シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

海賊景気なんて続かない

2008年11月24日 | 事件事故の多い世
写真左は、14日 ケニア沖で海賊に乗っ取られた中国漁船「天裕8」。 船上では乗組員が1カ所に集められ、銃を構えた海賊が見張っている。 米海軍が発表した。 乗組員は24人、船長は日本人の久貝豊和さん。 右は、海賊に乗っ取られていたサウジアラビアの大型タンカー「シリウス・スター」。
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下記記事を読むと、色々な事情が複雑に絡み合ってソマリア沖海賊が出現、にわか景気となっているようですが、国際社会が本腰を入れて連携 対策に乗り出せば、ゲリラ的海賊は一気に蹴散らされ、たちまち壊滅状態になってしまうでしょう。
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「ソマリア海賊、取り締まり難航させる謎と現状」(産経新聞 /シンガポール 11月22日) _ ※追加1へ
「海賊景気に沸く港町 ソマリア 英雄視される風潮」(産経新聞 11月21日) _ ※追加2へ
「身代金高騰 遊牧民や小売店主も海賊に転向 国際テロ組織と連携の危険」(英王立国際問題研 ロジャー・ミドルトン研究員 / 産経新聞 11月21日) _ ※追加3へ
「ソマリアの海賊、食糧支援にも」(ナショナル ジオグラフィック 10月10日) _ ※追加4へ

ウィキペディアから__ ソマリア沖の海賊 (Piracy in Somalia)

● 概要 ●
1992年以降、ソマリアには中央政府が存在せず、一部地域を除き、治安が不安定の状態が続いている (※追加5へ続く)。

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過去において海賊というと、「北欧のノルマン人ヴァイキングが8世紀から12世紀にかけて、ヨーロッパの各地を侵略し、席巻した。 16世紀後半に始まるイギリスとスペインの抗争では、ヨーロッパやカリブ海では交戦相手国の船を略奪してもよいという国王の私掠免許が出され、私掠船が横行した。 また東アジアの倭寇や中国海賊、ペルシア湾のアラブ海賊、北アフリカ沿岸のバルバリア海賊など、海あるところには海賊の姿があった」(ウィキペディア)。

過去は別として 現代社会においては海賊行為によって経済が繁栄することはありえません。 犯罪行為によって身代金を奪って、それを使うことで海賊の周辺地域が潤っても、それは一時的なもので、いつまでも続くものではありません。

いずれ 周辺関係各国の軍隊によって消滅する、アブクのような存在ですね。 なぜ すぐに周辺関係各国が鎮圧に乗り出さないかというと、その費用分担の各国取りまとめ交渉に時間を取られているためでしょう。

課題は、なぜソマリア住民が海賊となったのか、それを徹底的に分析し、二度と海賊が発生しないような措置をこうじることが大切です。 海賊を制圧した後も、暫くは監視警備体制が必要です。

現ソマリア政府に海賊を取り締まる能力がないのなら、現地政府が能力を付けるまで 国際機関に委任統治させなくてはなりませんね。 どちらにしろ、今は「安全」というものはタダではない、コストがかかるものになってしまいました。
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「海賊 “かつての巣窟” では激減 沿岸国一致の対策奏功」(iza /シンガポール 11月20日) _ アフリカ・ソマリア沖での海賊事件が急増する一方、マレー半島とスマトラ島に挟まれ、かつて海賊の巣窟と呼ばれたマラッカ海峡とシンガポール海峡での事件は激減した。 沿岸国が一致して海賊を取り締まる態勢を作り、国際社会がそれを支える形が実効をあげている。 無政府状態のソマリアが、こうした態勢を作り上げるのは容易ではない (以下 略)。
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以上


※追加1_ アフリカ東部ケニア沖で、サウジアラビアの超大型石油タンカー「シリウス・スター」が海賊に乗っ取られた事件は、22日で1週間となる。 身代金をめぐる交渉も詳細は不明だ。 各国は警備体制を強化したが、すべての海賊を取り締まるのは難しい。 事件をめぐる現状と見通しをまとめた。

