城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

バラの準備ーつるバラの剪定と誘引 21.1.12

2021-01-12 19:21:15 | バラ、クレマチス等
 つるバラが一本でも庭にあると、春5月にはその豪華な咲き振りを楽しむことができる。そのつるバラの剪定と誘引を他のバラに先駆けて行う。というのはつるバラはアーチなどに絡ませているため、今の時期だとアーチから大きくはみ出して、昨年6月以降に伸びた枝が我が物顔で直立している。このままだと、花が少なくなってしまう。すなわち、水平から約55度の傾斜にところに花は多く咲き、それ以上になると花は少なくなる。

 5月のつるバラ アンクルウォルター このアーチには両方から2本のつるバラ

 剪定前(1月11日)のアンクルウォルター

 まず伸びきった枝の剪定を行う。昨年の5月に咲いた枝は花後に枝元3cmを残して剪定してある。6月以後に長く伸びた枝の先端30cmを剪定する。そして、昨年シュート(株元近くから6月以降に伸びた太い枝、伸び始めは赤い色をしている)が出ていたなら、木化した古い枝を株元から切る。この繰り返しにより、株の更新ができる。このしくみは他のバラでも同じである。そのためにはきちんとした施肥をしなければならない。ただし、品種によってはほとんどシュートが出ないものがある(この場合どうしたら良いのかおじさんにもわからない。いずれは枯れる。)剪定が終わったら、後はアーチにくくりつける。ガイドブックには交互にアーチにくくりつけると書いてあるが、無理にやろうとすると折れてしまうので難しい。

 剪定、誘引後


  今日はまだ雪が予想されるので、つるバラ以外については折れないように上の方、細い枝を中心に切り落とした

 一時期鉢のバラは10以上あったが、今は5鉢しかない。しかも、そのうち3鉢は昨年買ったバラ
 鉢の管理に少し自信をなくしている

 つるバラ以外の剪定は1月下旬から2月上旬に行う。これにあわせて、硫黄石灰剤による薬剤散布と元肥を施す。硫黄石灰剤は今小口で売られていないのが悩ましい。おじさんは18L入を買ったが、生きているうちに使い切れない。肥料もいろいろなところから買ってみたが、試してみて最も良い結果だったのは、鳥取県の清水園芸店の有機肥料「ローズサポーター」20kg(送料込みで5900円)、地植えのバラが沢山あるならこの肥料が最もコストパフォーマンスが良い。おじさんの場合(地植え20本)で1年と少しもつ。シュートが良く出てくれる。ただし、鉢植えとなるとあまり良い結果は出ていない。

 最後に1月9日に百々ヶ峰に登ったときMさんとの会話を紹介する。彼女によると、11月にバラを剪定し、完熟牛糞を施したと。剪定の時期が早すぎるのが第一点、そして牛糞は肥料にはならない(肥料にならないから早い剪定にもかかわらず、害が出ていないのだと考えることができる)。バラの活動期3月~11月頃までは花が咲いたら五枚葉を一つつけて剪定する。ただし、秋前の剪定はもう少し深くする。浅いとすぐに花がさいてしまう。12月~2月はバラの休眠期であり、この時期なら深く剪定したり、植え替え(根鉢を崩さなければ盛夏を除き植え替えは可能)したりできる。そして牛糞、微量の肥料分(窒素、リン、カリ等)はあるが、茎を育てる、花を咲かすことにおいては全く足りない。牛糞はおじさんも頻繁に使うが、あくまでも土壌改良のための有機成分の補給として使う。バラの上には土の跳ね返りを防ぐ(すなわち黒点病予防)ために牛糞を置く。

 クリスマスローズは、一部につぼみが見えているが、まだ咲きだしたものはない。この花は普通の花とは逆のサイクル(元が地中海気候、夏に雨が少なく、冬に雨が多いに適応。典型的なものがシクラメン)で活動期が9月~3月、休眠期が4月~8月となる。ただし、クリスマスローズは休眠期に植え替えはしない。推奨は9月となる。この花は肥料大好きで、毎月油かすを施肥する。庭に植えたクリスマスローズはあまり肥料を与えなくても育つが、多くの花が欲しいなら毎月施肥したほうが良い。もうしばらくするとクリスマスローズが咲きましたという便りを書くことができる。

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