詳細を忘れないうちに、アイアンマンジャパン2006のレースリポート
まずは、使用機材・補給食 から。
1 スイム
メイストーム・オリジナルウェットスーツ(新調しました)
スピード・ノンクッションゴーグル(クリア)…長女のお古です(笑)。
ウェアはオルカの2006年モデルのトライスーツ(ランまでこれで通す)
2 バイク
フレーム・Cervelo P3 Carbon
コンポ・デュラエース
ハンドル・Vision Trimax Carbon Racing Bend
ブレーキレバー・Vision Aero Brake Lever
クランク・FSA K-Force Mega Exo(172.5mm)
ホイール・Zipp Deep Rim(フロントは404、リアは808)
タイヤ・Vittoria CORSA EVO CX
ヘルメット・Giro(ジロ) アドバンテージ
シューズ・SIDI Ergo 1 Carbon
その他・X-lab Flat Wing、Nori-Bukuro
3 ラン
シューズ・アシックス スカイセンサーT3
キャップ・Heads Sweat バンダナキャップ
4 補給食
Nori-Bukuro に大福餅3個と梅干2個(フィルムケース入り)。
バイクボトルにカーボショッツ10本+水。
エイドでバナナは何回か受け取りました。
という感じです。補給食は去年のハワイよりちょっと少なめ。
さて、本題に入ります。
スイムパート
レース当日は午前3時に起床。夜は8時半過ぎに寝たので、すっきり目覚めました。朝食はおにぎり2個、バナナ2本、魚肉ソーセージ1本、大福餅1個、エネルギーゼリー飲料1本、あとは、腹痛防止の正露丸(これが重要。前日の夕食後にも飲んでます。)。3時40分くらいには食事を終えて、4時30分にホテルを出発
富江に到着後、ボディナンバーリングを済ませ、トランジッションエリアに入って、バイクのタイヤの空気圧を9気圧に上げ(雨降らないと思ったので)、上記の補給食をセット。結構時間が余ったので、レースに向けての集中力を高めていました
いつものように、6時30分のスイムチェック開始直後に速攻でスイムエリアに飛び出し、早速泳ぎ始めましたが、水温が低く、長くやってもカラダが冷えるだけって感じがしたので、少なめにしときました
エリートのスタートの2分後にスタートなんですが、ドンドン前に出て行くヤツがいたので、「あんた、前に出すぎだよ」と注意しました。マナー違反はいけません。ま、そんなせこいヤツには最終的には負けませんがね。いつものように最前列からスタートしましたが、多少バトルはきつめ。1周目の往路は腕が重く、調子が出ませんでした 沖に出ると多少のうねりがあって、泳ぎにくかったです。なんか、リズムに乗れないまま、これまでのアイアンマンジャパンでの最悪タイム・最悪順位でスイム終了(1時間00分22秒・26位) どうも、ウェットスーツを着た泳ぎに慣れていなかった(カラダ(特に脚)が浮きすぎてバランスが崩れていました)感じです。もっと、プールでウェット着用のスイム練習をしとけばよかったと、反省しています
バイクバッグを受け取って、ヘルメットを着用して、サングラスをつけようとしたら、愛用のオークレーのレンズがポロリ…。付け直したりしたせいで、多少時間を食いました。バイクのところに行くと、僕より1秒後にスイムアップした濱野選手が、もうバイクを引いて行くところでした。トランジッションがへたくそでした。これまた、反省です
バイクパート
バイクに乗り始めると、弱い雨が降ったりやんだりで、路面がウェットな状態でした。空気圧が高いので、カーブは慎重にいきました。バイクの調子は悪くなかったですね。外人や篠崎選手など、めちゃ飛ばして行ってる人たちを除けば、基本的には抜かれることもなく、順調に進んでいけました。最初の中央公園への往復では、2分の時間差を考えると、上位陣ともそれほど大幅に離れていない感じ。折り返ししてすぐに大橋さんとかとすれ違ったので、気合を入れなおしました