◆タンカーはどこに?
乗っ取られた当初、タンカーはソマリア北部のエイルに向かったとされたが、海賊の仲間の1人は20日、ロイター通信に「シリウス・スター号」はソマリア中部のハラデレの東28キロにあるガーンという場所に係留され、仲間30人が乗り込んでいると語った。

ただ、タンカーを保有するサウジ国営石油会社アラムコの子会社ヴェラ社はいまだに船の場所を発表していない。 解放後に別の海賊に襲われるのを恐れ、情報を開示しないよう関係当局に要請しているという。

◆手数料まで高騰
海賊側はシリウス・スターの解放の条件として、身代金2500万ドル (約24億円) を10日以内に支払うよう要求しているとされる。 サウジのファイサル外相は、船会社が海賊側と交渉していることは認めたが、身代金額や交渉の内容などは明らかにしていない。

海賊保険を扱う英国の保険会社幹部が、米 ABC 放送に語ったところでは、交渉は船主と海賊が直接行うのではなく、それぞれの代理人の間で行われるが、ソマリアの海賊との交渉が急増したため、代理人の手数料も高騰しているという。

身代金交渉の専門家によると、交渉がまとまれば、身代金は現金で海賊に支払われることが多い。 ただ、指定された海域に、梱包した現金を落とすという一般的な支払い方法では別の海賊に奪われる可能性が高い。 このため、ケニアには、身代金よりも高い手数料を取って、海賊の手元まで身代金を運ぶ専門業者も現れたという。

◆海上行動も制限
インド海軍は18日、アデン湾で海賊の母船を交戦の末に撃沈した。 インドは海賊の攻撃に対する正当防衛だと説明。 海運関係者も、海賊に対する警告になったとインドの行動を評価している。 ただ、海賊の襲撃から各国艦船を守るため、ソマリア沖に展開している各国海軍は、その行動を厳しく制限されている。 拘束された乗員の安全確保を最優先とし、乗っ取られた船を強制的に停戦させて乗り込むことは、多くの国が認めていない。 また、武器使用基準もバラバラで、統一行動を取るのは難しい。

◆地上作戦には及び腰
ロシアのロゴージン NATO (北大西洋条約機構) 大使は19日、海賊掃討のためにはソマリアでの地上作戦が必要と強調した。 しかし、地上作戦を認める新たな国連決議ができても、実際に軍隊を派遣することには各国とも消極的だ。

いまのところ、海賊が国際テロ組織アルカーイダとつながっている証拠はないが、米欧各国が介入すれば、一気に海賊をアルカーイダの側へ押しやることになりかねない、との懸念もある。
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※追加2_ ソマリア沖を航行する船舶を乗っ取ってもうけた身代金により、“海賊の町” が繁栄している。 高騰する身代金目当てに海賊を志す住民たちが増えている−と英国の専門家も警鐘を鳴らす。 無政府状態に苦しんでいたソマリアの貧村はどのように変貌したのか。 欧米メディアは、海賊を英雄視する風潮が広がる海賊の拠点の実態を伝えている。

AP 通信によると、ソマリア沿岸部のハラデレは今、レストランやインターネットカフェが次々とできてにぎやかだ。 補給のために上陸する海賊をあてにした売店も設けられている。 “海賊景気” の恩恵を受け、非常に高価な自家用発電機を購入できる住民も出てきた。

沖合には、海賊によって乗っ取られたサウジアラビアの大型石油タンカーが係留されている。 タンカーがやってきた際、住民たちは集まって祝った。

「海賊は私たちを頼り、私たちは海賊からもうける」と、商店を営む女性は AP 通信に語った。 海賊に対する女性の信頼は厚く、店では海賊がツケで買い物ができる。 身代金入手後に支払うという。

