シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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紛らわしい お粗末訪販業者の口上

2014年10月08日 | 世相あれやこれや
写真は、Lightning streaks across the sky as lava flows from a volcano in Eyjafjallajokul, Iceland, April 17, 2010.
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先日午前 床下換気扇代理店の訪販業者がやってきた。 紺の作業服を着た まだ若い高校生位の年頃のお兄ちゃんだった。 「こちらのオタク 床下換気扇を付けて大分経ってらっしゃると思うんですが__他のお客様でモーターのアースが錆びたり、古くなって抜けたりして故障になった所がありまして、この近くで無料の点検サービスをしているものですから、一緒にどうかと思ってきたんです …」

この “口上” が紛らわしく、私は てっきり “以前取り付けた業者のメーカー元かサービス関係か” が訪問してきたものと思ってしまった。 また お兄ちゃんが書類とか一切持ってないのも見落としていた。「あぁ … 確かに昔取り付けたけど、その取り付け履歴を見て来たの? そのアースが不具合になるとどうなるの? 漏電とかになるの?」

「ええ … 色々故障の原因となるものですから、無料で床下に潜って点検させて戴いてます。 今日 宜しければ、今近くで点検しているお客様がもうじき終わりますので、11時頃 こちらにお伺いして点検できますが、宜しいでしょうか?」「う~ん 無料なの? … それじゃあ やってもらおうかな」「はい有り難うございます。 では11時頃に …」といって、お兄ちゃんは一旦引き上げた。 私は漏電事故とかの事例があって、事故発生を繰り返さないように 取り付け履歴リストなどを元にユーザーを無料点検して回ってるものと “勝手に解釈” してしまった。
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ところが 11時を過ぎてもやってこない。 11時半頃 さっきのお兄ちゃんがやってきて、いう__「すいません。 前の所で手間取っていて まだ終わらないものですから、午後1時過ぎに変更してもらえませんでしょうか?」「あなた あのね、段取りが悪い。 30、40分かかるんだったら、1時間にするとか余裕を見てスケジュールを立てるもんだよ」「はい すいません」「1時だね … いいよ、それじゃ1時に」
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1時になったが、やってきたお兄ちゃんがまたいう__「すいません。 来る予定の者が八王子から来るもので、あと50分位あとでないと取りかかれないんですが、宜しいでしょうか? もしダメなら別の日に出直して参りますが …」「うーん 今日は外出する予定だったのだが … 分かった 取りかかり上、やってもらうよ。 あと50分位ね?」「はい すいません」

同じような作業服を着て 大きなバッグを抱えた20歳位のお兄さんと2人で、2時前頃 やっとこさやってきた。 台所口から入ってもらって、そこにある床下収納庫の蓋を外し、お兄さんが上っ張りを着込んで潜る準備をする。 若いお兄ちゃんが、「換気扇タイマーのチェックをしたいので、見せてもらえませんか?」というので、トイレにあるタイマーをチェックしてもらう。

「ところで、前の取り付け履歴を見て来たんだったよね。 私もよく覚えていないんだが、15年前か20年前か いつ頃 取り付けたんだったかなぁ?」と聞くと、「いえ 最初に申し上げましたように、外から換気扇を見て判断しているもんですから、当社の物を取り付けたものと、そうでないものがありますので、こちらは当社の物かどうかは …」というではないかっ!?

「ええ~ … 過去の取り付け履歴に基づいてやって来たんじゃないの? じゃ 取り付けた業者のメーカー元じゃないのか?」とここに至って、やっと “タダの訪販業者” と分かった (__”遅かりし由良之助” …)。「ええ 私どもは換気扇モーターの代理店でして、こうやって外から目視して 床下換気扇を取り付けてある住宅をお邪魔してチェックさせて戴いてるんです」

「… するとォ、取り付け履歴に基づいて来たんじゃなかった、のか ……… まあいい。 取りあえず 検査してもらおうか」といったら、20歳位のお兄さんが “怪訝な顔” をして潜っていった。 その間 若いお兄ちゃんと話した。「ところで 会社は何ていうの? まだ聞いてなかったな」「デイノといいます」「どこにあるの?」「厚木です」「何人位いるの?」「30人です。 後で名刺をお渡しします」「最初に渡すんだよ。 それがビジネスの基本だよ」「はい …」「こういう基本をいう人はあなたの会社にいないの? そうやって基本を積み重ねて信用を得るのがビジネスで、信用を得るには時間がうんとかかるけど、信用を失うのはあっという間だよ」「……」
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5分くらいで検査が終わって お兄さんが床下から出てきて、「… アースは問題なかったですが、3台のうち “真ん中の音” がちょっと …」とあいまいなことをいう。 アースだけの点検をしに潜ったのではないか? それに3台目は玄関の向こう側でかなり遠いから、5分ですべてを確認してきたかどうか疑わしい。 しかし、「はい ご苦労様でした」とねぎらう。 音がちょっとどうなんだとは聞かない。 聞いても無意味だろうし、業者は “それが狙いだ” と思うからだ。

で 終わって玄関先で「それじゃ … お邪魔しました」と、2人はそのまま帰ろうとするので、「ご苦労様。 連絡先か何かは?」「はい … 向こうに置いてありますので、すぐ持ってきます …」といって車を駐車してあるらしい方へ立ち去るが、案の定 玄関外で10分待っても “戻って来なかった”。 恐らく「あの客はダメだ、もう このまま帰ろうぜっ。 あ~ 八王子から駆けつけてきて骨折り損だったなー。 お前も見込み客かどうかよく見ろや」となったのだろう。

まともな業者なり代理店ならば、最初に会社パンフレットや名刺を差し出す。 そして ちゃんと検査をしたのなら、会社所定の検査表にどういう検査をして結果がどうだったかを記入して、本人がサインして複写部分を客に渡す。 そうしたビジネスの基本を全くしない業者だった。

こちらも最初に会社パンフなり名刺を求めて、取り付け履歴に基づいて来たのかどうかを事前に確認すべきだったと反省している。 “ただの訪販業者” なら 最初から断っていたところだ。 お陰で ディーラーに行って自動車保険の更新内容を聞こうと予定していた外出が遅れた。 やれやれ、だ。 訪販業者の “紛らわしいセリフ” には、皆さんも気を付けましょう。

以上

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