
写真左は、ゴキブリの大食い大会で優勝したアーチボルドさん。 その後死亡した。 右は触角と尾角に電極を取り付けられたゴキブリ。 背中の「バックパック」にはリモコン操作用の基板が搭載されている。
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ゴキブリを食べて死んだ? 当然のようでもあり、信じられない気もするが、”ゴキブリ男” でネット検索すると 続々と出てくる。 都市伝説では __
かつて テレビ界に伝説の男がいた。「TVジョッキー」という番組の「奇人変人」というコーナーに出場した彼はなんとゴキブリを食べるというパフォーマンスを見せたのだ! もちろんその大会は優勝し、商品の白いギターを手に入れた。
それから数ヵ月後、悲しい知らせが全国に広まった。 ゴキブリを食べた彼が亡くなったというのだ。 あの番組のあと 彼の体の中ではゴキブリの卵がかえり、無数のゴキブリが内臓を食い破ったため死んでしまったという。 白いギターひとつのために命を落としてしまうとはなんとも報われない話である。
__ という ありそうな、なさそうな話しだが、実際は※追加3が真相らしい。 まぁ ゴキブリが健康にいいとはとても思えない。 キッチンの床や戸外を這い回って、体にばい菌を多く付着させているからだ。 いくら加熱しようが、殺菌しようが食用には適していない。
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四半世紀以上前のある日のランチどき 都下の中央線駅前のラーメン屋 (か中華料理屋だったか) でタンメンと餃子を注文、カウンターで食べ始めた。 (野菜炒めが具の中にある) タンメンを食べている最中、こげた野菜クズかなと思いつつ見ると、丼のトイ面の汁に小さい “黒いゴキ” が浮いていた。 よくよく眼をこらして見ないと “黒こげの野菜クズ” と見間違うくらいの大きさ 1cm くらいだったろうか?
当然食べるのを止めて、カウンター越しに従業員のオバさん (オーナー?) に、「ちょっと ちょっと …」と声を掛けた。 何ですか?という不審顔をしたので、ゴキを指差したら、黙って丼を受け取った。 餃子はそのまま完食してレジで支払う時 同じオバさんがレジでいった __「タンメンはいいですが、餃子の料金だけ戴きます」と。 炒める具の野菜に紛れ込んで野菜をかじっていた “ゴキの子供” が一緒に炒まってしまった? 危うく 気が付かずに、タンメンも完食するところだった。 食後の体調は幸運にも全く普通だったが、以来 そこへは行ってない。
米国出張中のテレビ CM でも “Roach” とかいう製品名で専用殺虫剤を宣伝しているのを見たから、多くの国の市民から嫌われるのも無理はない。 動物愛護の精神の持ち主であっても、恐らくゴキブリを見つけたら 血相を変えて殺虫剤を吹きかけるか、バンバンとはたいて殺しまくるだろう。 でも体形が薄くて、叩いてもなかなか死なないんだよね。 逃げ足も早くて、早く対処しないと あっというまに物陰に逃げ込んでしまう。
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“サイボーグ” ゴキブリの研究をしている科学者がいるようだが、もっと違う 清潔感を感じさせる動物で実験してもらえないかねぇ (余計なお世話ですよ かな?)。
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「”ゴキブリ食いコンテスト” 優勝男性、なぜ死んだ ヤスデやミミズも … 160匹の虫を完食」(10月11日 J-CAST ニュース) _ ※追加1へ
「米でゴキブリ大食い大会後死亡」(10月10日 ニューヨーク共同) _ ※追加2へ
「テレビ番組でゴキブリを食べて “死んだ” 男」(07年6月16日 露本伊佐男のブログ) _ ※追加3へ
「激痛訴える女性の耳からゴキブリ 医師『よくあること』=中国」(10月11日 サーチナ) _ ※追加4へ
「韓国のピザにゴキブリ混入! こんがり焼いても生きていた」(09年9月6日 サーチナ) _ ※追加5へ
