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第1回恵比寿映像祭。

2009年03月01日 13時56分12秒 | アート・文化
第1回恵比寿映像祭。

昨日、初めて東京都写真美術館に行ってきました。
行われていたのは、「第1回恵比寿映像祭」。
先日、「おくりびと」を観に行った時だったか、たまたま、このイベントのポストカードを手にしまして、気になっていたんですが、別件で恵比寿に来て、駅の改札前の釣り下がっているポスターを目にするまで忘れていた始末ですw。
で、あまり時間のない中、せっかく恵比寿にまで来ているのだから、明日までだし、見ておこうと思い、駅から全くの逆方向だったのですが、足を運びました。

ま、いろいろな映像作品があったのですが、
いちばんインパクトのあったのは、映像作品ではなく展示だった、木村太陽さんの「You Are Nobody」。
公共施設の入り口などに置いてある大きな傘立て(ひな壇状になっているもの)に、スタンディングオベーションしている笑顔の人形が首のところから吊り下げられている。
嫌味のない、ブラックユーモア。シンプルでわかりやすい。
その次に、アンディ・ウォーホルの「スクリーン・テスト」。
ある人物(有名人)のアップを撮影しているだけなのだが、その人の存在感がシンプルに感じられ、おもしろい。ライティングも印象的。ちなみに、その人物の中に、若い頃の岸田今日子さんがおられた。

と言う風に、シンプルな作品にしか、インパクトを感じられなかったのは、
映像作品には、観賞にある程度の時間を要しなければ、その作品の意味を理解できない部分があり、その必要最低限の時間が、今回、僕にはなかったのも、ありますが、展示のされ方などにも問題があったようにも思います。
作品の中には、ヘッドホンを付けないといけないものが数点ありましたが、仕方ないといえば、そうかもしれないですが、大概、用意されているヘッドホンは2,3個。みなさん、列になって待ってました。
あと、作品の展示空間は、ある程度、仕切られていましたが、展示されている隣の作品の光に影響されてしまっている、あるいは、仕切りの必要のない作品でも、どこからどこまでが、ひとつの作品として観れば良いのか、よくわからないこともあったり、木村さんの作品も展示室の入り口の外にあって、もしかしたら、見逃している方も多いのでは?推測できるなど、ちょっと神経質かもしれないですが、あまり良い展示をされているようには思いませんでした。
また、このような観賞に時間を要する作品群の展示に充てられている開催期間が、10日程度というのも少し短いような気がします。1ヶ月ぐらいなら、まだわかりますが、それでもまだ短く感じるぐらいです。
今回、観覧は無料なので文句はあまり言えないのかもしれないですが、第1回ということで、2回目があるのであれば、今後のためにも言わせていただくと、これは、ちょっと、タダでも困るような気がします。

次回、本当に、またあるのであれば、東京都写真美術館だけに、斬新な展示方法をやってくれることを期待したいです。それなら、有料でも観に行きたい。

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