いやぁ、もう、うれしい。とにかく、うれしい。
この気持ちって、なんて言ったらいいんだろう?
長いこと想いつづけた女性に、頑張って「付き合ってくれ!」と、コクッたら、「いいよ。」って、返事された気分?(そういうタトエ、多いねぇ。)
とにかく、感動。半泣き状態だった。
F1・第4戦、スペインGP。
スーパーアグリF1チームは、今年も目標の一つでもあった、チャンピオンシップポイント獲得を早くも第4戦にして実現させた!!!
※日曜日の決勝成績・コメント。
今回は、昨年のハンガリーGP以来のダウンタウンの浜ちゃんがゲストで来ていた。
そのハンガリーGPは、ホンダが優勝。今回も何かあるなぁ、と期待しつつも、始まって早々、予選で6番グリッドを獲って「ヤルノ、やるのぅ。」と思っていたヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が、スタート時、トラブルを訴え、黄旗が振られ再フォーメーションラップ。ヤルノはピット・スタートとなった。スタート直後も、アロンソ(マクラーレン)が砂煙をあげている時点で、「いやぁ、今日は絶対、何かあるなぁ。」という、嫌なことも含めた予感があった。
そうしたら、琢磨の後ろで、ラルフ(トヨタ)とブルツ(ウィリアムズ)接触して、最終的に両者リタイヤする。トヨタは、ヤルノもリタイヤ。しばらくして、ライコネン(フェラーリ)がスローダウンし、こちらもリタイヤ。ホームストレートでは、トロロッソのスピードがバーストして、リタイヤ。マッサ(フェラーリ)はピットインで、火をだしているし、ホンダは、バリチェロがピットから出てきた時に同士討ちして、接触しているし、BMWのハイドフェルドはホイールナットが外れたまま、コースに出て行くし、もう、大変。
そんな上のほうがバタバタとリタイヤしていく中で、琢磨は9位を走行していた。
前を走るのは、琢磨、F1デビュー時のジョーダン・ホンダでのチームメイト、ルノーのフィジケラ。ルノーは昨季のチャンピオン・チームである。
しかし、なぜかこの世に及んで3ストップ作戦?残り7周で(幸運にも)ピットイン。給油を受ける。その間に、琢磨はホームストレートへ。フィジケラがピットから出てきた時には、横にいるものの、琢磨はトップスピード。そのまま第1コーナー手前で鮮やかにパスしていく。
すばらしい!
この瞬間、僕は、両手を挙げて喜んでしまった!
しかし、あと7周ある。この間、気分は、十数年前のセナとマンセルのモナコGP残り7周状態(この時も、ホンダエンジンとルノーエンジンの闘いだった)。祈るような気持ち。
地元テレビも、優勝が確実となったマッサより、地元のアロンソより、後ろの順位に関心があるようで、琢磨とフィジケラのバトルを映し出す。そのままファイナル・ラップまでマッサは画面に出てこなかった。
結局、最後まで琢磨は8位を守って、チームに初入賞、初ポイントを。自身にも2シーズンぶりのポイントを獲得した。
一方、アンソニーも11位で完走している。
ちなみに、同士討ちをやってしまった、本家・ホンダは、バリチェロが、10位、バトンが、12位だった。