「ロシアで前の座席を蹴ってはいけないと … これを見て思った」。 右は「７日 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記 (中央) が招集し平壌で開催された党の協議会」(21年６月)
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今月 マスコミを賑わしている中古車販売大手のビッグモーター (BM) ですが、被害者は BM に修理を依頼した人だけではありません。
日本全国の全ての車所有者です。 なぜかというと、自動車保険の不正請求を繰り返していたのですから、請求額全体が増えて 自動車保険の保険金を払う全ての車所有者は年々上昇する保険金を負担していたのです。
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『 “やってもーたー“ と嗤っている場合でもない』(７月28日 文春オンライン) ＿＿ ビッグモーター社の悪しき業界慣行が産経新聞により報じられたのは2016年、問題はその５年前の2011年から社内で行われていたと指摘されています。
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私はここ20年余り 無事故ですから、保険金の等級は最低ランクです。 20等級・63% 割引となっており、過去の年間保険金の推移を遡ると ＿＿
¥29,080 (2003年) ¥32,020 (04年) ¥32,080 (05年) ¥32,900 (06年) ¥33,550 (07年) ¥25,210 (08年) ¥30,920 (09年) ¥29,000 (10年) ¥32,150 (11年) ¥31,500 (12～13年) ¥31,090 (14～17年) ¥31,300 (18～19年) ¥35,480 (2020～22年) ＿＿ 08年に一旦下がっているのは、それまでが 2,200cc、08年に 1,300cc の車に乗り換えたからです。 1,300cc の同じ車で 11年以降 保険金が上がって、20年以降は大幅に上がった印象です。 今では前の 2,200cc 車の保険金を超えました。
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私は BM のようなブラック企業に勤めた経験はないですが、想像はできます。
おそらく 誰もが最初は「え？ こんな事が許されるの？」と疑問に思ったのではないでしょうか？ でもそうは思っても、上司からの指示に従わないと降格・減給されたり、別の営業所へ飛ばされたりする例を見ているうちに、疑問を押し殺して従ってしまう … そのうち悩まなくなり、上司からの指示通りに動くようになる … 側 (はた) から見ると違法な事をしているのだが …
こうした光景は、オウム教信者、闇バイト応募者、戦前のナチス・ドイツ、現在のロシア、北朝鮮、中国などの集団や独裁国家にも見られると思います。
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あるオウム真理教の女性信者の法廷証言によると、入信したばかりの頃はそんなことをしてはいけない、というためらいがある一方で、同じ信者たちは平然と迷惑行為をやっていることに戸惑いを感じていたという。
ところがある時 思い切って他の信者と同じことをやってみた。 すると途端にそれまでの迷いが消えて、楽になったという。 ああ これでいこう、何も考えないことが一番楽なんだ、と。 そこから教団にのめり込んでいき、そしてテロ行為に加担して裁かれることになった ＿＿『SNS にホイホイ誹謗中傷を書き込む人の心根にある “カルト的気質“ 』(７月17日 JB Press ※１)
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何も考えず、他のみんなもやっているから大丈夫だろう ＿＿ こう考えてしまうのでしょう。 ヒトラー総統の方針に逆らう事は考えない、プーチン大統領を批判したらいつの間にか消されてしまう、北朝鮮総書記の話す事を手帳にメモ (冒頭右写真) しないと銃殺される？ 共産党と習近平主席に反対したら … ＿＿ こうした恐怖政治を行うのが独裁者の常套手段です。
実際 中国外相が７ヶ月という異例の短期で解任され、その理由も明らかにされず、本人の消息も不明です。 また 中国では時々 行方不明になる人がいます。 共産政権は大概 “愚民政策“ を行います。 大衆には「知らしむべからず」(論語・泰伯) ということでしょう。 でも それは過去の話しです。 大衆は黙って為政者の政策に従っていればいいという時代は、とうの昔に過ぎ去りました。
今日はここまでです。