シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

人生の終末を迎える父4「長引くよ~ああいう人は」

2009年02月13日 | 分からな~い人生
庭園
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1月下旬のある日 父を見舞いに行くと、高齢4人部屋の一人が、いきなり「カゼを引いてたよ」といいます。 

「え? うちの父がですか?」と聞くと、「そうだよ」「元々肺炎だったんですよ」「あ そう ...」で、この唐突なよく分からない会話は終わりました。

父は今 重態4人部屋に入院しているが、父ともう一人が一日中寝ているか意識のはっきりしない絶飲食オムツ2人組。 トイメンの他2人が、酸素吸入チューブを鼻に付けているが意識があり 腰掛簡易トイレを使う やや症状が軽い組です。 話しかけてきたのはそのうちの一人。
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父と同世代の女性の知り合いが実家に電話をしてきました __「どうだねェ ××さんは?」 探りを入れてきたのかな。 母が「ええ 今も入院中です」とその他ムニャムニャと応答して現況を伝えると、最後にいったそうです __「長引くよ~ ああいう性格の人は」__ どういう意味か?

彼女は昔 長い間 仕事で病人の付添婦をしていたらしいから、”性格” でどの位持つか分かるのかも知れません。「今度また電話してきたら、納骨でそちらのお寺に行くから その時ご挨拶しますよ」といったらと母に伝えました。 彼女は、我が家の墓がある地方都市に住む古くからの知り合いなのです。
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絶飲食2人組は、蒸気を15分ほど鼻と口に当てた後、若い女性看護士が鼻腔にチューブを突っ込んで吸引エアーでたんを吸引します。 そんなとき父は顔をしかめて苦しそうだが、両手を抑えて手伝えば 声も出さずに何とか処置は終わります。 もう一人が、いつも「アーッ … アーッ」と大きな苦しそうな声を出す。 カーテン越しに隣で聞くのもつらいが、たんが詰まったら終わりだから仕方がありません。

今日 父のたんの吸引が長引いていたら、先の唐突会話 軽症組の一人がカーテン越しにこちらに聞こえるようにいう __「ネーちゃん ションベン出たよ~」と女性看護士に聞こえるように (?)。 私が父の両手を抑えながら、「何をいってるんだ」と少し怒った声でつぶやくと、看護士がクスッと笑います。 ボケとんのか、このジーさんは。 軽症の重態組でも、頭は軽症じゃないのかも と思った次第です。

今日はここまでです。

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