私が千葉県に在住していた30年以上も前の思い出に
残っている「タイ」おばあちゃんのことを少し
紹介致します。
私たちが初めて「タイ」おばあちゃんにお目にかかったのは、
「タイ」おばあちゃんが88歳の時でした。私と妻で土曜日の
午前10頃に奉仕でお伺いし、お話をするようになりました。
「タイ」おばあちゃんは、戦後の食糧難の時代、暗いうちの
朝の一番電車に乗って農作物やお米をしょって上野まで運び、
その品物を売り、売ったお金で、今度は住んでいる地域の
必要品を上野で仕入れ、担いで帰り、地域の人々に売りさばき
生計を立てて来たそうです。
「タイ」おばあちゃんは、苦難や試練を経験されましたが、
若々しく快活で、とても心が優しく義に
かなった方で、かつ聡明な方でした。
お勧めするとすぐに聖書レッスンに応じてくださり、
毎週土曜日の午前10時にお訪ねすると、玄関を出て
待っていてくださり、お亡くなりになる91歳まで
楽しい聖書レッスンが出来たのです。
いつも「このような大切な教えを皆が学べばよいのにね」と
満ち足りた笑顔で話してくださったことを今も
忘れることが出来ません。
きっと愛と公正(義)と知恵と力と命の源の神エホバは
「タイ」おばあちゃんのことを覚えてくださり、地上が
楽園に回復され、復活が始まると早い段階に復活させていただき
再びお目に抱える日を楽しみにしています。
「タイ」おばあちゃん、ありがとうございました。私たちは
郷里に帰り今も元気に過ごしています。
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幾十年 春は巡れど 続く愛 今日の一句
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