「“サイボーグ” ゴキブリで人命救助?」(10月10日 ナショナルジオグラフィック) _ ※追加6へ
「米でゴキブリ大食い大会後死亡」(10月10日 ニューヨーク共同) _ ※追加2へ
「テレビ番組でゴキブリを食べて “死んだ” 男」(07年6月16日 露本伊佐男のブログ) _ ※追加3へ
「激痛訴える女性の耳からゴキブリ 医師『よくあること』=中国」(10月11日 サーチナ) _ ※追加4へ
「韓国のピザにゴキブリ混入! こんがり焼いても生きていた」(09年9月6日 サーチナ) _ ※追加5へ
「“サイボーグ” ゴキブリで人命救助?」(10月10日 ナショナルジオグラフィック) _ ※追加6へ
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以上
※追加1_ 米フロリダでおこなわれた「ゴキブリ大食いコンテスト」で優勝した男性が、直後に体調の悪さを訴え死亡した。「汚い」の代名詞のような「ゴキブリ」を食べて死亡――というのが衝撃的だったのか、ネットでは死因を中心に、大きな話題になっている。
● 優勝商品はニシキヘビ ●
エドワード・アーチボルドさん (32 冒頭写真左) は、10月9日に米フロリダのディアフィールドビーチで開催された「ゴキブリ大食いコンテスト」に出場。 ゴキブリのほか、ヤスデ、ミミズなど計約 160匹の虫を食べて優勝した。 賞品として 750ドル 相当のニシキヘビが贈られる予定だった。 ところが、直後に体調不良を訴え嘔吐、病院へ搬送されたが、到着時には死亡が確認された。
ネットでは、アーチボルドさんが生きているゴキブリを豪快に食らう姿や、口の端から吐しゃ物を垂れ流す様子を収めた動画もアップされている。 かなり苦しそうな呼吸音が聞き取れる。
アーチボルドさんは「ゴキブリの逆襲」に遭ったのだろうか。 しかし 同じように虫を食べた他の参加者には異常は起きていない。 死因は不明とされ、地元の警察関係者がさらに調べている最中だ。
●「ゴキブリを生で食べると胃を食い破られて死ぬ」? ●
「汚い」の代名詞のようなゴキブリを食べて、本当に死んでしまった――というのがかなり衝撃的だったのか、このニュースは日本のネットでもさっそく話題になった。「気持ち悪い」といった声が相次ぐ中、とりわけ注目の的となっているのが、一体なぜアーチボルドさんが死んでしまったのかだ。
「どうして死んだの? ゴキブリって なんか人体に良くないものが入ってるの?」
「えっ 胃酸で溶けないの? Gさんは」
といった感想がでて、「ゴキブリを生で食べると死ぬ」という都市伝説も複数書き込まれた。
しかし 一般にゴキブリ自体に毒性はなく、生きたまま食べたからといってそれが直接死につながるわけではない。 野生の場合はサルモネラ菌などの有毒な菌に汚染されている可能性が高く当然食用には適さないが、コンテストを主催した爬虫類ショップは「参加者の食べた虫は動物の餌として屋内で衛生的に飼育されたもの」と話しており、今回のケースでは当てはまらなさそうだ。
米国の報道は、ヤスデの分泌する有毒な体液の影響か、あるいはゴキブリへのアレルギーが死亡の原因となった可能性があるといった専門家の見方を伝えている。 ただ 検視には1週間かかるといわれている。真相が分かるまで、詮議は続きそうだ。
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※追加2_ 米フロリダ州で10日までにゴキブリの大食い大会が開かれ、優勝した男性が会場で倒れ死亡、地元当局が死因を調べている。地元の保安官事務所によると、亡くなったのはエドワード・アーチボルドさん (32 冒頭写真左)。 5日にフロリダ州ディアフィールドビーチの爬虫類ショップで開かれたコンテストに出場し、ゴキブリのほか各種の虫を計数十匹食べ優勝。 その場で気分が悪くなり、病院に運ばれた。
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※追加3_ 抜粋 _「テレビ番組でゴキブリを食べて死んだ男がいる」という都市伝説めいた話がある。
