ご承知の通りに、普通、人は平和を好み、熱心に働き、正直であり、親切な人でいたいと思うのではないでしょうか。それにも関わらず、どうして暴力や詐欺や不正な商取引や不公正や戦争やテロなどの残酷なことが次々と生じるのでしょうか。ぞっとするようなニュース映像は珍しくありません。一体何者が人々に悪いことを行わせているのでしょうか。聖書には次のように記されています。
「・・・全世界が邪悪な者の配下にあることを知っています」(ヨハネ第一5:19)。全世界を配下にしている邪悪な者とは誰のことでしょうか。邪悪な者とは人間の目では見ることの出来な実在の全地で人々を惑わしている悪魔サタンのことです(啓示12:9)。全世界を支配しているのは悪魔サタンであることを、聖書は教えていますが、この情報を真剣に受け止める方々は幸いです。悪が次々と生じるのはなぜかの答えを知ることが出来、どのように備えをすればが分かるからです。聖書は悪魔サタンの策略に打ち勝つために、神エホバからの完全にそろった武具で身を守るように教えています。神からの完全にそろった武具とは、「真理を帯として腰に巻き、義の胸当てを着け、平和の良いたよりの装備を足にはき・・・信仰の大盾を取り、・・・救いのかぶと、それに霊の剣(神の言葉)を受け取とり」、終始祈願し、霊的に目覚めていることです(エフェソス6:11~18)。
神エホバは人間を、悪を行う傾向を持つ者として創造されたのではありません。神エホバは人間を「神の像(かたち)」に創造されました(創世記1:26,27)。つまり人間は、神エホバの持たれる優れた特質の愛や公正(義)や知恵や力を丁度映像を映し出すように反映することが出来るのです。またそのようにすることを願うものとして創造されているのです。神エホバはさらに、人に自由意思をも与えてくださいました。私たち人間の最初の二親アダムとエバは、神エホバの教えを離れ、悪魔サタンの唆しを選び、神エホバの教えに倣おうとはせず、不完全になりました(創世記3:1~6.啓示12:9)。アダムの子孫である私たち人類は不完全さを受け継ぎました(ローマ5:12)。偉大な創造者エホバは愛と公正ですが、私たち人間は罪を犯す傾向を受け継いでいるのです(申命記32:4,5.ヨハネ第一4:8)。そのため、神エホバからの完全にそろった武具を装備する必要があるのですが、そうしない人々は悪魔サタンの策略によって悪を行います。
「参考資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行、「ものみの塔」誌、2015年7月1日号、16P.
炎天の 拘置所人の 影もなし 今日の一句
庭に咲いている「イチゴミルク」
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