
左はコインテレグラフジャパン記事 (11月9日『バンクマン-フリード CEO、個人資産が1日で 94% 減少』) から。 右は渦中の FTX CEO サム・バンクマンフリード氏。
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今 金融界で大騒ぎとなっている 米仮想通貨交換業大手 FTX を巡る暗号資産 (仮想通貨) の経営危機問題は、いってみれば 裏付け価値のない仮想上のコインを掴んだ人たちが資産を引き上げようとしている „ドタバタ劇“ のようにも見えます。
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『バンクマンフリード氏、バイナンスに支援要請』(10月9日 Bloomberg )
『暗号通貨業界の「白馬の騎士」と呼ばれた30歳の富豪の失墜』(10月9日 Forbes)
『FTX 追加資金なければ破産法申請と警告、1.1兆円不足』(10月10日 Bloomberg)
『バイナンス、FTX 買収を撤回 我々のコントロールや能力を超えている』(10月10日 Coindesk)
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公営カジノに行くゲーマーは、カジノ内で遊ぶゲームで使える専用コインを買います。 それを使ってルーレットやトランプゲームをして大勝ちしたゲーマーが、大量の専用コインを抱えて会計に出向き、現金に戻してくれと頼んだら … ある意味 会計係が「今 現金が足りないので待ってくれ」といわれてるようなものじゃないでしょうか?
日本のゲームセンターは、センター内でのみ使える専用コインを買いゲームをしますが、ゲームという消費行動だけで、コインが現金に戻る形式にはなってないから、フロントに出向き、現金に戻してくれという形にはならないようです __ 私はゲーセンには行った事がないので詳しくありません 悪しからず。
さらに 例えばなしをすると、カジノを運営する企業が大変儲かるというので 運営企業の株式が急騰し、それを買って儲けようと資金を運営企業株式に注ぎ込んだ投資家たちが、運営企業が払い出しに困っていると聞きつけ、慌てて株式を投げ売りしているようにも見えます。
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以前から 暗号資産 (仮想通貨) を巡る事件が起きていますが、またか!という感慨を持ってしまいますね。
1ヶ月ほど前の記事に 今回のドタバタ劇を予想させるような記事がありました __ 暗号資産はあくまで暗号資産であって、株式会社のように なにかを生み出すこともなく、買い物にも使えず、さらには国家によるお墨付きもありません。 暗号資産の本質は、ただ「買う人がいるから売れるだけ」なのです。 暗号資産は、インターネット上で売買されている「情報」にすぎません __『プロの投資家が「暗号資産への投資」を絶対にススメないワケ』(10月10日 幻冬舎)
今日はここまでです。