5人の子供を持つ別の女性は、「合法だろうが非合法だろうが、こうしたお金によって、私たちの町の生活が始まったのだ」と述べた。

約20年間、無政府状態が続くソマリアでは、イスラム原理主義勢力と暫定政府軍の戦闘などのため、治安が極度に悪化している。

AP 通信によると、住民の平均寿命は46歳、4人に1人が5歳未満で死亡する。 海賊が身代金を町で浪費することによって、仕事が生まれ、住民は収入を得ることができるのだ。

ロシア製戦車などを積んで乗っ取られたウクライナの貨物船が、沖合に係留されているソマリア北東部のエイルでも同様の状況だ。 英紙ガーディアンによると、町には海賊向けのホテルや、食事を用意するレストランが急ごしらえされた。 海賊船に燃料を売って稼ぐ業者もいる。 ほかの町では15ドルの麻薬がエイルでは65ドルで売れるといい、景気のよさがうかがえる。

「(身代金が入ると) われわれは最初にすてきな家や車を買う。 それから銃やほかの武器を買い、残りの金は息抜きに使う」と語るのは、北部ガロウェの海賊の1人だ。 豪邸に住み、高級車に乗る。 海賊が妻を増やすのも、習慣のようになってきた。

海賊の豪華な結婚式に出席したガロウェの21歳の女性は、「女性が海賊との結婚に興味を持っているのは本当。 普通の男性にこんな結婚式はできない」と同紙に語っている。
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※追加3_ アフリカ・ソマリア周辺海域で横行する海賊問題に詳しい英王立国際問題研究所のロジャー・ミドルトン研究員は19日、産経新聞と会見し、「海賊の狙いは身代金。 海賊は、もとは漁師や西欧の警備会社がつくった沿岸警備隊のメンバーだった。 高騰する身代金目当てに遊牧民や小売店主が海賊に転向している」と述べ、今後、国際テロ組織とのつながりを深める危険性を指摘した。

同周辺海域での襲撃事件は06年に20件、昨年には44件発生しているが、今年はすでに2倍以上に急増、同氏は「年内に100件に達する可能性がある」と予測した。 海賊が得た身代金は計3000万〜5000万ドル (29億〜48億円) に達しているとの見方を示した。

同氏によると、数年前は身代金要求額は1件当たり2万ドル (192万円) 程度だったが、今年に入り100万〜200万ドル (9600万〜1.9億円) に高騰。 兵器を積んだ貨物船や大型石油タンカーなど高額の身代金を要求できる船を狙い始めている。

ソマリアの漁業資源はこの15年間、欧州、アジア諸国などに乱獲されて枯渇。 若者が仕事とカネのため海賊になっており、その数は数百から数千人に膨れ上がったという。

アラビア半島とソマリアの間のアデン湾は海域が狭く待ち伏せにむいている。 しかし、広いインド洋では「獲物」を発見するのは難しく、母船が沖合で大きな円や正方形を描きながら周回して待機。「獲物」が見つかると、母船につないでおいた高速の小型船に分乗して襲撃する。

海賊は携帯型地対空ミサイルや携帯型対戦車ロケット弾で武装。 GPS (衛星利用測位システム) で航行位置を確認し、衛星携帯電話で連絡を取り合っている。 狙われる船舶の船員はインド人やフィリピン人、ロシア人が多く 自分の身を危険にさらしてまで船を守ろうとしないので、海賊が船に乗り込んだ時点で勝負がついてしまうという。

同氏は「国際テロ組織アルカーイダがソマリアに目をつけて、タンカーを “大型爆弾” 代わりに使おうと乗っ取りを企てる恐れもある」と指摘。 タンカーへの襲撃が相次げば 輸送経路を南アフリカ沖経由に変更せざるを得ず、石油価格の高騰要因になる。「無政府状態なので海賊が陸に逃げ込めば手がつけられない。 国際社会は空からの監視を強め、海賊行為を封じ込める必要がある」と話した。
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※追加4_ ソマリアの海賊がウクライナ企業の貨物船を乗っ取っていた事件で、海賊側は金曜、数百万ドルに上る身代金が3日以内に支払われなければ貨物船を爆破すると脅迫した。 乗っ取られている貨物船には多数の兵器が積まれている。

