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iPhoneのバッテリー交換を検討している方へ。

2018年10月14日 22時45分00秒 | Apple(Mac iPhone etc...)
昨年末、Apple が、バッテリーが消耗した iPhone について、予期せず電源が落ちる現象を避けるためにパフォーマンスを下げるようになっていたことをユーザーに告知していなかったとして謝罪したことに伴う「お客様の懸念への対応」に関して、

★謝罪文と「お客様の懸念への対応」の内容

この「お客様の懸念への対応」が、ご存知の方も多いですが今年いっぱいで終了します。

今年も10月半ばを迎え、そろそろ駆け込みでやってもらおうと思っている方も多いと思います。
そこで、そういう方へ具体的な準備方法や修理を受けるおおまかな流れ、関連する情報をお伝えしたいと思います。


●「お客様の懸念への対応」の正しい内容
2月ぐらいだったか、某有名 IT 系情報サイトで「無償バッテリー交換プログラム」と誤解されかねないタイトルで今回の対応内容が紹介されていたので、情報を整理しておきます。

まず、バッテリー交換修理してもらおうとしている iPhone 本体のメーカー保証期間が切れている場合は必ず料金が発生します。(3200円。税込で3456円。今年末までの価格。)
そして、対象になっているのは、iPhone 6 以降のモデルと iPhone SE です。


●そのうえで、準備として、
(イ)データのバックアップの取得を済ませる。
バッテリーの交換修理でも iPhone の中のデータは消える可能性はあります。
もともと修理作業中はどのような内容の作業でも予期せず消える可能性があるのと、iPhone の状態によっては消去しないといけない可能性(作業をしてみないとわからない)があるそうです。
データのバックアップは普段からやっておいて損はないです。そもそもデータやそのバックアップの管理は使っている人自身の自己責任になりますし、またそうでないとできません。面倒だからやらないのでは、後で思わぬ痛い目に遭います。
でも、いざやるとなるとわからない方も多いでしょう。
Apple では iPhone のデータのバックアップについて2つの方法(Appleサポート:0120-277-535 へ電話をすると教えてくれるそうです。)を用意しているのと、汎用メーカーや携帯電話会社などが用意しているそれ以外の方法でバックアップを取ることも可能です。
いずれにしても、個人情報保護の観点から何らかの方法で自力でバックアップを取ることが必須だそうです。

(ロ)「 iPhone を探す」をオフにできるようにしておく。
具体的には、設定→自分の名前→ iCloud → iPhone を探す→オフにする( Apple ID のパスワードを入力)
実際にオフにするのはバッテリー交換修理する直前でいいそうです。

(ハ)ジーニアスバー、もしくは Apple 正規サービスプロバイダ(メーカー正規修理代理店)の予約を取る。
具体的には、「 Apple サポート」アプリ、「 Apple サポート」サイトの予約ページなどから。
現在、基本的に正規修理店はほぼ予約制だそうで、このバッテリー交換修理の対応の多さで、どこも予約が取りにくい状況になっているそうですが、常に予約時間枠は流動的に空いたり埋まったりするそうなので、気長に何度もやってみないといけないそうです。
どうしても、行きたい正規修理店の予約が取れない場合、直接、その正規修理店に電話をしてみて、当日受付があるのか?ないのか?あるのであれば、どのような案内になるか確認してみてください。(このあたりの対応はお店によって違うようです。)


●さて、準備もでき、予約の日時に正規修理店に来店、受付カウンターに案内されたとします。
基本スタッフさんに任せて入ればいいですが、いろいろ案内・説明してくれるので、ちゃんと聞いて質問に答えてください。わからないことは随時気軽に聞けば答えてくれます。
作業前に、バッテリーの状態を含めた iPhone 全体の診断を実施されます。手続き上必要だそうです。

