シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

また知り合いがこの世を去った1

2024年07月30日 | 分からな~い人生
左は頭皮マッサージ器具で脳がとろけた犬。 右はヘッドマッサージにハマった猫。
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先日 知り合いの訃報メールが届きました。
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昨年より病気療養に努めておられました鎌山さん (仮名) が、6月30日 享年80歳にて逝去されました。 ご冥福をお祈りするとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
尚、鎌山さんの生前よりの強い希望により、家族親族のみにて7月7日にご葬儀を済まされたとのことです。
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今は 90歳超えでも健在な方が多いなか、80歳は早い方かなとも思いました。

この亡くなった方は、私が会社に入って2度目に付いた上司です。 ただし 上司らしく ご指導いただいた事はなく、実は “あまりポジティブな思い出” は残っていません。

1) 最初に顧客を社有車で同行訪問したとき __ 私が運転し、鎌山さんは助手席に座り カーラジオを操作して、選曲ボタンをカチャカチャと何度も押しているのです。「何やってるんですか?」と訊くと、「エロい番組がないか探してるんだ」と応えるじゃありませんか。 部下の前でそんな醜態を見せるなんて …

2) 業界の展示会で 会社主催のブースに営業社員や取引先から来た米国人と出向いていたとき __ ブースに顧客が少ない時は (暇つぶしも兼ねて) 社員同士での短いお喋りになります。 米国人も初めて一人で来たので、話す相手もいなくて手持ち無沙汰になります。

そこで私が拙い英語で米国人と話し始め、大袈裟に話しを盛り上げると … 鎌山さんが私の肩を掴んでいうのです __「そこでウダウダ 油を売ってんじゃねえ。 さっさと仕事しろ」といって 私を、米国人との会話から引き剥がすのでした。 私は肩をすくめて “しょうがないよ” と表現して離れました。 想像するに … 上司を差し置いて (?) 英語で米国人といっちょ前に会話しているのが気に食わなかったみたいです。 だったら 鎌山さんも会話に加わればいいのに …

3) 独身時代 休日の朝、鎌山さんから電話が掛かってきました。「あのさぁ 今朝 注文していたステレオのセットが届いたんだけどさぁ。 これからセットアップするんで手伝いに来てくれないか?」「今日は外出するので …」とやんわり お断りしました。

翌週 どうしたのかと訊いたら、社内の友人を遠くから呼び出してセットアップしたそうです。 鎌山さんは電気工学科出身なんですけど、ステレオを繋ぐだけの超簡単な事が出来ないのかと呆れました。

別の休日早朝どき ゴルフの予約取りに駆り出された事もありました (私はゴルフしないんですが)。 引越しの手伝いにも呼び出されましたから、部下をアレコレとコキ使うのは躊躇しない性格らしく …

4) ある日 営業所社内の後ろの席から、鎌山さんが私に呼びかけてきました。「〇〇くん、アレはどうなった?」
「はぁ 何でしたっけ?」
「アレだよ  アレ」
「アレだけだと 何の事か分からないんですが …」
「ほら アレだってば アレ …」
「はぁ … ?」
「う~ん アレだぁっ …」

というやりとりで終わりました。 鎌山さんは私に “何か” を確認しなくちゃいけないと懸案事項を思い出したんですが、その “何か” を思い出す前に 声が出てしまい、“何か” は記憶から出てこなかったんです。

5) ある朝 社有車で出社して 裏口から入りかけると、社員ではない中年女性が私に近づいてきて話しかけるのです。

「そちらの会社に鎌山さんという人いる?」
「ええ いますけど 何か …」
「その鎌山さんにいっといてくれない? うちは事務所から出るゴミの処理は請け負ってるけど、家庭ゴミの処理は請け負ってないからって。 ゴミを見ると 事務所ゴミと家庭ゴミの違いが分かるのよ」
「はあ … 伝えておきます」

どうやら 鎌山さんは社有車での出社どきに奥さんから家庭ゴミの袋を近所のゴミ集積場に捨ててくれと頼まれたのを忘れたらしく、会社まで載せて持って来て 裏口にある事務所ゴミの箱に投げ込んだらしいのです。

契約外の余計な家庭ゴミを処理させられた業者の不満だったのです。 それを鎌山さんに伝えたら、不機嫌そうに「ほっとけ!」と、これだけでした。

「そうか ○○君に私の至らないところを伝えさせるような羽目にして悪かったな」と、なぜいえないのでしょうか。 もっとも そういえる人なら、会社の事務所ゴミの箱に投げ込まずに、出社する途中のどこかのゴミ集積場に捨てるでしょう。 そうしない自己中の人だったのです。

続く。

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