この前 (といってもだいぶ前だが)、日本テレビ系列で、この都市伝説が本当かどうかを検証する番組をやっていた。 番組の結論は、「テレビ番組でゴキブリを食べて死んだ男はいなかった」、すなわち「この都市伝説はうそだった」であったが、どうもしっくりこなかった。 その検証番組は「テレビ番組でゴキブリを食べた男などいなかった」と視聴者に思わせたい様子だったが、これは真実と異なる。
ゴキブリを食べる男性を、テレビジョッキーで見たのは1975年か76年である。
その男性は学生や若い男性ではなく、中肉中背の中年男性で、小学校中学年の娘さんと二人でスタジオに来て出演していた。 なんで覚えているかというと、司会の土居まさるが、この女の子に「お父さんがこんなことして、明日、学校で何かいわれない?」と聞いていたからである。
男性はまず油を引いたフライパンで、大量の蛆虫 (うじ虫) を炒め、おいしそうにすくって食べていた。 生きた蛆虫が次々と音を立てながら油で飛び散って、スタジオの床が汚れていた。 確かしょう油をかけていたように思う。
次に 生きたゴキブリを3~4匹竹串に刺したものが出てきた。 ゴキブリはまだ生きていて羽や足、触角をさかんに動かしていた。 外国で見かける食用ゴキブリではなく、日本でよく見る普通のゴキブリである。 男性はこのゴキブリの串刺しを炎であぶり、羽に火が着いて、燃え上がったが、それを動かして消した後、ガブリと食べたのである。 焼き鳥でも食うように、何匹も食べた。
スタジオのギャラリーは悲鳴で騒然となり、土居まさるが「お食事中の方は、テレビを消してください。 食事中の方はテレビを消してください」と絶叫していた。 滅多に聞かないアナウンスである。
私の記憶している「ゴキブリを食べた中年男性」がその後、それが原因で死亡したかどうかは、私は知らない。 ただ だいぶ前からそういう噂めいた話があったことは事実である。 1981年3月か2月頃の小学6年生 (小学館) か小6時代 (旺文社) に、過去6年間に起こった出来事のまとめのような特集があったのだが、それに「テレビでゴキブリを食べた男性が死亡」と年表に記載されていた覚えがある。 この「死亡」と記載されていた年号は私がテレビで見た記憶の前後で一致していた。
ゴキブリは感染症や腸炎の原因となるサルモネラ菌、大腸菌、赤痢菌などを保有していることがあるので、ゴキブリを食べない方がよいのはいうまでもない。 赤痢は死に至ることのある病気である。
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※追加4_ 中国・浙江省で、耳に激痛が走ると訴えた女性の耳からゴキブリが見つかるという出来事があった。 診察に当たった医師は「毎年少なからずあるケース」と語った。中国網が伝えた。
8日午後10時、同省寧波市の病院にある女性が「ここ数日耳が痛い」と訴えてやってきた。 医師が内視鏡を使って耳の中を検査したところ、鼓膜付近に黒い物体を発見。 ピンセットで注意深くつまみ出してみると、一匹のゴキブリだった。
医師の話では、耳には油分を含んだ分泌物があり、これが虫を誘い込むのだという。 医師は、このようなケースは毎年少なからずあり、耳に入る虫もゴキブリのほか、ガやハエなど「多種多様」だと医師は語るとともに、「虫が入っても慌てて引っ張り出そうとせず、食用油を耳にたらす、耳の近くに光をかざすといった応急処置をしてほしい」と呼びかけた。
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※追加5_ 韓国の大手ピザ販売店が調理したピザから、生きたままのゴキブリが出てきたことが判明した。 ゴキブリはピザのトッピング (具) に埋もれて発見され、ピクピクと動いて生きていたのだとか。
『ぱふぱふニュース』によると、この店は15日間の営業停止になったそうで、当然といえば当然の処置といえよう。 それにしても、どこでピザにゴキブリが混入したのだろうか? 高熱のオーブン内にいるはずはなく、調理後に混入したにしてもゴキブリのダメージ具合が大きいように思える (写真を見て判断したにすぎないが)。
