出エジプト記の紹介：「また外人居留者を虐げてはならない」

　神エホバは偽りの言葉から遠く離れているように、わいろを受け取ってはならない、と律法で規定されました。次いで神エホバは外人居留者を虐げてはならない、と次のように命じられました。

　「また、外人居留者を虐げてはならない。あなた方自身、、外人居留者の魂（命）を知っており、エジプトの地で外人居留者となったからである」（出エジプト記２３：９）。

　神エホバは、明確に外人居留者を虐げてはならない、と律法を与えて、不公正な扱いをしてはならないことを教えられました。イスラエルの民はエジプトの地で外人居留者として暮らし、奴隷として働かされた苦しみを経験して来ました。そのような経験をして来たゆえに、外人居留者を虐げてはならない、と命じることによって、愛と公正を持って接するように促しました。イスラエルの民はエホバの教えを学び、守り行うことによって高い道徳律を持った国民に成長することができたに違いありません。このように神エホバの比類のない特質の愛や公正は、外国人に対しても同じように律法を適用する必要があることを教えています。翻ってこんにちは如何でしょうか。外国人に対して自国の法律を同じように適用し、公正な扱いが行われているでしょうか。神エホバの教えを熟考することは大きな益を得ることになります。

　　　　　　　　　黄葉の　銀杏散りゆく　朝の雨　今日の一句

　　　　　　　　　　　　宇和島市の道の駅「きさいや広場のみかん売場」