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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

恋人 このあやふやなもの3 “尿道結石”

2016年03月10日 | トホホなマイラブ他
写真は三愛水着イメージガール14代目 朝比奈彩さん (21) (時事通信社) から。 日本人ばなれした抜群のプロポーションですね。
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学生時代のある日曜日午後 所属クラブ室に行って、1人でクラブノートに書き物をしたりして過ごしていました。 すると 同級生で同じクラブの男性 (川井:仮名) が若い女性 (芳子さん:仮名) を連れて入ってきました。 向こうも日曜日にクラブ員がいるとは思ってなかったのでしょう __「おっ いたのかぁ」というじゃありませんか。

デートの一環で昼食後 連れてきたのでしょう。 彼女は学生じゃないとすぐに分かりました。 普通の女士学生よりもいい服を着ているからです。 紹介が終わると、私は早々に立ち去りました。 1分も経ってなかったと思いましたが、その間 彼女がずうっと私を見ているのに気づいていました。 それで2つ、3つのことが想像できました。 1つ目は、この女性は彼に満足していない、というか “不満なのだ” と。

2つ目は、私が彼女をデートに誘ったら やって来るだろうということ (私のウヌボレです)。 けれど そんなことは出来やしません。 川井は友人で色々世話にもなっているんですから、略奪愛になってしまいます。 もし私が彼女をデートに誘った事が川井の知る処となったら、友人関係が壊れてしまいます (芳子さんは下記 恵理子さん [仮名] と高校の同級生で、銀行勤めと記憶していますから、情報は筒抜けなんです)。

3つ目は、これは断定する自信はありませんが、まだ同級生は彼女に迫っていないのだろうということ。 なぜなら 街外れにある大学クラブ室にデートでわざわざ連れてくるのに、恋人同士なら手を繋いでくるのが普通なのに、手を繋いでなかったからです。

そのすぐ後 まだ学内にいたら、2人が別の建物の前で立っているのを見ました。 クラブ室は芳子さんに不評だったようですね。 2人の間の距離も 50cm ほどもあり、手も繋いでなかったので、 やはり 深い関係ではないだろうと思いましたね。 距離は普通 親密度に反比例し、親密なほど距離が短くなりますから。

この2年くらい後 川井が彼女に迫ったのでしょう、その直後に交際期間中に彼女に贈った贈り物全部を箱に詰めて、宅急便で送り返されてしまった (※) と、別の同級生の友人 (桃山:仮名) から聞きました。 そんなことを他人にしゃべらない方がいいのになぁと思いましたが、友人からいうものですから一応フンフンと聞いていました。 でも他人にはしゃべりませんでしたよ。

芳子さんが川井を2年以上も不満に思っていたのなら、なぜ早く別れなかったのか、優柔不断な性格だったのかも知れません。 私は川井に その後、あの時の彼女に言及したことはありません。 失恋した元彼女のことを訊いても、本人も気分がよくなるわけじゃありませんからね。

また 川井は2浪で私より2歳年上でしたから、私がちょっと生意気なことをいうと 声を少し荒げて私をタシナメルということが何度かありましたが、この失恋のあと 性格が丸くなったというか、声を荒げることはなくなりました。 失恋は人間を成長させますね。 川井は音楽プロデューサーを目指していましたが、卒業後 メーカーに就職、工場のあるイタリアと日本を行き来していました。
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クラブ室でのデートといえば、上記の出来事と同じ頃の土曜日午後 2年先輩の学生 (牧野さん:仮名) のクラブ員が、私と同学年のクラブ員の女子学生 (恵理子さん) を連れてクラブ室に一緒に来たのを私と川井が見つけたというか、出くわしたことがあります。 そのとき 川井はわざと驚いた風で「おっ!  おっ! 牧 野 さ ん、やるなー」と大きな声で冷やかしていたものでした。 川井と牧野さんは同年齢だったので、そういう気安いことがいえたのです。