そう考えると、ゴキブリはオーブンに入れる前にトッピングと共にピザ生地に乗せられ、そのままオーブンで焼かれた可能性がある。 トッピングがゴキブリにかぶさり、オーブンの熱を直接受けずに生き残ったのではないだろうか。
それにしても、トッピングと一緒にゴキブリもトッピングしてしまうとは ……。 ピザは日本のみならず、中国、タイ、カンボジア、インドでも人気のファーストフードだ。 きっと韓国でも人気の料理なのだろう。 いつどこでも安心してピザが食べられるよう、もう少し衛生面を徹底して欲しいものである。
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※追加6_ 家の台所を素早く走り回るゴキブリは、不快昆虫の代表格だ。 そんな嫌われ者が近い将来、災害時の救世主となるかもしれない。
マダガスカルゴキブリにリモコン装置を取り付け、高い精度で操作する最新の研究が発表された。 地震の倒壊現場など、人が立ち入れない場所で生存者を発見する手段になるという。
研究チームのリーダーでアメリカ、ノースカロライナ州立大学の工学者アルパー・ボズカート氏は、ナショナル ジオグラフィックのインタビューに対して次のように答えてくれた。
◆ゴキブリにリモコン装置を取り付ける技術は難しいのか?
“手術” は非常に簡単だ。 昆虫は冷蔵庫に数時間入れておくと寒くて動かなくなる。 あとはピンセットと顕微鏡だけで作業できる。
ゴキブリの触角と尾角に電極を挿入し、医療用の接着剤で背中に小さな磁石を取り付ける。 そこにリモコンシステムの “バックパック” を搭載すれば完成だ (冒頭写真右)。
◆地震時の人命救助に貢献するというが、具体的な方法は?
バックパックに位置情報発信装置とマイクを積めば、助けを求める声を拾って位置を特定できる。 また、小型のカメラやセンサーを載せることも可能だ。
まだ障害物のない平らな床での実験段階だが、現実に近い試験環境の構築にも取り組んでいる。 現場で活用できるようになるまで、それほど時間はかからないだろう。
◆強固な素材でロボットを作るのではなく、生きたゴキブリを利用するのは?
ゴキブリには自分で移動する能力が備わっており、生き残ろうとする本能がある。 危険を感じたときにはすぐに逃げるので、何かにはさまったり、押しつぶされる心配がない。 刻々と状況の変わる不確実な環境では重要な性質だ。
◆何匹作成したのか? オスとメスの割合は?
10匹以上は作成した。 それぞれ色の違うマニキュア液を塗って識別している。 卵を運ぶメスの方がリモコン装置の運搬には適しているはずなので、メスを使うことが多いが、オスでも成功している。
◆どのようなメカニズムで操作しているのか?
電気パルスを利用して、ゴキブリの前方センサーである触角細胞を刺激する。 すると、障害物があると感じて、回避するように動く (冒頭写真右)。
目の見えない人が手を使って環境を認識するのと同様に、ゴキブリの触角は一種のタッチセンサーになっている。 右側の触角を刺激すると左方向に移動し、左側を刺激すると右に行く。 また、体の後ろにある尾角は、後方からの捕食動物の接近を認識するセンサーであり、刺激すると前進を促すことができる。
◆電気パルスでゴキブリが傷つくことはないのか?
多数の研究から、無脊椎動物は人間のような痛みは感じないと判明している。 電気で苦痛を与えて、無理やり動かしているのではない。 障害物を避けようとする反射行動の一環だ。
拷問にかけるつもりはまったくない。 むしろ、私たち人間と同じ生態系に属するこの小さな生き物に関して、重要性や繊細な仕組みを一般の人に伝えたいと思っている。 私自身は、家で害虫を殺すことさえできない。 その大切さを理解しているからだ。
今回の研究成果は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで開催された米国電気電子学会の生体医工学専門部会年次会合で8月28日に発表されている。
以上