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スペースジェット(旧MRJ)=M(まぼろし)R(立国)J(Japan=日本)?

2023年02月11日 23時59分59秒 | 社会・経済
今月7日に報道されたこのニュース。
個人的には非常に残念な結果になったニュースでした。
というのも、このブログでも2007年に下記のような記事を書いたことがあります。
さらに言えば、この「MRJ(三菱リージョナルジェット 英: Mitsubishi Regional Jet)」に個人的に期待し、三菱重工の株を一時期持っていたこともあります。

この件、個人的にザックリ言えば、この当時の段階ですでに日本の長らく続く景気の低迷に危機感を感じていて、この国産ジェット機事業が日本の明るい未来を引き寄せるきっかけになるのではないか?と強く思っていたからです。

結局、このような非常に残念な結果に終わり国産ジェット(旅客)機は幻(まぼろし)となり僕の期待していたことをまったく実現されませんでした。
原因は「知見不足」と主に言われていますがそれだけではないはずで、知見不足とわかったということは今はその知見を得ているわけですから、経済的な部分の問題がなければ、いつかなされたはずの事業と考えられはします。
しかし、「知見不足」でこれまでのコストが高くなったことと今後予想される投資の大きさの経済的な問題、あとやはりそれを回収できるか?の部分で長引くコロナ禍がダメ押しとなっているのはあるでしょう。
コロナ禍がなければ…、と思ってしまいます。

その一方、「国産」にこだわらなかった「ホンダジェット」は商業的に成功しています。
その比較から考えて今回の件は何がダメだったのか?
国(政府)は500億円規模の負担をしているわけですから国(政府)の今後の「知見」として学んでいただきたいところではあります。
(ちなみに、三菱航空機の地元だった愛知県も100億円くらい負担しているそうです:大村知事談)


考えれば、これまで国(政府)がある程度の目論見をもってなされてきた事業や政策にこの30年間、当初の目論見通りになされたことっていくつかはあるでしょうが、どれくらいあるのでしょうか?
オリンピックですら談合まみれで逮捕者が出ています。
小平奈緒さんも「(オリンピックを)利用しないでほしい。」と仰る始末。
当初のスポーツへの純真な夢に伴った目論見から遠く離れてしまっていると言わざるを得ません。すなわち当初の目論見は幻(まぼろし)となっているわけです。
どこの国でもそのような傾向はあるとは言え、今回日本は「お約束」のようにこのようなことになっているわけですから、「オリンピック反対」の人々も出てくるわけで、言ってしまえば、日本はそんな幻(まぼろし)の数々で成り立っている国なのでしょうか?

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