備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

95.尾針神社

2008-06-20 22:36:09 | Weblog
尾針神社(おはりじんじゃ)。
場所:岡山市北区京山2-2-2。烏城高校と岡山工業高校の間あたり。岡山西税務署の北側の道路を進むと、突き当りが当社。駐車場あり。
国内神名帳には旧御野郡に11社あるが、うち8社が式内社という高率である。旧御野郡は現在の岡山市市街地が含まれることによるのだろうが、逆に、そのせいで、時代の変遷によって(式内社といえども)、相当の盛衰を経てきたと言えるだろう。
さて、尾針神社は、尾張連の一族の氏神で、周辺の地名「伊福」は「吹く」に通じ、金属精錬に関連するとみられている。
社殿の背後に「磐境」があることで有名(写真下)。境内全体がマウンドになっており、何となく瓢箪形に思えるのだが、古墳とかではないようだ。道路の狭い、住宅密集地にあり、鳥居横にはマンションが建っていて圧迫感があるが(写真上)、社殿や磐境の佇まいは落ち着きがあって好ましい。


岡山県神社庁のHP:http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=01091

Web魁さんのHP:http://websakigake.sakura.ne.jp/05-105.html


写真上:「尾針神社」正面


写真下:史跡「磐境の遺跡」。社殿の背後にある。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