備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム155.続・稲都神社(その2・大垣八幡宮)

2009-04-28 21:21:45 | Weblog
大垣八幡宮(おおがきはちまんぐう)。
場所:瀬戸内市邑久町山手1679。邑久中学校の北東約600mのところにある山手公民館の先からは徒歩だが、1本北の方に山手林道があり、道幅は広くないがきれいな舗装路で自動車で行ける。これを上って行くと社殿前にでる(駐車場あり。)。途中に「祇園宮」と「加茂神社」がある。「大垣八幡宮」から更に上に行けば、「岩屋山展望台」がある(そこからは引き返したほうがよい。)。カーナビでみると、展望台のすぐ東が、旧・邑久町中心部を見下ろす高砂山(135m)山頂のようである。高砂山山上には古代祭祀跡があるようで、「改訂岡山県遺跡地図<第6分冊岡山地区>」(平成15年3月)によれば、「山手高砂山祭祀跡」として、「人頭大の破礫を南北4.4m、東西3.5m、高さ0.9mに積上げ、中央部が円形に窪んでいる。」と記されている。これは、まさに磐座であろう。
当神社が「稲都神社」後継の最有力候補であることも頷けるし、それとは別にしても、高砂山は古来から聖地とされていたものと思われる。

岡山県神社庁のHP:http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=12016

「岡山県の山と三角点」さんのHP(高砂山):http://www.geocities.jp/komaithi/b/dtakasagoyama.html
山上に今も磐座らしきものがあるようだが、そこに行くための道はないようである。


写真上:大垣八幡宮。社殿と鳥居の間を林道が通っている。


写真中:高砂山山頂付近の岩屋山展望台からの眺望(西方向)。高砂山下の条里制水田、旧・邑久町中心部、遠くに岡山市東区西大寺の東部クリーンセンターの高い煙突が見える。


写真下:展望台下の巨岩


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