ソマリア沖では近年、海賊による事件が多発し、今回の脅迫も一連の海賊行為の一環とみられる。この状況下で国際輸送のコストは跳ね上がり、何百万人というソマリア国民への食糧支援の道が閉ざされている。

この事件は9月25日の発生当時、よくある海賊事件の1つにすぎなかった。 乗っ取られた貨物船 M.V. ファイナ号は要塞のような大型船で、あまり速度も出ないので標的になりやすい船種だった。 ところが事件発生後、ファイナ号の貨物倉にウクライナからケニア向けとみられる戦車33台をはじめ、小火器類、砲弾などが積載されていることが判明し、状況は一変する。 海賊は当初、3500万米ドルの身代金を要求し、緊迫した駆け引きが広く注目を集めることになった。

ナショナル ジオグラフィックニュースの取材に対し、犯行グループの中のアリという男が同船内の衛星電話を通じて、「大きな船だったから乗っ取りを決めたんだ。 戦車を積んでいることは後になって分かった。 これで金が取れると喜んでいる」と話している。

同船は現在、犯行グループの指示でソマリア北部のアデン湾海上を進んでいる。 この一帯は世界でも最悪レベルの危険海域の1つだ。 犯行グループは自らを事実上の湾岸警備隊と位置づけ、無法地帯と化しているソマリアの海を外国船による密猟や有害廃棄物の不法投棄から守っていると主張している。 実際、16年間も戦争状態が続いているソマリアの領海は政府の管理が行き届かず、有害化学物質の投棄や違法な漁がはびこる海域になっていることは否めない。

だが、彼ら海賊の行為はソマリアの国民に最悪の事態をもたらしている。 ソマリアでは人口の半数近くに上る325万人が飢えに苦しんでおり、緊急食糧支援を必要としているからだ。 国連世界食糧計画 (WFP) の支援食糧の 90% は航路で運ばれ、現状では各船が軍隊の援護の下でようやく海賊の攻撃を避けている。

海賊は船と乗組員20人だけでなく、ソマリアの全国民700万人を人質にとっているようなものだ」と、WFP をはじめとする各支援団体は危機感を募らせており、WFPのピーター・スメルドン報道官は、「ソマリア沖の海賊行為は今年になって最悪の状態に達し、食糧支援の道が完全に閉ざされる可能性さえある」と懸念している。

ソマリア沖は1年に2万隻の船が行き来する海域で、今年これまでに発生した海賊行為は60件にも上る。 この一帯を通行する船を対象として、“誘拐時の身代金保険” を請け負う保険会社も現れている。

この事件を受けて既にアメリカ、ロシア、フランスなどが対処に乗り出している。 国連は各国政府に対し、海賊対策には “必要なあらゆる手段を講じる” ことを許可した。 水曜日にはケニア政府も、膠着状態を打開するため、海軍を派遣すると発表している。

爆破予告以降、こうした圧力が強まったため、同船のウクライナ人、ラトビア人、ロシア人ら乗組員に対する全面攻撃の危険性は低下したとみられている。 犯行グループが要求金額を800万ドルに引き下げたという報道もなされた。 もっとも、ソマリアでは引き下げ後の800万ドルであっても相当な価値を持つ。

海事コンサルティング団体 “グレー・ページ” のジェームス・ウィルクス氏は、この事件について次のように警告している。「海賊が船ごと逃亡した事件もこれまで幾度となく報告されている。 彼らは従来の想定以上に組織化されている可能性がある」
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※追加5_ これに伴い、ソマリランドとプントランドが面するアデン湾は海賊行為が多発するようになった。 国際商業会議所 (ICC) 国際海事局 (IMB) の調査によれば01年にインド洋側でも海賊による襲撃が報告されるようになり、05年にいたって多発し、インドネシア周辺海域に次いで海賊行為が多い海域として急浮上した。 以来07年まで上位5海域に位置づけられ、沿岸から最遠で390海里まで達するソマリア拠点の海賊によってアデン湾も含むソマリア周辺海域は船舶航行にとって非常に危険なものとなっている。

