神が宿るところ

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不動塚(千葉県成田市)

2014-01-18 23:58:01 | 史跡・文化財
不動塚(ふどうづか)。「成田山 新勝寺」発祥の地。
場所:千葉県成田市並木町。国道409号線「並木坂上」交差点から東へ、約300m。JR成田線の線路に突き当たる手前で右(南)にカーヴする辺り。「金刀比羅神社」境内。駐車場なし。
「不動塚」は、「成田山 新勝寺」発祥の地とされる場所。即ち、平将門の乱を平定するため、朱雀天皇が天慶2年(939年)に寛朝(後に東寺長者、大僧正となる。)を東国へ遣わした。寛朝は京都「高雄山 神護寺」護摩堂の不動明王像(空海作とされる。)を奉じて、天慶3年(940年)に下総国公津ケ原で朝敵降伏の祈祷を行った。乱が平定された後、寛朝は都に戻ろうとしたが、不動明王像が動かず、「この地に留まって人々を救う。」とのお告げがあったことから、この不動明王像を本尊として「成田山 新勝寺」が開山された。その場所が、現在の「不動塚」付近であるということらしい。しかし、その後、戦国時代には荒廃し、江戸時代までは廃寺同様であったとされるが、「成田山 新勝寺」が再び現在のような隆盛となる次第については次項で。


写真1:「金刀比羅神社」(成田市並木町)


写真2:「不動塚」の碑と小堂


写真3:小堂の中の不動尊
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