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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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スターウォーズとテクノロジー

2006年06月15日 | テクノロジふ~ん
ネットから拾った画像。
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第一作 Star Wars が製作されたのは77年、そして一般用映像版として最初に発売されたのは、ビデオカセットでした。 70年代のビデオカセットはテープを秒速何ミリという超低速で回し、音声記録を固定ヘッドで拾っていましたから その音質はものすごく悪かったものです。

ビデオカセットは主に TV ドラマや家庭映像を録画するために使われていましたから、ハイファイ音質は必要とせず、画像のみ高品質を必要とされていました (その「スターウォーズ」輸入版ビデオカセットが真っ先に出た時、¥2.2万と高価だったのを覚えていいます)。
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80年代にビデオデッキメーカーが高品質画像と一緒に FM 方式でハイファイ音質を記録する方法を作り出し、音声記録も高品質となりました。 しかし ビデオカセットはランダムアクセスは出来なく、好きな箇所へ飛んで見るということは苦手でした __ 早送りなどをすれば、ある程度好きな箇所へアクセスできましたが、それは職人芸のようなものでした。

80年代にレーザーディスク (LD) が開発され、このランダムアクセスの壁を乗り越えました。 ただし 片面1時間という技術的制約は残り、2時間を超える映画が多いため、2枚3面の LD でなければ対応できませんでした。 1枚作るのと2枚では、基本的な製造コストは2倍になります。 著作権や利益配分などは同じでも、最終販売価格は概ね1.5倍程度でした。
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さて、Star Wars 第一作は収録時間が121分という、 2枚3面の LD で 3面目は「1分」しか収録せず、そのため1.5倍で発売せざるを得ない販売会社は、 1枚で発売するための “抜 け 道” を編み出しました。

1分をどこかでカットするのでなく、全編を均等に圧縮して120分にするのです。 人間の目には早さが、120が121に早くなってもまず殆ど分からない。 こうして、販売会社は1枚2面で「120分 Star Wars」を発売しました。 市場からの苦情は __ 全くありませんでした。

日本ではそれは発売されず 2枚3面の LD でした。 だから私が米国で購入した LD は一枚ものです (しかし 映像品質は第一級ではありませんでした 😭)。 今 販売されている DVD の Star Wars 第一作は、CG 処理された追加映像を加えて、なおデジタルリマスターというデジタル処理を施したもので、初期のビデオカセットから比較すれば格段の差でしょう (未視聴)。

今日はここまでです。


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