福江市街を過ぎると、山岳地帯へと進みます。途中で蛯澤くんを抜かしました。いつもの切れがない様子。この辺は、なんか人がまばらで本当にレースをやってんのかっていう雰囲気でした。その後、二本楠を左折して最初の本格的上りになります。地図上では一番きついはずなんだけど、案外楽です。スイスイ上って、快適に下ると、玉之浦の折り返しです。上位のプロ達が帰ってくるのを横目にペダルを踏み込みます。いつもより重いギアを踏み込むことができ、今日は調子は悪くないなと感じました。
折り返し区間を終えた後、荒川まではアップダウンが続きますが、ここもず~っと一人旅。なお、合計3回上る3kmの上りは追い風で楽チンでした(下りは70kmを軽くオーバーで気持ちよかったです。)。
周回道路に入っても、競り合う相手がいません。でも、自分なりにいいペースではいけていると感じていました。岐宿を左折し三井楽のあたりになると風が強まってきたものの、極端に速度を落とすこともなく走りきることができました。高浜海水浴場のあたりにある二つの上りも、例年よりも短く感じたので、調子がよいことを確信しました。
2周目に入ってしばらくすると、135km地点で飯田くんをとらえました。あまり調子がよくない様子。3度目の3kmの上りを過ぎて、二本楠を直進、ここからが最後の上りです。これが例年はすごくつらいのですが、今年はそれほどではありませんでした。
タイムは、5時間27分46秒でした(バイクラップ26位)。
ランパート
ランニングに入ると、バイクで抜いて行った静岡の中川選手と一緒になりましたが、すぐに追い抜くことができました。空港の折り返しに上ると、濱野選手ら上位選手とすれ違い、この時点でエージ4位であることを薄々把握しました(汗)。
走り始めは脚も軽く、「バイクのダメージはないかも♪♪」と思っていたのですが、1周目の後半になると、脚が重くなってきました。時をあわせるように、大阪の福田選手が追い着いてきて、引き離されました。ちょっと、精神的に参りそうになりましたが、我慢して走っていると、福田選手のスピードが緩んでいて、近づいてきました。なんとか元気を回復して抜き去って、とにかく粘っていきました。脚はかなり限界にきていましたが…。
でも、忘れたころに、後ろからすごい息づかいが…福田選手が復活してきました(笑)。一気に抜かれてしまい、とてもついていく元気が起きませんでした。そうこうするうち、だいぶ福江の市街が近づいてきました。「こりゃこのまま抜かれずにいけるかな…というか、抜かれたくないぃ~」と思っていたら、人生それほど甘くなく、35kmあたりだったと思いますが、鈴鹿選手に抜かれました。これまたすごい勢いで、とてもついていけず。あ~これでエージ5位じゃ まずい
その後は「Dの選手来るな~」と祈りながら走りました(笑)。肉体的にも精神的にも異常なほどきつかったです。最後の上りをクリアして、福江の市街に入り、武家屋敷に入る分岐を直進すると、周回遅れがいなくなるので、後ろが気になります。朝に富江行きのバスに乗ったあたりで、佐藤選手とかも後ろにいるし~と思いながら、後ろを振り返ってみると、誰もいません。一気に安堵感がやってきました。でも、不思議なもので、安心すると、カラダがすっと楽になって、ペースが上がりました。しっかりとした足取りで城跡に突入 フィニッシュ~ 総合タイムは、9時間50分18秒、順位は25位でした
ちなみに、ランラップは、3時間22分10秒(ランラップ39位)。冬の間に走りこんで、自信を持ってのぞんだわりには不発でした。まだまだ修行が足りないのかな~
実は9時間40分台(あわよくば30分台)を目標にしていたので、タイム自体は満足のいくものではありませんが、バイクの強風を考えれば、まずまずのタイムだったと思います。また、ランの苦しさに耐え切ったことで、達成感はかなりありました。なにより、アイアンマンハワイの出場権を獲得できたのですから、全体としては、満足しなければいけない結果だと思っています
さて、これからはハワイに向けた準備の計画を立てなくては。いいレースをしますよ バイクは去年より格段にいい走りができるような気がしています。見ててください
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