シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

銃撃犯の心理は?

2022年07月11日 | 事件事故の多い世
取り押さえられる山上徹也容疑者 (※1と NEWS ポストセブンから)
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元首相に対する痛ましい銃撃事件を引き起こした容疑者は、なぜ このような事件を犯してしまったのでしょうか? 本人が語る前に推理してみます。

私は事件を起こした経験はもちろん ありませんが、想像はできます。

まず 殺害に至るような行為が善悪かどうかの認識ですが、殆どの人は悪だと確信しているから、そのような行為は犯しません。 この容疑者は “悪だと認識していなかった” 事になります。

なぜ そのような認識に至るのか、十歳前後の最初の大事な人格形成期の頃に男親が明確に善悪を認識させる事が必要だと、ある犯罪心理学関係の本で読んだ記憶があります。 (これも想像ですが) 不幸にして男親が欠けていたり、長期不在だったりする家族関係だと そのような認識を身に付ける機会を失ってしまうのかもしれません。

例えば 小さい子が動物を虐めたり、他の子供に暴力をふるったりするのを「やってはいけないよ」と強く教え諭す事です。 すると 子供心に、そうした行為はいけない事だと認識するわけです。

勿論 女親もそうした教え諭す行為をしないわけではないと思いますが、往々にして 女親は子供に甘いものです。 軽く叱るだけだと、子供にうまく伝わらないのかも知れません。 子供を溺愛するのも女性に多い傾向があります。
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容疑者の生い立ちや家族についてマスコミが伝えるのは __

幼少期の容疑者を知る地元住民は、「まだ幼い頃に父が亡くなり、母方の祖父が住む家に引っ越してきました。 よちよち歩きの妹がよく祖父とラジコンで遊んでいた姿を覚えています。 だけど お兄ちゃん (容疑者) のことは見た記憶がないんです。 引きこもりだったらしく、家を全然出たがらない子だったようです」

逮捕時まで住んでいたマンションの隣室の男性は、「彼が朝6時頃 出勤時にエレベーターで乗り合わせた時 私が挨拶しても俯 (うつむ) いたり、目をそらす愛想のない人でした」(7月9日 文春オンライン ※1)

「母子家庭できょうだいはお兄さんと妹さん。 事件を起こしたのは次男です。 長男が神経質で、うちの子どもがキャッチボールをしていたら、お母さんが何度も『うるさいから、やめてくれ』って怒鳴り込んできた」「お母さんは日中、ほとんど家にはいません。 会っても愛想は良くないですね」(7月9日 日刊ゲンダイ ※2)

「(容疑者は) 京都府の倉庫で仕事をしていたという。 だが、職場の印象は薄かったようだ。 口数が少なく、大人しかったそうです。 周囲と一緒に過ごすことはほとんどなく、昼食は自家用車の中で一人で食べていたとか」(7月9日 FRIDAY ※3)

「銃撃事件の2、3週間前、容疑者が車をマンションの駐車場内の別のスペースに停め、荷物の積み下ろし作業をしていました。 そのことを同じマンションの住民が注意すると、容疑者は大声で『ちょっとだったらええやろ!』と怒鳴り散らしたんです」(7月10日 FLASH ※4)

__ などから 容疑者の小さい頃は家を出たがらない子、母親は近所のキャッチボールをやめてと怒鳴り込み、愛想は良くない。 逮捕前の容疑者は、他人との挨拶は俯いたり、目をそらすだけ。 周囲と交わらず 自家用車の中で一人で昼食を取る。 他人の迷惑は考えず独善的 … という本人と親の性格が浮かんできます。

友達もいず、他人と話す機会も少ないという “社会と交流する事を拒否する” 生活を続けていると、本人の空想だけがむくむくと膨らんでいくのが想像できます (それが善であれ 悪であれです)。
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そして 銃撃に至った 直接的な原因です __

「『自分の家族がXX教会に関わっていて、霊感商法トラブルでバラバラになってしまった。 XX教会がなければ、今も家族といたと思う。 XX教会は、安倍と関わりが深い。 だから、警察も捜査ができないんだ』と本人が話したという」 (※4)

「安倍氏とXX教会との接点は、かねてより永田町関係者では公然の秘密だった。 容疑者は母親とXX教会の関係が家庭崩壊につながったと憎悪を募らせ、犯行に及んだと供述している」(7月9日 現代ビジネス ※5)

「祖父の死があり、生まれ育った実家の土地と建物を売り払い、近隣の集合住宅へ転居。 これと前後して、家の経済状況が急速に悪化したとみられる。 母親がある宗教団体にのめり込んで家がおかしなことになり、一家は破産している。 容疑者は、悪いのはその宗教団体だと、一時はその団体のトップを狙っていたが予定がわからない。 そこで その団体と関連があると思い込んでいた安倍元首相の …」(7月9日 AERA ※6)

__ 宗教に関わる事情から、家族関係、経済状況が悪化したのは、その宗教が原因であり 許せないが、宗教団体トップを狙う代わりに安倍元首相を狙ったものと想像します。
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この論理もめちゃくちゃです。 家族関係、経済状況が悪化したのは母親にその原因があるようですから、不満は母親にいわなくてはなりません。 しかし 母親との関係は不明ですし、何度も訴えたが聞き入れなかったのかも知れません。 すると その “不満のハケ口” が安倍元首相に向かったと推理できます。

殆どの人は、こうした逆境と思われる家族関係であっても 真面目に自立し、それぞれがちゃんと社会に適応して交流しているものです。 ですから 勿論 こうした “負の家族関係を背負った人” が皆 犯罪者になるわけではありません。

交友関係がもっと広ければ、こうした不満が銃撃事件などの犯罪を引き起こさなかった可能性が高いと想像します。 やはり 自分の不満や悩みを聞いてくれる友人というのは大切です。 この容疑者は、そうした友人作りを怠り、自分だけの妄想を膨らませて、爆発してしまったのでしょうか?

そして 少し心配なのは、挨拶しても頷 (うなず) くだけか殆ど無反応の人・キャッチボールをうるさいと止めさせる人が拙宅の近くにも居住している事です。 この容疑者は “現代社会の縮図” です。 あなたの周りにもひょっとすると …

今日はここまでです。

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