
07年9月30日シャンテサラ2投稿分__
写真左から、ボン市のベートーヴェン像、赤い星はボン市、右上はゲーテ、右下 チェコ内の赤い星はテプリッツ。
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ベートーヴェンについて、よく知られた話しを紹介します。
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今も昔も変わらぬボン市の象徴、ミュンスター寺院前の広場。 現在 郵便局になっているベートーヴェン像の後ろの建物は、旧フュルステンベルク伯爵邸で、1845年のベートーヴェン像の除幕式は、この二階のバルコニーにプロシア国王ヴィルヘルム4世やイギリスのヴィクトリア女王と夫君アルバート公らが列席して行われた。
幕が引かれると、国王は「何たる事か! 奴はこちらに尻を向けてるぞ!」と叫び、傍らのアレクサンダー・フンボルトが「然り! 彼は生前からいつも無礼な人間でございました」と答えて、一同の爆笑となったという (平野昭「ベートーヴェン」から)。
ウィキペディアから … ボン市はノルトライン=ヴェストファーレン州に属するドイツ連邦共和国の都市である。 統一以前の1949年から1990年まで西ドイツの首都であった。 人口31万人。 かつてこの都市には1288年から1803年までケルン大司教が暮らしていた。 作曲家ベートーヴェンの生誕地・シューマンの終焉の地としても知られている。
幕が引かれると、国王は「何たる事か! 奴はこちらに尻を向けてるぞ!」と叫び、傍らのアレクサンダー・フンボルトが「然り! 彼は生前からいつも無礼な人間でございました」と答えて、一同の爆笑となったという (平野昭「ベートーヴェン」から)。
ウィキペディアから … ボン市はノルトライン=ヴェストファーレン州に属するドイツ連邦共和国の都市である。 統一以前の1949年から1990年まで西ドイツの首都であった。 人口31万人。 かつてこの都市には1288年から1803年までケルン大司教が暮らしていた。 作曲家ベートーヴェンの生誕地・シューマンの終焉の地としても知られている。
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冒頭の小話を読んで、「一同の爆笑」の理由が分かった人は 相当のベートーヴェン通かゲーテ通です。 この小話の由来は、次のエピソードが下敷きになっているのです。 この話しは本当かどうか疑わしいそうで、後世の人が作り上げたものともいわれますが、いかにもベートーヴェンの性格を表しているともいえますね。 私は 95% 作り話だと思います。
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ウィキペディアから … 1812年、テプリッツ (チェコ Teplice, 独名 Teplitz) において独を代表する文豪ゲーテと会い、二人で散歩をしていた際に、オーストリア皇后の一行と遭遇した。 ゲーテが脱帽・敬礼をして一行を見送ったのに対して、ベートーヴェンは昂然として頭を上げ 行列を横切ったというエピソードも残されている。
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人間の価値を決めるのはその才能で、持って生まれた家柄ではないと信じていたベートーヴェンですが、ヴァイマール公国に招かれて宰相も勤めた 文豪ゲーテには、当時の常識があったのでしょう。 ベートーヴェンは、ゲーテの戯曲「エグモント」に1787年 劇付随音楽を作曲しています。 序曲が素晴しいですね。
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ウィキペディアから … エグモント序曲 : Sostenuto, ma non troppo - Allegro、ヘ短調→ヘ長調 力強く雄渾多感な序曲は、ベートーヴェン中期の終わりに位置する作品で、序曲《コリオラン》や、2年早く完成された《交響曲 第5番》と同じくらいに有名であり、また作曲様式でも類似点が見られる。
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ベートーヴェンは、生まれるのが150年は早過ぎた人でしたね。 逆にいうと、150年先取りしていたともいえます。 150年前にこういう考え方を貫き通すのは、相当に難しかったでしょう。 しかし 回りの人達がある程度それを黙認していたということは、ある程度、いや相当に楽聖の才能を認めていた ということでもあるのでしょう。
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テプリッツで、ゲーテとベートーヴェンは腕を組んで「柏館」のほうへ歩いて行った。 そのとき、宮廷のお偉方が一段となって近づいてくるのが見えた。 皇后と伯爵夫人、侯爵やお付きの女官や侍従たちだった。 ゲーテは連れから体を離して、道の端に立った。
ベートーヴェンは肩をすくめて、悠然と先を歩き、皇后に対してだけ帽子を取った。 その間ゲーテは帽子をぬぎ、恭しく頭を下げて、皇后と一行が通り過ぎるのを待った。 ベートーヴェンは少し離れたところに立ち止まって、その様子を眺めていた。
「百年経ったら、世間はあの連中のどんなことを知っているというのです? せいぜい、ゲーテと交渉があったというだけです。 我々の名前はあの連中を不滅にするかも知れません。 しかし、彼らが我々を不滅にすることはありません」
「一つだけいわせて下さい、ベートーヴェンさん。 古来の習慣には甘んじて従うこと。 偉い人はもとより、どんな人の名誉も傷つけないこと」(フーフ著「小説ベートーヴェン」より)
ベートーヴェンは肩をすくめて、悠然と先を歩き、皇后に対してだけ帽子を取った。 その間ゲーテは帽子をぬぎ、恭しく頭を下げて、皇后と一行が通り過ぎるのを待った。 ベートーヴェンは少し離れたところに立ち止まって、その様子を眺めていた。
「百年経ったら、世間はあの連中のどんなことを知っているというのです? せいぜい、ゲーテと交渉があったというだけです。 我々の名前はあの連中を不滅にするかも知れません。 しかし、彼らが我々を不滅にすることはありません」
「一つだけいわせて下さい、ベートーヴェンさん。 古来の習慣には甘んじて従うこと。 偉い人はもとより、どんな人の名誉も傷つけないこと」(フーフ著「小説ベートーヴェン」より)
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今日はここまでです。