城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

40年ぶりに左門岳に登る 20.12.1

2020-12-01 17:11:31 | 山登り
 左門岳はおじさんにとって苦い思い出のある山である。その詳細は「青春プレイバック・番外編20.8.6」に書いた。当時始まっていた奥美濃水力発電所の工事だったが、当然のことながら随分前に完工(夜間海岸沿いの火力発電所の電力を使い下ダム湖から上ダム湖に揚水する。昼間はその逆に上から下に送り発電する。その電力を都市の企業や工場などに送る。高度成長時代の面影ともいうべき施設だと思うし、果たして使われているのだろうかとも思う。原発が稼働できない中でこのダムが使われているという記事をどっかで読んだことがあるが。上ダムはドウの天井に登った時見た。)している。この山は1981年11月に登っているので、今回はおよそ40年ぶりとなる。今日は男性5人、女性2人久しぶりに参加者の多い山行となった。

上ダム湖 川浦ダム まさに山の上にあるダム

 下ダム湖 上大須ダム 水がこの二つのダム湖を行ったり来たりしている

 下ダム湖の右岸(ここも通行止めの柵がしてあったが、自己責任ということで車を進めた。左岸も通行止め。)、随分石が落ちていたが、行き止まりまで進み駐車し、ここから歩き出した。

 駐車地・登山口 8:30 
林道をしばらく進むと荷揚げ用のモノレールの残骸が現れた。そしてすぐ先に私たちをつぶらな目?でじっと見つめる若いカモシカに遭遇した。今日の幸運を先取りするような出来事であった。

 カモシカは鹿のように人を見ても逃げない じっとこちらを見つめていることが多い

林道とは名ばかりであちこち陥没し、そのたびに赤布や青布に導かれて細い道を進む。何回か沢を右に左に渡る。やがて沢が二股になっており、ここは左の沢沿いに登っていく。

 沢の分岐 8:53

やがて朽ちたヘルメットが二つ、そのすぐ先が尾根への取付き点となっており、缶ビールが立てられた棒の先にあった。

 ヘルメットが二つ 9:31

 ここから尾根に取付く 9:37

 ここから山頂までは約400mの標高差。最初は崩れやすい石ころの道、すぐに枝や木の幹につかまりながらの急登の道が始まる。道は意外と明瞭であり、赤布、青布も付けてある。急登が終わるとなだらかな道となり、左の方に目をやると木々の間から冠雪した能郷白山が見えてくる。さらに登ると11月12日に登った山頂付近が少し雪をかぶった屏風山が見えてくる。左門岳(1223.5m)と屏風山(1354.1m)は130mの違い、さらに屏風山は県境にあり、雪が多いのかと解釈した。登るにつれ、背の高い笹藪となり、ブルーシートの先に三角点のある山頂に到着した。山頂からは木々や笹が邪魔して、クリアーな展望を望むことはできなかった。しかし、今回初めてこの山に登った同行の女性たちKさん、Mさんはまだ登頂の興奮冷めやらずといったところだった。

 左門岳山頂 三等三角点点名「左門岳」

 屏風山

 ドウの天井方面

 山頂付近は雪は溶けていたものの落ち葉はぐっしょり濡れているし、風もあって寒い。昼食場所を求めて、来た道を下り、日が当たり、風が当たらない所まで下った。昼食後、尾根道をスリップしないように下ったが、何度も尻をつきそうになる。しかし、意外に早く取付きに到着し、登山口の少し手前では再びカモシカに出会った。

コースタイム 登山口8:30→尾根取付き9:37→山頂10:40→直下で昼食11:05~11:35→登山口13:00

コメント
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