実は、来週6日に行われると言われていた自民党役員人事について、
「二階さんではなく、菅さんが代われば良いのでは?」
と書こうと思っていたら、この事態。
驚くには驚きましたが、
今すぐ辞めるのではなく、任期は全うしてからの退陣。
何とも最後の最後まで潔さがないです。
辞めると言ってしまった死に体の首相に、例えば新型コロナウィルス対策でいったいどんな次の手を打てるというのでしょうか?
辞任し、次に新しい首相が決まるまでの間、また国民にとって無駄ともいえる時間がながれるのです。
菅首相は、言葉が伝わらないのではなく誠実さや責任感がないのでしょう。
あきれます。
さらに言えば、完全に国民を舐めています。
そもそも、「コロナ感染防止に専念したいと判断した」とその理由を話していますが、コロナ感染防止に専念するためには総理大臣であるべきなのに、その総理大臣を辞めると言っているのですから、各所でも言われていますが、
例えば、デーブ・スペクターさんが、
「すみません、日本語が難しくて。『コロナ対策に専念するため首相やめます』とは、『ネタ作りに専念するためコメディアンやめます』みたいなことでしょうか?」と。
別のところでは、「災害対策に専念するために災害対策本部長辞めます。」というものもありました。
どちらにしても、よくわからないロジック、またはロジックにもなっていないような気もするわけで、それだけにまた「ガースー」なのかな?とも思います。
また「コロナ感染防止に専念したいと判断した」と言いながら、別のニュース記事では、やはりと言うべきか、自民党の派閥の力学によって辞めざるを得なかった事情が書かれているものもあり、真偽のほどはわかりませんが、最終的に後ろ盾の一部だった、麻生、安倍から手を引かれ八方ふさがりになったようです。最後は、連日サシで小泉進次郎と話していたところを聞くに、彼しか相手にしてくれなかった、ということなのでしょう。
これに「かわいそう」という人がいますが、
(小泉も目に涙を潤ませていましたが←キショ。)
かわいそうなのは国民なのであって、
新型コロナウィルスで「自宅療養」と言う名の「自宅放置」に遭っている患者なのであって、
まともに生きていけるだけの喰っていけるだけの十分な補償をもらえない飲食店関係者やその他の新型コロナウィルスの影響を受けた事業者なのです。
菅首相は自業自得です。
もう一度書きますが、
完全に国民を舐めています。
舐められているのです、僕らは。
自民党内も今月は総裁選挙で、おそらくずっと派閥抗争、権力闘争でしょう。
野党もそれに対してゴチャゴチャ言っているだけでしょう。
今月中に与党をいろんな手を使ってでも追い詰めて、臨時国会を開かせるようにできたらたいしたものですが…。まぁ、無理でしょう。野党ですし。
冒頭にも書きましたが、この間、
新型コロナウィルス感染防止対策も、次の総理大臣が決まるまで政府がちゃんと機能するのか???これまで以上に期待できません。
(アフガンに残されている人達もどうなるのか?)
それを指をくわえて(もちろんくわえなくてもいいですが)見ているだけのことしかできない国民は、近く行われる衆議院選挙で、これまであまり行かなかった人も投票所に行く決心をするべきだと思います。
有権者として、地元選挙区の立候補者をそろそろ確認しはじめるものいいと思います。もう立候補するつもりの人はすでに駅前などでチラシを撒くなどして動き始めています。
今からでも誰に投票するのか?考え始めても、まったく損はないと思います。
もう二度と国民を舐めるような人に総理大臣をやらせないためにも、もう今から考え始めても早くはないと思います。
むしろ、この機会にちょうど良いタイミングだと思います。
よく考えましょう。
本当によく考えましょう。
僕もよく考えます。
というところが(途中政治家みたいなことを書いていますが)昨日の菅首相の突然の辞意表明に対する率直な感想でした。
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