早稲田建築AO入試で合格するために勉強している受験生のみなさんへ、
暑い夏ですが、毎日の勉強ごくろうさん。毎日睡眠3から4時間でがんばっている事と
思います。それでも、なかなか効率が上がらない時があると思います。そういうときは
やはり建築に関係する展覧会や美術展に行き、自己PR資料内の自分のアート系作品研究のためにも、頭を切り換えるには全く別の感動する体験、とくに芸術作品の鑑賞を薦めます。
今回は、現在開催中の展覧会で特にドローイング・素描を見ておきましょう。
自分で模写や普段のデッサンの参考にしましょう。
➡ 現在開催中の「ダビンチ×ミケランジェロ展」
■三菱1号館美術館2017.6.17より9.24まで開催。
10時より午後6時まで、月曜休館、祝日は開館。
東京駅南改札から徒歩5分。
に行きました。東京駅南改札から左の郵便局本局の斜め裏が、三菱1号館
美術館レンガ館の建物で、周りに樹木があり散歩道と小鳥の巣箱から
ちいさな雀たちが元気に出入りしている。
ダビンチとミケランジェロの素描は本当にすばらしい気品と品格そのもので、ミケランジェロの「(レダと白鳥)の頭部のための修作」の右利きハッチングと、ダビンチの「少女の頭部/《岩窟の聖母》」における左上方から右下に流れる、線の左利きのハッチングや首から身体へのラインの美しさは息きを飲むほど美しく、二人の天才美術家の素描やミケランジェロのちいさな「トルソ」をはじめダビンチのライバル意識もむき出しで、絵画の優越性をあれこれ書いてありそれをいさめるかのようなミケランジェロの文も展示され、見応えがあり心が昇華する時を持てる。
➡建築としての三菱1号館美術館。
この三菱の建物自体が古い建物であり、各部屋に暖炉があり天井が高いので床面積が狭くても圧迫館がないのも、パリなどの建物などに見る1階の高さが特に高く2階からそれよりも低いがそれでも現代の日本の建物の高さから見ると、やはり空間にゆとりがあり、窓や壁漆喰、床もまた堅牢な造りぺらぺらの空洞感がなく安定感があるのも、品川の原美術館などと同様に壁の厚みが現代の建築構造に比べて昔の方が遙かに堅牢なつくりだと感じる。
周りの植栽計画もちいさな散歩道と木々につけられた、鳥の巣箱からちいさな雀が出たり入ったりする風景もあり、都心のなかではちいさなオアシスといえる。都市計画として見ることもできる。