notation




ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss ll)のバカ有名な曲。
映画「2001年宇宙の旅」では冒頭のシャトルがステーションに到着するシーン、ポッドで月面に着陸するシーン、エンディングで使用されています。
実現してもいない雄大な景色にこのワルツが乗っかって素晴らしい空気を出しています。

今週末、とにかくこの曲の一番好きなバージョンを捜して1日で「美しく青きドナウ」が収録されたCDを3枚購入。
まず、今年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでMariss Jansonsが振ったヤツ。
HMVの5階で「一番ポピュラーなのください」で出てきたのがこれでした。対応してくれたお兄ちゃんがやたらと親身にこちらの好みを聴いてくるのですが、こちとらクラシックなんて殆ど聴かない身。で、「2001年に入っているバージョンのをくれ」と言えば今度はその映画を知らない。共通言語がなかったために上手く疎通ができなかった様です。
聴いてみて、あまりに優しい展開にちょっと違うな、と。なんか、エッジが効いてない。
でも「フィガロの結婚」が入っていたのはラッキー。この人のタクトはなだらかな気がする。
余談ですが、2002年のウィーン・フィルでは小澤征爾が振っています。

で、もう一枚。Fritz Renerがシカゴ交響楽団を振った「Vienna」という直球なタイトルのアルバム。1957年録音。
これは多分王道なんだと思います。並んでいるCDで一番古いのをだったのですが、欲しいのはこれじゃない

結局「2001年宇宙の旅」のサントラのバージョンがやっぱり一番好きです。
最初からこれ買っておけば良かったんですね。
調べてみたらこちらはベルリン・フィルをカラヤンが振ったバージョンだそうです。
やたらとアップダウンが激しい。やたらとエネルギッシュ。好き。
小澤征爾がベルリンでカラヤンに師事していたということもあるので、今度2002年のニューイヤーコンサートのCD買ってみます。ニューイヤーコンサートでは必ず最後に「美しく青きドナウ」演奏されているそうです。
幕開け感、アッパーな感じが新年丸出しです。
このサントラの音源、1968年に映画が公開されているからもちろんその近辺に録音されているでしょうね。音がやたらと良い。ハイ・ファイサウンド。デジタルリマスタリングって凄いですね。
ほとんどiPodで聴いているので台無しですが。

ラジオや街頭で似非ロックばかり聴くくらいなら、音量マックスのiPodでこっち。

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