備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

115.金山鳴瀧神社

2008-06-25 20:14:22 | Weblog
金山鳴瀧神社(かなやまなるたきじんじゃ)。
場所:岡山市北区御津中山980。岡山市市街地から国道53号線を北上し、県道386号線(津高法界院停車場線。こちらを進むと金山寺方面)入り口(運転免許センター)付近から、国道を北へ約2km。押しボタン式信号のある「中山」交差点を右折(東へ)。その先、狭い道路を南東に進むと当社に着く。ただし、駐車場はなく、狭い道路を行きたくない場合は、交差点から入ったところあたりで駐車し、徒歩でそのまま少し登ると「右 道林寺 妙見道」という石碑があるので、右手に進むと「道林寺」の南隣に当社がある。
「岡山県神社誌」(昭和56年4月)によれば、祭神は鳴瀧大神、応神天皇、天照大御神、春日大神で、旧村社。「金山から落ちたぎり、中山の村間を清く流れる滝の下に鎮座して、滝津瀬を司り、公田の用水を守護する神様であるから、金山鳴瀧神と尊称すると申伝えている。」
ただし、「落ちたぎる」ほどの滝がどこにあるのか、よくわからない。
ところで、「道林寺」は京都妙覚寺直来、備前四本寺の一つで、寺内に奉祀の妙見の尊像は伝教大師の作という。金山の頂上に祀っていたが、明和・寛政のころ境界争いが三十年続き、道林寺住職日近がひそかに同寺に安置したという。現在、金山山頂には妙見宮がある。(「金山神社」の項参照)

Web魁さんのHP:http://websakigake.sakura.ne.jp/07-085.html

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