シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

尻拭きをロボットに

2014年08月21日 | 分からな~い人生
写真は、アームが紙をつまんでお尻の下に運び、拭いた後に反転して捨てるお尻拭きロボット。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
尻拭きを他人にやってもらうのは困るが、ロボットなら構わない __ 確かに 手が不自由な人にとっては、羞恥心の領域に踏み込まれないから快適な介助装置といえるでしょう。 しかし この大きさを見ると、トイレの改造から必要だから、費用はロボット導入だけでは済まないと想像します。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「“ロボット” お尻ふきふき 楽ちん介護 開発に苦節8年」(8月16日 毎日新聞 ※追加1へ)
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
人間のあらゆる機能というのは、実に便利なものだと改めて思います。 動物は “垂れ流し” で、どこにフンをしようがあまり気にしないし、尻を拭くことはない __ いや 一応 鳥は自分の巣の外に尻を向けて外に排便する/犬 ネコは散歩の途中に排便し、そのあとに後ろ足で土や草をかける/カバは決まった箇所をトイレにする __ など 動物も じっとしたままの垂れ流しではしないようですが。

考えてみると、尻を拭くのは人間だけです。 これは羞恥心と衛生面の配慮があるからで、動物にはそれらは殆どないに等しい。 病気で手が不自由になった人で、まだ羞恥心があるなら介護者といっても、他人にやってもらうのは恥ずかしいでしょう。
…………………………………………………………
だが 寝たきりになってしまうと、もう自分では殆ど何もできなくなります。 姿勢も変えられず そのままだと床ずれが発生するから、他人が時々姿勢を変えてやらないといけません。 父の例では、毎日 点滴 500ml だけで 40日間病院に厄介になったが、尿瓶 (シビン) は使わず、管を繋ぎっぱなしで排便はあったのかどうかは分かりませんでした。 点滴だけだったから、殆どなかったのだろうと思います。

また ノドに痰 (タン) がからまるから、毎日 看護士さんが管を鼻の穴から水を流して痰を排出させていました。 口の周りもツバが乾いてくっつくから、家族で水をしませた脱脂綿で拭き取りました __ などなど 赤ん坊のようなもので、これらを家族ですべて行うのは大変です。

病院に入院する前の父は、便意をもよおしてトイレに行くものの、着衣のままで出してしてしまうこともタビタビでした。 要するに トイレに行くにも以前より時間がかかり、着衣を下ろすのも間に合わず、括約筋も緩んで我慢できなくなっていたのです。

これは老化現象の1つで、その他にも色々あったようで、亡くなる数年前から父がよくいっていました __「このトシにならないと 分からないことはいっぱいあるよ」__ それは自嘲なのか、それとも子である私に、”お前もいつかはこうなるよ” という意味だったのか …
…………………………………………………………
生まれたての赤ん坊は、何一つ自分のことは自分でできません。 だが親に教えられ、少しずつ自分でできるようになります。 トシをとって 亡くなる数年前には赤ん坊に戻ったかのようになり、自分でできなくなります。 ただし 赤ん坊と違うのは、精神面がまだ正常だと 羞恥心が残っていることです。

だが いずれ羞恥心もなくなり、自分がどういう状態かも分からなくなります。 そして (恐らく) もう自分の肉体が生きているのか、そうでない状態なのか分からなくなる時が来ます __ それが死というものではないでしょうか?

今日はここまでです。


※追加1_ 大阪の自動車用品会社社長「商品化資金が不足、協力者を」

大阪府豊中市の自動車用品製造会社「岡田製作所」が、トイレの温水洗浄便座で洗った後のお尻をトイレットペーパーで自動で拭くロボットを約8年がかりで開発した。 きっかけは岡田昭二社長 (72) 自身の介護体験だ。 病院での実証実験では好評を得ているが、福祉機器として商品化するには資金が不足しており、協力者を求めている。

同社は社員28人で、大手自動車メーカーに車内用のマットやトラックの幌 (ほろ) などを納入している。 岡田社長は、パーキンソン病で手が不自由になった父 (1994年死去) の介護体験から「尻拭きを自動化できないか」と考えるようになり、2006年秋から本業の傍ら開発に着手した。

1号機ができたのは約半年後。「楽々きれい」と「トイレット」を合わせて「楽々きれっと」と名付けた。 長さ約 60センチのロボットアームがトイレットペーパーを巻き取った後に、利用者の尻を拭く仕組み。 ペーパーをぴったり尻の下に運ばせるのに苦労したという。

07年に東京であった国際福祉機器展に出品し、注目を浴びたが、設備が大がかりになることや使い勝手の面などで問題点も多かった。

改良を重ね、1)市販のペーパーをセットすると数回折り畳んで切断 2)アームがペーパーをつまむ 3)尻の下でアームが持ち上がり、尻についた水を拭く 4)アームが回転して便器に捨てる--といった基本的な動作がほぼ完成。 13年1月、京都市伏見区の「金井病院」で腰痛を訴える患者3人に使ってもらったところ、全員から「苦痛無く利用できた」と好評を得た。 最新機は、アームの長さが約 30センチに小型化され、既存のトイレに付設できるようになった。

同病院の劉和輝医師 (整形外科) は、「脳梗塞 (こうそく) で手の不自由な患者などにいい機能だ。ノロウイルスなど手を介した感染症にも有効だ」と評価する。

岡田社長は「将来はトイレの一般的な機能にしたい」と意気込むが、商品化にはさらに実験を重ねるとともに、生産体制を整備する資金が必要。同社ホームページhttp://robot-benza.com/で協力者を求めている。

以上

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。