“ドローイングがうまくなる方法―頭に浮かぶアイデアをイメージして描き表す練習をしましょう”試験に出題されるだけでなく、将来あなたが建築家になり世界で活躍するために必要な総合芸術家としてのアーテイストの商売道具だからです。
やはり将来に建築家を目指すのだから、現実の空間のスケール感覚がないと大学でCADからスタートするとパソコン上の図面はノンスケールなので、現実の家具や天井の高さなどを平面図と断面図とか側面図など、2次元の平面が3次元の立体に頭の中
で自然に立ち上る事につながるので、将来依頼主などの前で様々なアイデアを描いたりする時にも早いし、何よりも紙と鉛筆だけですぐにイメージが描けるので、様々なアイデアを忘れないうちに描いておけるのでとても便利だと思います。
北斎やダビンチのようにその場で浮かんだアイデアを描いておき、それがどんどんと時間が経ち発展して行くと、バネやてこ、歯車や機械仕掛け、遙か先の時代の時計や潜水艦、飛行機、機構や機械工学や天体工学、建築、医学、グラフィックデザイン、都市設計、環境工学、環境デザインになったように、それはただの素描集ではな
くアイデ アバンクだったのです。ミラノにある“レオナルド・ダ・ビンチ国立科学技術博物館”を私が訪れた時に、その素描から実際に木製で実現させた模型が動きどういう意図でイメージして描いたかが子供にもわかるように展示されていました。つまりただの様々な者を描写するというデッサンではなく、頭に浮かんだ直感的なイメージを描くという、アイデアのスケッチだったのです。
▶早稻田建築AO入試のドローイングは、文章を読んでそれに対して頭に浮かんだイメージを描く練習をしましょう。やはり、建築科なので建築物の外観と内部空間を描くには、透視遠近図法を描く練習が必要です。これには線による遠近法と3次元の物体の量感を描く練習も必要になりますね、そして建物のスケールが見る人がわから
ないので、その大きさを理解するために人や屋外であれば樹木や草花、動物、また季節や時間帯、量感、質感を伝えるために、光と影も必要になるので、それらを簡単に描く練習が必要になりますが、美大の入試などのように完成度は求められませんで、
以下の事を良く念頭に入れて試験対応だけでなく、未来の自分への投資ですので日々練習して自然体で描けるようになりましょう。むろん、自己PR資料にもその歩みを日付を書いて、サインとともに自分の心との自己対話として内省した心象風景日記として記録して収納しておきませんか?
早稲田建築AO入試のドローイング試験は、紙(ケント紙に慣れておく)と鉛筆に慣れておく(3H,2H,H,F,からHB,B,から6Bまでの鉛筆を使い慣れておく)シャープペンシルと定規は不可なので、直線を描ける練習もしてアーテイストとして習慣化しておきましょう。
▶“ドローイングがうまくなるThings to Doチエックリスト”です。
■ 1. 自分の勉強部屋を透視投影図で描く ― 1点透視図、2点透視図、等角投影図
■ 2. 点景 ― ・人物(大人と子供など)一人はなるべくやめて散歩、自転車、車、遊び、カヌー、休憩などの様子を描く。近くの人、遠くの人、 ・樹木など葉と枝(背の高い樹木、低い草木、花など) ・小川、湖、林、遠景の山、近景の山 ・季節 (春、雨、雪、クリスマス)・ 材質 (木質、石、透明なガラスの表現)
▶ミラノにある“レオナルド・ダ・ビンチ国立科学技術博物館”
http://www.museoscienza.org/
https://www.youtube.com/watch?v=y-yisChgH4A
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