 全国大会・展示会

昨日、彩と香の富貴蘭展に行ってきました。

今回はぐっと我慢して、何も購入せず。

ブログ用に写真を撮ってきましたので、行けなかった方は雰囲気だけでもどうぞ。


北斗星(奄美砂子斑)…個人的にはあまり好みではないかも。


至楽…泥根が出るのは作れるが、それでも成長はかなり遅め。でも、美しい。


奄美雪白縞…桃山錦を大型にしたような木。斑とのコントラストは抜群。


西施…端正な葉姿に青軸青根もあいまって、品のある奄美白覆輪。


薩摩三彩…覆輪タイプ。


龍泉錦覆輪…大きな覆輪はやはりすばらしい。


豆赤…ちび丸の開花は見たことがありますが、豆赤は初めて見ました。大きな薄いピンクの花です。


金牡丹…大型金牡丹の株立ち。やっぱりすばらしい。