goo blog サービス終了のお知らせ 

シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

異様な顔がその映画に相応しい

2014年10月06日 | シネマ何だかんだ
上左と下左は1982年の、下中央は2011年の Conan the Barbarian。 上右は『Terminator』、下右はランス・ヘンリクセン。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヒーロー活劇ものの82年米映画『コナン・ザ・グレート Conan the Barbarian』のリメイク品があったんですね。 私も知りませんでした。 2011年に 予算 9000万ドルで製作され、興行収入 4800万ドルですから、失敗でしょう。

主役がジェイソン・モモアという無名俳優で、マッチョな肉体もシュワに負けず劣らず、顔もハンサムというよりはそれらしいタフガイ風ですが、悪役向きというか 何となく違う雰囲気です。 YouTube で見始めたんですが、詰まらなそうで15分くらいで止めてしまいました。 面白いかどうかは最初の15分くらいで分かります。

シュワルツェネッガーの顔の作りが、あのような英雄ファンタジーのマッチョマンに相応しい (ふさわしい) から、シュワ主演で成功したのでしょうね。 『タイタニック』などの恋愛ものには向かない顔ですが、いかにも強そうな “異様な顔” です。 今見ても、面白く鑑賞できます。 プロデューサーや監督などがキャストを選別するのでしょうが、彼を選んだのは正解でしたね。
…………………………………………………………
同じように 彼の主演した84年『ターミネーター』では当初、別の俳優ランス・ヘンリクセン主演で話しが進んでいたそうですが、シュワの異様な顔がいかにも “未来からきた異様な殺人者” に相応しかったですから あの映画もシュワをターミネーターにしたことが成功した要因の1つでしょう。 ヘンリクセンは『ターミネーター』の中で警察署の警部補役で登場しています。 彼が主役だったら、大真面目な恐怖映画になっていたかも。

『ターミネーター』の頃までのシュワの顔と、それ以降の顔を見比べると 明らかに変わっています __ 特に口元で、笑った顔にその特徴が現れます。 はっきりいうと 90年頃 整形したんでしょうね。 それは悪い事ではありません。
…………………………………………………………
『コナン』物語そのものは荒唐無稽といったら怒られそうですが、内容そのものが冒険物語ですから あれでいいんだと思います。 そのバカバカしいシーンのトップは、最後の活劇で あわやコナンが切り倒される!という瞬間、直前に亡くなった女相棒ヴァレリアの亡霊が現れ、窮地を救うという場面でしょう。

また その活劇の最後で、悪役の宿敵が自分たちからさらわれたヤスミナ姫をヘビの矢で射殺 (いころ) そうとしたのを助けられ、簡単に姫がコナン側に寝返ってしまうというのもチョット変でした。

また シュワの演技で物足りないなと感じたのは、その活劇のあと ヤスミナ姫の手引きで再度 悪の魔窟に潜入、宿敵タルサ・ドゥームを背後から切ろうとすると、彼の得意の魔術で籠絡されかかるのですが、その時のシュワの表情の変化が「普通の表情」と「籠絡された表情」の二通りしかなく、その中間の “籠絡されかかる 変化する表情” がありませんでした。 この時はまだ演技力がなかったんでしょうね。

私がもう1つこの映画で気に入ってるのは、冒頭 老人のナレーターのしわがれ声の後、オドロオドロシイ太鼓の音と金管楽器の音が続くところで、あの音楽もこれから始まる冒険物語を予感させるような、ワクワクするような、それに相応しい音楽ですね。 こういう曲はポールドゥリスが得意で、『ロボコップ』も作曲していましたね。

ただ 難をいうと、打楽器・金管楽器に続く弦楽器のメロディはちょっと違和感がありましたよ。 弦楽器を使わない方が良かった。 けれど全体的には効果的で、すっと耳に馴染む音楽でしたね。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ウィキペディアから__『コナン・ザ・グレート』は、ロバート・E・ハワード の小説『英雄コナン』シリーズを原作とする1982年のアメリカ映画。 世界的に有名なヒロイック・ファンタジー小説を、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化した作品 (※追加1へ)。

