聖書の「ダニエル書」には、ダニエルが神エホバの霊感を受け、ネブカドネザル王が見た「途方もなく大きな像」の夢の解き明かしをしますが(ダニエル2:31)、それは、世界強国の興亡を解き明かすものでした。その世界強国の最後は英米世界強国でこの事物の体制は神の王国に取って代わることが預言されています。しかも、英米世界強国の終わりの時は「鉄と粘土」で表わされ、政治、経済が強固に結合することなく分裂・分離することを預言しています。鉄・強い者と粘土・弱い者が一体になることないのと同じように、協力をすることがない世界情勢になり、英米世界強国で、この事物の体制が終結することが預言をされているのです。ダニエル書に次のように記されています。
「その像(途方もなく大きな像)は、頭は良質の金、胸と腕とは銀、腹と股とは銅、脚部は鉄、足は一部は鉄、一部は成形した粘土でした。あなた(ネブカドネザル王)はずっと見ておられましたが、、ついに一つの石(石は神の王国)が人手によらずに切り出され、その像の鉄と成形した粘土でできた足のところを打って、これを砕きました。その時、鉄も成形した粘土も銅も銀も金も皆ともに砕けて、夏の脱穀場から出たもみがらのようになり、風がそれを運び去って、その跡形も見えなくなりました。そして、像を打ったその石(神の王国)は、大きな山となって全地に満ちました」(ダニエル2:32~35)。
ダニエルはネブカドネザル王が見た「途方もなく大きな像」の金の頭の部分は、ネブカドネザル王の「バビロニア」、次にバビロニアより劣った銀で表わされた王国(メディア・ペルシャ)、三番目に銅で表わされた王国(ギリシャ)、四番目は鉄で表わされた王国(ローマ)、最後に足と指の部分は鉄と成形した粘土の王国(英米世界強国)であることが明らかになりました(ダニエル2:39~42)。この事を絵にし、下に示す写真をご参照願います。更に、英米世界強国の終わりの部分・足と指の部分が鉄と一部が成型した粘土で出来ていることは、「鉄が成型した粘土と混じり合っていないのと同じように、それらも、それ(鉄)とこれ(粘土)とが固く付くことがない」と述べている通り、政治的、経済的、人心が分離・分裂した世界情勢を表わしています(ダニエル2:42,43)。
現在の世界情勢は、英国のEU離脱、米国のトランプ大統領の就任によって、一層預言されている通りに、米国内、世界情勢は「鉄と粘土」で比喩的に表現されていた通り、分裂・分離が顕著になっています。
引き続き、ダニエルの預言は、英米世界歌謡国の終わりの事物の体制の諸国家の日に神の王国が、その事物の体制を打ち砕き、その神の王国は永遠に至るまで続くことが予告しています(ダニエル2:44.ペテロ第二3:10~13.啓示18章~19章も参照)。これは「後に起きる事柄を、大いなる神(エホバ)ご自身が王(ネブカドネザル)にお知らせになった」と、記されています(ダニエル2:45)。このようにダニエルを通して世界強国の興亡を明かにし、英米世界強国で終りに至ることが預言されているのです。預言されていた通り世界強国の興亡があり、そのことは確証されています。神エホバの預言の言葉に注意深くあり、イエスの教えられた通り、用意の出来ていることを示す人たちは幸いです(マタイ24:44)。
ダニエルの預言を分かりやすく絵で表現したものです。
いちじくの 裂けて知らせる 甘さかな 今日の一句
道の駅の花壇の「日々草」
こんにちは♪
以前に紹介しました記事をお読みくださり、真にありがとうございます。
ダニエルの預言の言葉は大変興味深いです。
ダニエルの預言の言葉が成就する日を見たいと願っています。
感謝を添えて♪