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Apple製品を中古で買う時のリスクについて。(追記あり)

2017年05月25日 01時41分01秒 | Apple(Mac iPhone etc...)
Apple 製品( iPhone、iPad、Mac、などなど)は、長らく根強い人気が続いていますが、
できるだけ安く手に入れようと思って中古品の購入を考えたことはありませんか?
もちろん、人気があるので中古でもそれなりの価格になっていますが、
それなりの価格だからこそ気をつけたい中古 Apple 製品を買う時の重要な注意点(リスク)を説明させていただきます。

まず、どの Apple 製品についても下記のことは注意しなければいけません。

  • 模造品(偽物)
  • 改造
  • 部品欠損
  • アクティベーションロック

◇模造品(偽物)については、
かつて某大手ネット通販サイトで、模造品の Lightning ケーブルが本物(純正品)として売られていることがありました。
また他の製品についても、偽物が外国で出回っている旨の報道がなされています。
最近では模造の技術も上がっているのか、非常に精巧に作られた模造品があるようで、そういったものが税関の目をかいくぐって日本の市場に出回っている可能性もまったくないとは言い切れないです。

◇改造については、
一部の部品が Apple 製ではなく他社の製品(ある意味、模造品)がついているもので、Apple の品質基準を満たしてない可能性があります。
Mac の場合の増設メモリであればまだマシかもしれませんが、iPhone の場合、Apple に認定されていない修理店で装着されたディスプレイだったりするとその部品によっては厄介なことになる可能性があります。

◇部品欠損については、
よくあるのが内部の部品の一部がないもので、正常に機能しない、もしくは起動・通電すらしない可能性があります。
たまにオークションサイトで購入したものが届いてみると起動せず、後でトラブルになっているケースを過去に聞いたことがあります。

◇アクティベーションロックについては、
アクティベーションロックとは、iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch が紛失したり盗まれたりしても、第三者に使われないようにするための機能で、「 iPhone を探す」をオンにすると自動的に有効になる機能ですが、この機能がオンになったまま、よくわかっていない中古店がそのまま買い取って販売していたり、オークションなどで落札者が受け取ってしまったりすると、当然のことながらお金を支払っていても使えません。
この機能をオフにするには、以前の使用者に、この機能をオフにしてもらうほかなく、以前の使用者がわからない場合どうしようもありません。



ここまで、ざっくり書かせていただきましたが、これだけでも結構なリスクの可能性が感じられたと思います。
ここからは各製品について詳しく説明させていただきます。

● Mac
Mac についてはそもそもがメモリなどを容量の多いものに付け替えたりすることがよくあります。
その際にユーザー自身で付け替えを行っていたりすると、正規修理を受け付けてもらえなかったり、受け付けてもらえても少々厄介なことが発生したりします。
また、これはネットオークションなどで購入した時に伝え聞く話ですが、
外観を細かく確認できなかったり、正常に起動していることを確認できなかったりすると、
手元に届いてから、実は故障していて正常に起動しないものだったり、ひどい場合はメモリがついていなかった、HDD( SSD )がついていなかった、など、
そもそも使えない製品だったりすることがあるので、十分に注意してください。


● iPad
iPad については、以前、中国で「 iPed 」という偽物があったり、それこそ「 a 」部分を、「 b 」から「 z 」まで変えた商標をすべて登録されている話を聞いたことがあります。
このような偽物は実物を見ればすぐわかりますが、ネットオークションなどで写真などをちゃんと確認できずに購入し届いてからわかっても「時、すでに遅し。」ということになりかねません。

実物を手にできるのであれば、
・正常に起動するか?(アクティベーションロックの確認)
・本体裏面の Apple ロゴ、「 iPad 」などの刻印に本物製品と比べ不自然な点がないか?
・ディスプレイと本体接合部(境目)に、こじ開けられた形跡がないか?
・ホームボタンとディスプレイの色に違いはないか?
・同じ種類の iPad と重量に差を感じないか?
(重さについては、実際に計器などがないとわかりにくいですが、手の感覚で本物と明らかに違う場合は避けたほうが無難。また、iPad Air(2013年11月1日発売)以降からはそれ以前のモデルに比べ、結構な軽量化が図られていてわかりにくいです。)

ぐらいはチェックしておいたほうがよさそうです。


● iPhone
日本でのスマートフォンシェアでトップなのは間違いなく iPhone だと思いますが、それだけに中古販売店に行くとたくさんの中古 iPhone があります。
同時に iPhone の修理の需要も高く、巷には数多くの Apple に認定されていない修理店(俗に言う非正規修理店)が存在します。
そういった店舗で修理され、純正ではない部品を装着されている iPhone の場合、Mac の時と同様に正規修理を受け付けてもらえなかったり、受け付けてもらえても少々厄介なことが発生したりします。

これも実物を手にできるのであれば、
・正常に起動するか?(アクティベーションロックの確認)
・本体裏面の Apple ロゴ、「 iPhone 」などの刻印に本物製品と比べ不自然な点がないか?
・ディスプレイと本体接合部(境目)に、こじ開けられた形跡がないか?
・ホームボタンとディスプレイの色に違いはないか?

ぐらいはチェックしておいたほうがよさそうです。



※ちなみに、Apple に認定されていない修理店(俗に言う非正規修理店)についてですが、
そもそもは、Apple に認定されていないというだけの話なのですが、
Apple 製品の使用にはいろいろなシバリのある中で、

(Apple 純正の部品を使用していない、Apple に認定されていないスタッフが修理をしている、などの理由で)Apple の品質を保った修理が行われていない。

ということになり、
そのような修理店での作業を経た製品に対してのサポートをAppleがしていないため、
そのような製品を中古販売店で購入してしまった場合、後で修理の際に厄介なことになる、
ということです。

なので、認定されていない修理店すべてが悪いということではなく、それ自体で法律に違反しているわけでもありません。
もちろん、一般的に関係する日本の法律には遵守しなければならないですが、そうであればそのお店自体、まったく問題ありません。

ただ、すでに上記に挙げたことのために、
Apple ユーザーとしては、このようなお店を利用するのは、
メーカー保証期間(通常は購入から1年。AppleCare+ は購入から2年。)が過ぎた、あるいは携帯電話キャリアなどの保証契約(ソフトバンクの「あんしん保証パック」など)の終わった製品の修理するときに「正規修理が高い!」と思った時、
または、
メーカーの修理対応期間(販売から5年から6年)が過ぎた製品の修理をしたい時、
ぐらいになると思われます。



Apple 製品の利用についてはもともとシバリがきついということもあり、ここまで書いたリスクも含め、個人的には中古製品の購入に否定はしませんがお勧めもしません。


関連リンク。--------
(↑完全な偽物である場合、上記ページにて、製造番号(シリアル)を入力すれば保証期間などが表示されない。)



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