小沢健二の父である小澤俊夫氏の小澤 昔ばなし研究所
編集による季刊誌「子どもと昔話」に小沢健二の小説の連載がスタートしました。
タイトルは「うさぎ!」
以前、月刊角川で山田太一氏との対談で、「小沢くん、小説書いたら?」とか、柴田先生との対談でゴリゴリの英米文学マニアッぷりを発揮して以来「ボチボチ書くんじゃないか?」と思わせる節々がありましたが、結局オリーブのドゥーワチャ以来執筆はしていなかった様子。
で、遂にの小説です。
もちろん買いました。書店に行く時間がなかったので、直接取り寄せました。ついでに定期購読も申し込んでみました。
本日、昼ご飯を買い帰ってきたところ届いていました。早速読みます。休日の午後に届く当たりがニクイです。
たった11ページの文章。
これは童話なのか全く分かりません。
なかなか句点のない文章ではなく、言い切るときはもの凄く暴力的に切り出す。超が付くほどの勧善懲悪っぷり。取り上げるサンプルがあほらしいほどの卑近さ。橋本治の「ああでもなくこうでもなく」の様なとりとめのない感覚。
まだまだ序盤も序盤なので物語の設定だけを切り出している様子。これが続くのではないかとも思わせるのですが、ソレはソレでよいです。続きを読ませてください。
「やっぱりやめた」は、もう無しで。
いまだに小沢健二のファーストアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」のライナーノーツを読み返します。
この気分をまだ持ち続けているんだろうな、ということを連載第一回を読んでみて思いました。
楽しみなのですよ。
続きは2ヶ月後。
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おひさしぶりです。もちろん覚えてますよ!
「うさぎ!」なかなか良い話っぽいですよ。まだまだ導入部なのですが、期待させてくれます。
近所の本屋を探し回るのも乙ですが、取り寄せがオススメです。意外と迅速でしたよ。一週間以内で届きました。
宮沢賢治、そういえばそうですね。
世の中を無視した全力のファンタジー感は似通っている感じがしますね。