モーセはイスラエルの子らが子牛の鋳物の像の偶像礼拝を行い、興じたことに対して、イスラエルの民の罪を容赦してくださらないなら、「どうかわたしを、あなたのお書きになった書からぬぐい去ってください」と懇願しました。しかし、エホバは罪を犯した者を自分の書の中からぬぐい去ると言明し、災厄を下されなした(出エジプト記32:25~35)。次に神エホバはモーセに約束通り、カナンの地の「乳と蜜の流れる地へと向かいなさい」と指示された内容が次のように記されています。
「そしてエホバはモーセにさらにこう言われた。「さあ、ここから下って行きなさい。あなたも、あなたがエジプトの地から導き上った民の、わたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓った、「あなたの胤に与えると言ったその土地へ。そしてわたしはあなたに先だって使いを送り、カナン人、アモリ人、ヒッタイト人とぺリジ人、ヒビ人とエブス人を追い立てる。乳と蜜の流れる地へと向かいなさい。わたしはあなたのうちにあって上って行くことはしないであろう。あなた(イスラエルの民)はうなじのこわい民だからであり、わたしが途中であなたを滅ぼし絶やすことのないためである。
この厳しい言葉を聞いて、民は嘆き悲しむようになった。そして、だれひとり飾りを身に着けなかった。するとエホバはさらにモーセに言われた、「イスラエルの子らにこう言いなさい。「あなた方はうなじのこわい民である。わたしは一瞬にしてあなたのただ中に上り行き、あなたをまさに滅ぼし絶やすこともできるであろう。それで今、あなたの飾りを身から外しなさい。わたしは、自分があなたに何を行うことになるかを知りたいからである」」。こうしてイスラエルの子らは、ホレブ山のとき以後飾りを身から取り去るようになった」(出エジプト記33:1~6)。
神エホバは、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われていた通りに、モーセに対しカナンの地の「乳と蜜の流れる地へと向かいなさい」と指示されました。カナンの地(今のイスラエル)は、とても肥沃な土地でした。神エホバは、ご自分の約束を履行することを明らかにされました。それにしても、カナンの地に住む、カナン人、アモリ人、ヒッタイト人とぺリジ人、ヒビ人とエブス人を追い立てる、と言われたのでしょうか。当時カナンの地に住むこれらの人々は、人間の作った神々、つまり偶像を崇拝し、性の不道徳が蔓延していました。ですから、神はそのような人々に代わって、ご自分の取り分けた民を、その豊かな土地に導き入れることの約束を履行されます。
次いで、再び神エホバはイスラエルの民はうなじのこわい民であることを明らかにし、一瞬にしてそのような民を滅ぼし絶やすこともできることを警告されました。それで、それまでイスラエルの民が身に着けて飾っていた金の装飾品を外すように命じられました。そのため、イスラエルの民はそれらの装飾品を身から外し、それ以後飾りを身に付けることをしないようになりました。
一段と 高き鳴き声 モズの来る 今日の一句
菊の愛好家の鉢植えの「菊」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます