大阪大会で話題になっていた翠華殿覆輪です。
基本的には耳摺り糸覆輪なのですが、1割(?)の確率で仔が大覆輪になるという魅力的な木です。
とある業者さんの話では、大阪大会以降、探してほしいと急に頼まれるようになったとか。
仔が当たる度に楽しめる木なので、流行りに乗って入れてみました。
大阪大会で話題になっていた翠華殿覆輪です。
基本的には耳摺り糸覆輪なのですが、1割(?)の確率で仔が大覆輪になるという魅力的な木です。
とある業者さんの話では、大阪大会以降、探してほしいと急に頼まれるようになったとか。
仔が当たる度に楽しめる木なので、流行りに乗って入れてみました。
宮崎産の大型白黄縞品種で、葉幅あり葉肉厚く、葉先は丸止めできれいに折り下げ、理想的な木姿をしています。
しかもほぼ青軸青根なところが、さらに上品さを醸し出します。
この木は下で覆輪になりかけましたが、上に来て櫛目最上柄・・・そんな木ばっかりです。
2012年1月
宮崎産の青軸青根大型白黄縞の富貴の光です。
立ち姫葉で、筬がゆるいので、見た瞬間に判別可能な品種です。
覆輪に移行すれば、日輪富貴となるわけですが、紺地最高のものはほとんどないかと。
大阪大会の競りで、すばらしい日輪富貴が出たのですが、二の足を踏みスルー・・・
下葉を4、5枚むしって痛めつけてみましたが、可愛い蘭さんのように、うまい具合に成果が出るかどうか・・・
宮崎産の大型白黄縞種で、鉢を巻き込むほどの大姫葉となる蝉時雨が覆輪に変化した木です。
天葉は萌黄に出て2枚目からしっかりと紺がのりだす後冴え覆輪で、大姫葉とあいまって非常に上品な印象を受けます。
まだまだ葉幅も間口も親木からはほど遠いので、こちらもせっせと肥料を与えています。
九州産の大型黄縞品種で、薄い泥軸青根の王妃が覆輪になったものです。
天領覆輪も葉幅ひくすばらしい木ですが、こちらも負けず劣らず葉幅ひき大きくなりそう。
大阪大会の交換会で富貴蘭讃歌さんが出されたものを競り落としました。
現状、大覆輪なので、せっせと肥料をやり、紺地も葉幅もよりよくしていきたいです。
高千穂の白縞、龍泉錦です。
この木はすでに2本も龍泉錦覆輪をうんでいるので、今後も覆輪の仔をうむ確率は高いかと・・・
親木自身も覆輪気味なので、仔にも遺伝するのでしょう。
最近は大型の奄美に注目が集まっていますが、作のかかった龍泉錦や天領などを手に取ると
高千穂産などに代表される九州山採りの木のすばらしさを再認識させられます。
割り仔 地味最上柄
2012年5月
2012年1月
高千穂の五ヶ瀬の山採りです。
葉幅広く、葉肉暑く、大型の雲龍型で、さらに青軸青根という特徴的な木です。
青軸青根の大型覆輪は天優と日輪富貴くらいしかなく
この五ヶ瀬が覆輪になったら雲龍型の木姿もあいまって見応え抜群、間違いなし。
2012年1月
割り仔
2012年1月
天領覆輪です。
天領は山採りの木としては最大級の葉幅と大きさを誇るため、その覆輪はとにかく見る者を圧倒します。
下葉にはまだ縞の部分も残り、覆輪移行の過程が見て取れます。
ここまで紺地が決まった天領覆輪は数鉢かと・・・
2012年1月
2011年10月
高千穂の黄縞、天領です。
下葉は覆輪になりかけましたが、上に来て地味最上柄・・・
そうは問屋が卸しません。
葉幅、木姿、どれをとってもすばらしい品種だと思います。
2012年1月
まだ建国殿という銘がなかった頃、八千代に中斑縞が入りルビー根を出したものを長寿楽と言ったそうです。
今では、建国殿縞に銘が代わり、そこから出た羆芸を建国殿羆と呼んでいますが
その建国殿羆も近いうちに銘が変わるとか・・・
さて、この長寿楽ですが、とにかく地の紺が非常に強く、大型の木です。
そして、何より特筆すべきはルビー根の色の濃さ。
縞はまだはっきりと浮き出ていませんが、ルビー根ばかり出ているように、よく見ると各葉にかなり縞が入っています。
No.109と同様、こちらも秋になって冴えたときが楽しみな木です。
「特級」から名付けられた、建国殿縞No.109です。
おととしは無肥料で作ったところ、建国殿羆に近い最高の柄に。
去年はいい気になって肥料をやったところ、柄が沈み、写真を撮る気にもならず・・・
今年はまた無肥料で挑戦中。結果や如何に。秋のブログをお楽しみに。
割り仔 しっかり中斑縞にルビー根
2010年11月
奄美白覆輪の飛鳳です。
泥軸泥根の大型白覆輪で、斑の部分からはルビー根が出ます。
木姿は匂威(白鯨)にそっくりですが、下葉になるにつれ黄色~クリーム色に斑色がかわってしまう匂威とは違い
下葉まで白斑が続くのが飛鳳の最大の特長。
数はほとんどなく、木の由来も今ひとつはっきりしないのですが(匂威の芽変わり説有り)
いずれにせよ、威風堂々としたすばらしい奄美白覆輪です。
2012年1月
2011年10月
奄美雪白縞の太極仙です。
葉幅広く、葉肉暑く、絹目地合いの大型の木で、地の紺と雪白縞とのコントラストが美しく、日をとるとアントシアニンをのせます。
軸元の色に特徴があり、斑の部分からは太いルビー根を伸ばすため、判別は容易な木です。
雪白縞ながら、桃山錦などと違い、全く日に焼けないのが特長で、完全に覆輪に固定した太極冠も数本存在するようです。
仔が大覆輪のため、もっとしっかりと紺がのってくれば、太極冠の株立ちも・・・などと夢見ています。
2012年1月
2010年10月