国の長官である国司は、任地の主要な神社に巡拝し、祭祀を執り行うのが重要な仕事の一つでした。それによって、国家安寧や五穀豊穣等を祈願することが「行政」の一部だったわけです。しかし、実際に巡拝するのは大変(自動車が利用できる現在でさえ)なので、簡略化のために、1ヶ所の神社で済ませられればとても楽です(最初に考えた人は頭が良いですね。)。
その本来巡拝すべき神社の一覧表(リスト)が神名帳です。備前国は128社、美作国は112社、備中国は304社ですが、具体的な神社名が伝えられているのは(吉備の国では)備前だけ。備前の神名帳も、写本によって多少の異同がありますが、神社名がわかるということだけでも幸せなのことと思います。
ところで、上記のようなことから、総社と国庁は近くにあるのが当たり前です(備前国総社宮の南約1kmに国庁の跡といわれる「国長宮」があります。)。神名帳は、その国庁に備え付けられた正式文書だったと思います。
その本来巡拝すべき神社の一覧表(リスト)が神名帳です。備前国は128社、美作国は112社、備中国は304社ですが、具体的な神社名が伝えられているのは(吉備の国では)備前だけ。備前の神名帳も、写本によって多少の異同がありますが、神社名がわかるということだけでも幸せなのことと思います。
ところで、上記のようなことから、総社と国庁は近くにあるのが当たり前です(備前国総社宮の南約1kmに国庁の跡といわれる「国長宮」があります。)。神名帳は、その国庁に備え付けられた正式文書だったと思います。
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