『コナン・ザ・バーバリアン』(Conan the Barbarian) は、2011年に米国で製作されたアクション映画。 ロバート・E・ハワードの小説『英雄コナン』シリーズを原作としている。 リ・イマジネーション作品。

『英雄コナン』は、1932年からロバート・E・ハワード (一部作品はディ=キャンプ、ビョルン・ニューベリイらの補作) により著されたヒロイック・ファンタジーのシリーズであり、その主人公である。 本シリーズは、典型的なヒロイック・ファンタジーの先駆けとなった (※追加2へ)。

 「シュワ、『コナン』シリーズに30年ぶりにカムバック!」(Sayaka Honma / GQ MEN 2014)__※追加3へ
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
以上


※追加1_ プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスは、当時のインデペンデンス系としては業界の最高峰に位置するとされていた。「俳優としての仕事を欲しかった無名時代のシュワルツェネッガーが「ボス」の部屋の隅に立っていた」という業界における有名な噂がある (ただし、この時点ですでにボディビルディングの頂点ミスター・オリンピア他の称号を得ており、またドキュメンタリー『鋼鉄の男』などのヒットもあったことから、完全に全く無名の素人というわけではない)。 この『コナン・ザ・グレート』によって世界的に名前を売り、出世街道を驀進する以前の話である。

製作予算 2000万ドル、1982年全世界収入 6885万ドル。 監督:ジョン・ミリアス。 音楽:ベイジル・ポールドゥリス。
…………………………………………………………
※追加2_ 時ははるかな古代、各国の各民族が入り乱れて争う戦乱の荒野に、怪物や古の妖術の名残が点在するハイボリア時代。

北方の未開の地キンメリア出身の屈強な大男コナンは、粗にして野だが卑ではない豪放磊落な誇り高い戦士であった。 故郷キンメリアを離れ、あるときは傭兵、あるときは一攫千金を狙う冒険者、あるときは荒くれ船乗りを束ねた海賊となるコナンの無宿渡世の旅路には、常に異郷の民や怪物との戦いがつきまとう。 やがて故郷に帰ったコナンはキンメリア、そして周辺諸国を支配する大帝王となるが、それでもなお彼の身には戦いがつきまとう。

なお 一見男性的な作品に見えるが、登場するゲストヒロインにはかなりの存在感があり、時に意外な活躍を見せ、時にヒロイン視点で物語が進められることもある。
…………………………………………………………
※追加3_ ほぼ無名だったアーノルド・シュワルツェネッガーを、ハリウッドの人気スターへとおし上げた1982年のアクション映画『コナン・ザ・グレート』。 このリブート版を再びシュワルツェネッガー主演で製作すると、米ユニバーサル・ピクチャーズが発表した。

若きアーノルド・シュワルツェネッガーが、ボディビルダーからアクションスターへと華麗なる転身を遂げるきっかけとなった1982年の映画『コナン・ザ・グレート』が、リブートされることになった。 米ユニバーサル・ピクチャーズが、新作アクション『ザ・レジェンド・オブ・コナン (原題)』を製作。 65歳のシュワルツェネッガーが、約30年ぶりに剣を構えたヒーロー、コナン役で主演する。

オリジナルの『コナン・ザ・グレート』は、ロバート・E・ハワードの小説『英雄コナン』シリーズをジョン・ミリアス監督が映画化した作品。 両親を殺され奴隷となったコナンが、たくましい肉体と不屈の精神を持つ剣闘士に成長し、宿敵タルサを探す復讐の旅に出る姿を描いた。

84年には、シュワルツェネッガー主演で続編『キング・オブ・デストロイヤー/コナン PART2』が製作され、2作合計で北米興収 7,000万ドルのヒットを記録。 昨年、ジェイソン・モモア主演で “リ・イマジネーション” 版『コナン・ザ・バーバリアン』が公開されたが、こちらは失敗に終わった。

久々にスクリーンでコナンを演じることになったシュワルツェネッガーは、「私は常にコナンのキャラクターを愛していた。 その役柄を再び依頼されて、光栄に思っている」とコメント。 ユニバーサルは、リブート版『ザ・レジェンド・オブ・コナン』の全米公開を14年夏に設定し、現在 監督探しに乗り出している。

以上

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。