シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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ベー交カラヤン指揮は好きだが荘厳ミサは …

2023年06月05日 | 楽聖様は偉大です
上左は、58年フィルハーモニア管 (EMI) と、右は66年 BPO と。 下左は74年 BPO (EMI) と、右は85年 BPO との録音。 80分と最も短い演奏の85年もの以外は2枚組。 中央はカラヤンの墓 (クラシック音楽とアート http://blog.livedoor.jp/a_delp/2023-04-14_Karajan から拝借)
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昔は荘厳ミサといっていたのが、今はミサ・ソレムニスと発音そのままが一般的です。

西洋版のお経のようなもので、何を歌っているのか まるでとんと解りません。 聴いて理解できる日本人は少ないと想像します。 お経だって 普通の日本人は理解できません。 仏教系大学で講義を受けたお坊さんなら理解していると思います (先月 母の七回忌で若い副住職の読経を聴いたばかりですが)

キリスト教系の西洋人などは、恐らく “ある程度“ 解るんでしょうね。 小さい頃から教会に行くでしょうし、そこで何度も 同じラテン語のお経を聴き慣れてるでしょうから。 素養として 何十年も大体 こういうことだろうと理解していると推理します。

その西洋お経に大作曲家が独自のメロディを付けたのがレクイエムだと解釈します。

ですので、キリスト教以外の 我々 仏教信者がベートーヴェンの、モーツァルトの、ヴェルディの、フォーレのレクイエムを聴いて、なかなか趣があるね、などの感慨を持つかと考えると、どうなのでしょうか?

まあ … それなりにオーケストラ ソリスト 合唱団が一生懸命に音楽やってるけど、楽しんで聴く音楽じゃないし、何度も聴きたくなる部類に入るものではないなーという感覚が一般的じゃないでしょうか。

だから カラヤンも何度も来日して第九の演奏会をやってますが、ミサ・ソレムニスは取り上げなかったと思います。 日本人にはウケないだろうと分かってたんでしょうね。

私も最後の85年録音盤を聴いてみましたが、半分以上寝ちゃいました … 有り難過ぎて、睡魔に任せるしかありません。

その後 お口直しに (いや お耳直しに)、同じカラヤン大全集から ガラ付きの J. シュトラウスのオペレッタ『こうもり』(60年録音 DECCA) CD を掛けました。 これはよく知った 楽しいメロディばかりですからね。 万国共通で誰でも楽しめます。
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ミサ・ソレムニス(Missa solemnis 盛儀ミサ)は、ミサの名称の一つ。 音楽用語としては、特別な機会の典礼のためのミサ曲を指し、作品としてはベートーヴェンのものが有名である。

ベートーヴェンは壮年期のミサ曲ハ長調と、晩年のミサ・ソレムニス ニ長調を残しているが、前者は伝統的な教会音楽の上に作られた作品であるのに対し、後者は単なる教会音楽を超えたより深く普遍的なものを含む、と見るのが一般的である。

その理由としては、テキスト自体はカトリックの典礼文に則っているものの、『クレド』以降の歌詞の取り扱い方が伝統的なそれとかなり異なっている事などが挙げられる。 また この作品は主に教会でなく演奏会で演奏され、ミサの式典ではごく稀にオーストリアなどで演奏されるに過ぎない。
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蛇足ですが、カラヤン大全集を購入した2019年当時の価格と、同じアマゾン価格を見比べたら5割も値上がりしています。 円安のせいでしょうか?

今日はここまでです。

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