何人かとクラブ室で四方山話しをしていると、恵理子さんは「翌日みんなで喫茶店に行くと分かっていると 私は前の日から水分を取らないようにしていますよ」というので、 私が「なんで?」と訊くと __

「だって 途中で席を立ってトイレに行ったりすると 想像されるのがイヤだからです」というじゃありませんか。 思わず笑ってしまい、「そんなの 想像している人なんていないって」といっちゃいました。 女性って妙なこだわりをもっているなぁと思ったものです。

この後 クラブ忘年会でこういう “おふざけ” がありました。 みんなで手拍子して、「はい〜 恵理子さん 純子さん イロハのイの字はどう書くの〜? どう書くの〜?」と囃すと、恵理子さんがもう1人の女性 (純子さん) と立ち上がって「こう書くの〜」と手拍子に合わせて “腰を振って字を書く” 余興を演じるのです。 なんてことのない たわいもないものです。

そのあと 川井と牧野さんが酔ったのか、桃山に「お前 服を脱げ」といって、捕まえて無理無理 服を脱がしにかかるのです。 オイオイやめろよな〜という声もあがり、桃山も半分怒って、「お前ら、男の裸を見ても面白くも何ともないじゃないか、やめろって」とドタバタ逃げ回って抵抗するのですが、とうとう上半身裸にされてしまいました。

女子学生たちは見ないように顔を背けていましたが、私はあることに気づきました。 それは川井と牧野さんの “潜在意識から来る代償行為” だったと思うのです。 どういうことか? 川井と牧野さんもデートする彼女がいましたから、当然 彼女にいつかは迫りたいと思っていたはずです。

迫るというのはベッド・インで、彼女を裸姿にすることですから、彼女の服をいつか脱がせたいと思っていたが、理性が邪魔して そこまでは至らない。 そういう欲求を潜在意識に持っている状態でアルコールが入り、理性のタガが少し外れて、宴会会場でその欲求の代償行為の対象に桃山の服を脱がせたのではないかと想像しますね。 このカップル (牧野さんと恵理子さん) は卒業後 結婚しました。 宅急便送り返し (※) は、この後のことです。 牧野さんは大手メーカーに就職しました。
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ある日 桃山を訪ねると、女友達 (邦子:仮名) が廊下で洗濯機を回してるので、「何やってるんだ?」と訊くと、「桃山さんの洗濯物やってるの」と応えるじゃありませんか。 部屋に入って「彼女に洗濯させてるのか?」というと、「いやぁ やらなくてもいいよといったんだけど、やったげるといってきかないんだ …」__ 半分ノロケでしょう。 この話しを実家に帰省した折、父に話すと、「そいつは大したもんだよ、学生の時から女に洗濯させるなんて」といってました。

また 在学中に尿道結石で救急車で病院に担ぎ込まれ、退院後 話しを訊くと、「あれの治療は痛いんだゾ。 おチンチンの先から細い棒みたいのを突っ込まれるからなぁ」といったかと思うと、「いやぁ 歯ブラシとかタオルとか下着なしで急に入院すると不自由でな、邦子さんが用意してくれたんで助かったよ」と、これもノロケてましたっけ。

彼の冗談も独特です。「寿司屋で “板さん 忙しそうだねえ” といったら、板さんがこう応えるんだよな __ ”いや 忙しいのなんのって、忙しすぎてトイレに行って手を洗うヒマもないくらいなんで”__キ タ ネ エ の 〜」__ 聴いた我々は七転八倒するか、涙を出しながら 笑いをかみ殺すしかありません。

また 彼の表現の1つに『辛抱たまらん』というのがありました。 あんまり連発するので、私が「それ、何だか トイレに行くのを我慢しているみたいに聞こえるよ」といったら、同席していた恵理子が「きゃっ いったぁ〜」と反応していましたね。 みんなそう思っていたんですね。

