悪魔のいけにえ
1974
Tobe Hooper (トビー・フーパー)
ホラーの金字塔とも言える本作。
権利関係のゴタゴタで1997年に発売されたDVDが廃盤となり相当なプレミア価格が付いてしまい、生半可なホラーファンには手が出ない作品となってしまいましたが、2007年遂に再発。
衝撃の無説明、驚愕の緊張感、みなぎるスピード感、そして笑い。
果たして笑いがフーバー監督の意図かは分かりませんが。現代の感覚で観てしまうと相当笑えてしまいます。
B級の殿堂たる理由ですね。
レザー・フェイスが後のホラー作品に与えた影響ははかりしれません。
感情移入を許さない展開。
89分の総尺の9割が虐殺関連シーン。
心理描写無し。
素晴らしいストイックさです。
虐殺に至る思考を持つ人間のズレた感覚が映像になっています。とはいうものの、私がその感覚を持っていないので真贋定かではありませんが。
登場人物全ての行動が普通じゃない。
普通な行動って何だっけ?と思うほどの気狂いっぷり。
原題が「The Texas Chainsaw Massacre 」という邦題とはかけ離れたモノ。
ちなみに、エキサイト翻訳で「The Texas Chainsaw Massacre 」を訳してみたら「悪魔のいけにえ」という訳になりました。センス良いです。
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クルーの狂気がフィルムに焼き付いてる。
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」にも共通してる。
「死霊のはらわた」を筆頭としたスプラッター系とは全く別物ということを確認できました。