シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

超弩級 CD プレーヤーも加齢現象?

2019年05月27日 | オーディオの今は
上左は ビクターの CD プレーヤー XL-Z999。 下左はパイオニアの SACD プレーヤー PD-30。 右はグリュミオーの弾くバロック・ヴァイオリン CD (上)・レコード (下)。
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父の遺産の高級 CD プレーヤーを引き取って使っています (冒頭上段)。 発売は四半世紀前の “年代物” で、まず その重さに驚きます。 石の塊のようで、それはそれで安定した動きにつながるものと期待させますが。

難点はリモコンが無くなっている事と、カバーの蓋の動作が安定しない事の2つです。 私はオーディオ製品のリモコンは殆ど使わないので不自由しませんが、蓋を開けて CD をセットしようとすると勝手に蓋が閉じようとするので困ります。

片手で蓋を押さえて CD をセットし、専用の重しを乗せた後 手を離して使っています。 ただ 時々気まぐれに安定して蓋が空いたママの事もあり、その時は普通に CD セット・重し乗せ・蓋閉じボタンを押して使います。 9割不安定、1割安定という状態です。

音質は いいのだろうと評価します。 だろうというのは、それほど身を入れて聴き込んでいないからです。
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普段 主に使っているのは、冒頭下段のパイオニア製の中級 SACD プレーヤー PD-30 です。 タイ製造で、ビクターの価格の10分の1です。 これを購入した理由の1つは iPod が使えるからです。

難点は常時表示でなく、リモコンの表示ボタンを押さないと表示しない事です。 CD のかけ始めは表示するので それほど不便ではありませんが、小品集 CD で知らない曲がどのトラックなのかわからない時などは不便です。
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1956・58年録音のモノーラル盤 グリュミオーの弾くバロック・ヴァイオリン CD を聴いてみました。 96kHz・24bit・Super Digital Transfer と CD 裏表紙に書いてありますが、詳しくはわかりません。 恐らく 96kHz・24bit のリマスター処理をしたという意味でしょう。

最初 パイオニアのプレーヤーで聴いてみると、歪みもなく申し分のない音質が再生でき、50年代後半の録音にしては好録音だなと感じました。 続いて ビクター製のプレーヤーで聴くと、歪みを少し感じます。 特に ピアノ伴奏音については顕著に感じます。

改めて パイオニアのプレーヤーで再度聴くと問題ありません。 これから ビクターのプレーヤーでは “古い録音ものでは歪みが出易いのかな” と想像します。 最新録音 CD では歪みを感じません。
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何が歪みの原因かと考えると、当然パーツの経年変化・劣化が第1に上げられ、次いで新しいパーツほど性能が良くなっている・低歪みのために歪みが生じにくいのだと思います。 またパーツの劣化ではコンデンサーの容量抜けが考えられます。 あんまり超高価な製品を買うのも考えものだなと思いますね。 経年劣化は必ずやってきますからね。
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アルテュール・グリュミオー:バロック・リサイタル (レコード盤 56年録音 PHILIPS) 〜 タルティーニ「悪魔のトリル」、コレッリ「ラ・フォリア」、ヴィターリ「シャコンヌ」、ヴェラティーニ・ソナタ イ長調など 全曲で51分。 ピアノ伴奏はリカルド・カスタニョーネ。 

バロック・ヴァイオリン CD 盤 〜 上記の曲に加え パガニーニ「”こんな胸騒ぎが” による序奏と変奏曲」「魔女たちの踊り」(58年録音) の20分ほどが追加されています。

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グリュミオーはあまり派手ではない、どちらかというと地味な印象を受けるヴァイオリニストですね。 PHILIPS のアーチストはそんな印象の人たちが多かったように感じます。 それがオランダ人の性格の一部なのかも知れません。 売れなかったのはそれが一因かも … 今 PHILIPS レーベルはなく、DECCA に吸収されています。

今日はここまでです。

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