● ソマリアの状況 ●
海賊たちはもともと漁業に従事していた漁民であった者が多く、外国船が管理のされていないソマリア近海に侵入して魚の乱獲を行うことを生活の脅威ととらえていた。 05年ごろから海賊に乗り出す組織はあったが、海賊行為の成功率の高さと身代金の高さに目をつけた漁民らが07年以降組織的に海賊行為を行うようになり、地方軍閥までが海賊行為に参入し海賊たちから利益を吸収している。

ソマリアの海賊たちには内戦に関わる政治的動機やイスラム過激派などの宗教的動機は見られず、物資押収や殺戮ではなく人質の属する船会社などから身代金を取ることが主な目的である。 海賊たちは人質に銃を突き付けるなどの荒々しい行為を行うこともあるが、金銭と交換可能な取引材料である人質に対しての暴力や虐待などはない。

海賊は人質を拘束する間の食事を与えており、08年4月にフランス軍が制圧した海賊のヨットからは人質に対する虐待や強姦を禁じる「規則書」が発見されている。 またエイルなどの海岸都市には拘束された貨物船などが停泊させられ、海賊を相手にする会計士や運転手、建築業、人質への食事供給業者など様々なサービス企業が成立している。

一方で海運業界周辺には、海賊と船会社などの間で人質解放と身代金の値切り交渉を行う警備会社、海賊被害に対して交渉や身代金などをカバーする保険を提供する保険会社も登場している。

● 具体例 ●
海賊事件の具体的なものとしては、05年6月と10月にインド洋大津波被災に対する支援物資を運ぶ国連のチャーター船が乗っ取られたこと、同年11月にバハマ船籍の客船がロケット弾などの火器による攻撃を受けていることが注目される。 08年4月にフランス船籍の豪華帆船がアデン湾で乗っ取られている。 08年8月には2日間で3隻が乗っ取られる事態も発生した。

また、各国海軍がソマリア沖に派遣されるのに伴い、海賊と海軍艦艇が交戦する事件も発生している。

・ 06年3月18日、アメリカ海軍のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ケープ・セント・ジョージ」、及びアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ゴンザレス」の2隻がソマリア沖で海賊と交戦する事件が発生した。 二隻のアメリカ軍艦は海賊との銃撃戦を約25海里に渡って行った結果、海賊1名が死亡し、5名が負傷したと報告された。

・ 08年11月11日にはイギリス海軍の22型フリゲート「カンバーランド」、及びロシア海軍ネウストラシムイ級フリゲート「ネウストラシムイ」の艦載ヘリコプターが海賊に襲われた貨物船の救助に駆けつけ、イギリス海兵隊が海賊と交戦する事件が発生した。

・ 08年11月18日にはインド海軍のタルワー級フリゲート「タバール」がオマーンの沖合約530km地点で不審な船団を発見。 海賊の母船の特徴と合致していたことから臨検のための停船を呼びかけたところ船団がそれを拒否、フリゲートに向け発砲してきたため主砲により反撃して撃沈する事件が発生した。

日本が関係するものでは、日本の海運会社が運航するパナマ船籍のケミカルタンカーが07年10月に乗っ取られている。 08年4月に日本郵船の大型原油タンカー「高山」が韓国のウルサン港を出港し、積み地のサウジアラビア紅海側のヤンブー港に向け空荷での回送航行中、アデン湾でロケット弾によるものと思われる攻撃を受け、被弾した。 人身の死傷はなかったものの、船は左後方部が損傷し、燃料が一部漏れる被害を受けている

以上

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