※またこの診断の結果で、バッテリーの状態が良い状態(目安として、最大容量:90%以上、放充電回数が少ない状態)であった場合、良心的な正規修理店であれば、バッテリー交換をおすすめされないことがあるそうです。
この場合、作業リスクがそれなりにある(→後述)のと、根本原因がバッテリーの劣化ではなく、ソフトウェア(アプリや iOS の設定など)にあるためです。
バッテリーの消耗が早いと感じられる原因がソフトウェア(アプリや iOS の設定など)と考えられる時は、Apple サポートの下記ページを参考にしてください。
★参考

そのうえで、iPhone の外部内部ともに、バッテリー交換修理が問題なく行えるかどうか目視でチェックされるそうです。
おそらくチェックしているのは、
・本体外部内部に損傷がないかどうか。
・液体損傷(水濡れ等)がないかどうか。
・他社製部品の装着がないかどうか。
(以上、おそらく他の修理でも確認するだろう項目)
・そのほかバッテリー交換作業に問題がないかどうか。

具体的には、
・電源がまったく入らない状態のものはバッテリー交換修理になりません。本体交換修理となるようです。
・電源が入り普通に動作しているものでも、液体損傷(水濡れ等)があれば、本体交換修理となるようです。
・予期しない電源落ちがバッテリーによるものではないものは、本体交換修理となるようです。
・ディスプレイの損傷があるものについては、バッテリー交換作業の前にディスプレイを外す作業があり、ディスプレイの損傷がさらにひどくなるため、おそらく物理的にできないと思います。(この場合、損傷の程度によってはやってくれることもあるそうです。お店の判断。)
・非正規修理店( Apple から認定を受けていない修理店)で修理したことのある iPhone は受付自体してくれないことがあります。(内部を見たらわかるそうです。)
などなど。

一通りのチェックが終わって、作業ができる状態だったとします。
ここであらためて修理内容の確認、作業に伴うリスクの事前説明があり、OK であれば修理内容の承諾のサインをして作業開始となります。
この時、データが消えるリスクの説明の他に、良心的な正規修理店であれば作業中に稀に発生するリスクの説明があります。
これは、バッテリー交換修理の作業がある程度の分解を伴うために、正常に作業を行っても別の症状が発生するリスクです。
「え?」と思われるかもしれませんが、iPhone は精密機器です。それをそこそこ分解し、それも電源に絡む部品(バッテリー)を交換するわけですから、考えれば何か起こる可能性もありだと思います。ここのところ、関係者にお伺いするに電源が入らなくなる、充電ができなくなるなどの症状が起こることがあるそうです。ただ起こる可能性はかなり稀だそうです。
もし、稀に起こった場合、対応・作業時間が長くなることと、出てきた症状に対応する部分での料金が発生する可能性がある旨の説明があるはずです。


●作業開始となって、混雑しているお店であれば、1〜2時間程度お預かり。もしくは、そのままの流れで10〜20分程度で担当者が作業をしてくるお店もあります。(このあたりもお店の判断。)
作業後、はじめに行った診断を再度実施(これも手続き上必要だそうです。)し、作業後の iPhone に問題がないことを確認し、お客様に返却されます。(この作業後の診断もお客様の目前でやるお店もあれば、そうでないお店もあります。いずれにしても実施はされます。)

問題があった場合はその問題の内容によりますが、初期化をやったりする場合があるようです。このあたりは作業前に説明している内容であり、そのまま返却しても正常に使えない状態になっているらしいのでやってもらったほうがいいです。

また交換後の新しいバッテリーは充電量が少ないです。これは運送関係の法律で安全上の理由により規定されているためで仕方ありません。
モバイルバッテリーをお持ちの方は充電をしてご持参されると便利です。

問題がなかった場合は、上記関連の説明をされて、修理内容の報告書にサインしてその控えをもらって終了となります。


以上、かなり長くなりましたが、いかがでしょうか?
わからないことがあれば、コメント欄からご質問していただいても結構です。ただし、こちらでわかる範囲の回答になります。
また、今回の内容は随時、訂正・変更の可能性が高い記事となります。
さらに、ジーニアスバー、もしくは Apple 正規サービスプロバイダ(メーカー正規修理代理店)の対応内容もこの記事の執筆時点から変更になる可能性も高いのでご注意ください。

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