
上左から鉄腕アトム、鉄人28号。 英国のスパイ映画から。 ジェット・パックを使用した飛行 (ウィキペディア)。 左下は魔法の絨毯の絵。 右下はオマケ (で、錯覚で浮いて見える?) です。
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鉄腕アトムは足を収納してカカト部分からロケット噴射で飛行し、鉄人28号は背負ったロケット噴射で飛行していました。 英国のスパイ ボンドも背負った背負子 (しょいこ) のような蒸気噴射装置で飛行し敵から逃れました。 これらはどれも漫画で、架空の世界の話しです。
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『飛行装置ジェットパック、ついに “離陸” か?』(6月8日 WSJ)
『気軽な “空中移動” 時代の幕開け? 』(6月8日 NewSphere)
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ボンド映画では数秒しか空中飛行しませんでしたから、数十秒しか持たない蒸気噴射装置でも十分でしたが、実用にはほど遠いものでした。 「30秒足らずの飛行に約 20キロの燃料 (過酸化水素) が必要だった」そうです (WSJ)。 もちろん 飛行しているのはスタントマンです。
私は航空力学には全くシロウトなので、どれだけの推力があればどれだけの重さを空中浮揚・飛行させられるか、全く理解していませんから、次に述べることは想像であることを下地にお読み下さい。
1) 推力が足らないと 当然 鉄腕アトム/鉄人28号/人間もウンともスンとも空中浮揚しない。
2) 推力が大きすぎると 空中浮揚するが、上下に回転し始め、制御不能になる。
3) 回転しないよう 重さと推力をバランスさせ維持させると 空中浮揚するが、推力を増大させなければ 同じ位置にヘリコプターのように停止したままになる。
4) 空中浮揚したまま 前上下左右に飛行するには、補助噴射装置が必要だ (写真の蒸気噴射装置は左右2つなので、2つを制御して前上下左右に飛行しているようです)。
5) 蒸気噴射装置は約30秒しか持たないので実用的ではない。 実用的なのはロケットかジェット噴射だろう。 しかし その高音装置の噴射する先に足が当たると、足が高熱で焼けるか 噴射が乱され、制御不能になるだろう。
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鳥は飛翔能力を身に付けましたが、代わりに自由にモノを掴める腕を無くしました。 人間は飛翔できない代わりに、自由に掴める腕を持っています。 ですから 本来人間が飛翔するのは自然ではありません。 そのためには科学が必要ですし、莫大な燃料も必要で、安定的な飛行装置はどうしても ヘリか飛行機のように大掛かりなものになってしまいます。
けれど 手軽に自由に空中浮揚・飛行するのは人類の夢でしょうから、これからも様々な装置が研究されて出てくるでしょうね。 挑戦者の探求と活躍、いや道楽者の投資と冒険を期待したいと思います。
ただ “空飛ぶ絨毯” はまず 実現不可能だと想像します。 映画『スパイダーマン』で 悪役ゴブリンが、ホバーボードに乗って空中を自在に飛びますが、その制御は一体どうやっているのか、さっぱり分からなかったですね。 乗っているだけで、乗り手の意思をボードが逐一理解していたかのような動きでしたが、まぁ これも映画の世界の話しですから。
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ウィキペディアから __ジェット・パックとは、ランドセルのように背負ったジェットの噴射によって推進する飛行器具である。 実用化されたのは20世紀末だった。 1984年のロサンゼルスオリンピックや1985年の国際科学技術博覧会で実演された。
当初は船外活動のために開発が進められた。 動力として過酸化水素を触媒で分解した時に生成される水蒸気を噴射して飛行する、一種のