聖書には、神エホバの天使が現れギデオンに、「私(エホバ)はあなたと共にいるので、あなたは1人の人を討つかのようにミディアンを討ちます」と伝えたことが記されていました。さて、ギデオンはどのように対応するでしょうか。聖書には次のように記されています。
「ギデオンは言った。「もし今私があなた(エホバ)の好意を得ているのでしたら、私と話しているのがあなただというしるしを見せてください。私が捧げ物を持って戻り、あなたの前に置くまで、どうかここにいてください」。天使は言った。「あなたが戻ってくるまでここにいます」。ギデオンは行って、子ヤギを一匹用意し、麦粉22リットルで無酵母パンを作った。肉は籠に、煮汁は鍋に入れて持っていき、大木の下にいる天使に出した。
真の神の天使は言った。「肉と無酵母パンをその大岩の上に置き、煮汁を注ぎなさい」。ギデオンはその通りにした。エホバのお天使は、持っていたつえの先を肉と無酵母パンに当てた。すると、その岩から火が上がって肉と無酵母パンを焼き尽くし、エホバの天使は目の前から消えた。ギデオンは、それがエホバの天使だったことを悟った。
直ちにギデオンは言った。「ああ、主権者であるエホバ、私はエホバの天使を面と向かって見てしまいました」。しかし、エホバは言った。「安心しなさい。恐れなくてよい。あなたは死ぬことはない」。ギデオンはそこにエホバのための祭壇を作った。それは今日までエホバ・シャロムと呼ばれており、アビ・エゼルの子孫の町オフラにある。」(裁き人6:17~24)。
上の聖句に記されている通り、ギデオンは神エホバのみ使いを慎重に、真の神エホバの遣いであるかどうかを試し、しるしを求めました。その時、ギデオンは麦粉22リットルを用意し無酵母パンを作っています。ギデオンはとても寛大な心の持ち主だったことが分かります。天使は用意された無酵母パンを岩の上に置き、その無酵母パンに鍋の煮汁を注ぐように指示すると、ギデオンはその通り行い、従順を表しています。無酵母パンは火によって焼き尽くされ、そこでギデオンはエホバからの天使であったことを悟っています。この記録から、ギデオンのように道理に合った慎重な行動を取ることを神エホバは私たち人間に望んでおられることを理解することができます。
次に神エホバがギデオンに言った言葉が記されていますので、次回にお伝え致します。
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美しや 夕陽を浴びし ヒぺリクㇺ 今日の一句
庭の鉢植えの「ルリマツリ」