もう1つ、朝のクラブ室で桃山がいる所へ恵理子が入ってきました。 桃山はすかさずニコニコして「お早う、恵理子さん “朝のお勤め” はもう済んだ?」と冗談で呼びかけます。 恵理子が「ハァ?」と眼を点にしてとまどっていると、「あー いやらしい、恵理子さんったら “夜のお勤め” と勘違いしてんの〜アッハッハ」と、いい冗談のネタにされてしまったそうです。 

フンドシ談義も面白く、「あれは便利なんだぞ。 風呂屋に行くのに着替えのフンドシ一丁持っていけば、タオルはいらないんだ。 脱いだフンドシでタオル代わりに体を洗う時に使えば、出る頃には汚れたフンドシがすっかり綺麗になって、着替えのフンドシを着けて帰ってくれば、洗濯済みのフンドシを干すだけで、洗濯の手間が省けるってもんだ」ともいうのです (本人はフンドシじゃなかったのですが)。

また 夜8時頃 桃山を訪ねると、バスタオルを肩から上半身に架けてジーパンスカートを着けた女子学生が桃山の戸口から自分の部屋にあわてて戻るところに出くわしたことがあります。

桃山に訊くと、「この学生アパート4部屋は風呂が順番で、入り終わった人が次の部屋の人に声がけすることになってるんでな、今風呂が空きました どうぞと連絡して帰ったところだよ」といってましたが、どこまでホントかどうか?

もっとも さっきの女子学生は風呂上がりが歴然で、バスタオルとジーパンスカート以外 身に着けてなく、自分の部屋でじっくりと濡れた体を拭くんだろうと思いました。 牧歌的な学生アパートでしたね。 卒業後、桃山が結婚した相手は自分の地元の女性でした。 桃山は大手メーカーに就職、定年数年前には別会社に転職、中欧に赴任しました。
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1年先輩のクラブ員 (岩尾さん:仮名) は、アルバイトにバーテンダーをしたりしているせいか、妙に大人びていて、こんな明け透けなコトを披露していました __「酔っぱらってアルバイト先の水商売の女を抱いた時にコンドーム付けずにやったら、出来ちゃったらしいんだけど、どうも彼女は自分でオロシタらしいんだよな」

聞かされる後輩の我々は口をアホみたいに開けたまま、「はぁ?」といって聞くだけでした。 この先輩 岩尾さんは就職後、後輩クラブ員の真面目そうな女子学生と結婚しました。 就職先は全然 畠違いの分野の企業でした。
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この1年先輩の同学科生はバンカラ風の学生が多かったようで、ある先輩 (番田さん:仮名) などは、学生アパートの気に入った新人女子学生の部屋に押し掛け、2〜3日居座って帰らなかったとも聞いたことがあります。 その先輩の話しぶりもバンカラ風で、「女の土手 (ドテ) がどうたらこうたら …」と訊きもしないのに自分のモテモテぶりを披露するというか、講釈するのです。 あげくには、「お前ら ドテってなんだか分かってるのか? ウハハハ」なんていってくるものですから、応対には往生しましたね。
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学生運動をし過ぎたのか 8年生 (26歳 飯山さん:仮名) の同学科の先輩が、20歳くらいの女性と大学前の歩道を歩いてるのに遭ったことがあります。 その女性は水商売系だとすぐに分かりました。 女子学生が買えないようなプレタポルテ (高級既製服) を着ていたからです。

飯山さんは卒業後に (卒業したかどうかは実は定かではないのですが)、ある窯元の跡継ぎのフツーの女性と結婚しました。 毎年開催されている現地 “陶器祭り” の時に友人の大石と立ち寄ったら、赤ん坊を高く抱き上げて「おー よしよし、アバババ」といってあやしてました。 それを見ると、学生運動の闘士だった面影はどこへやら、飯山さんはすっかり “普通のお父さん” になってましたね。

今日はここまでです。

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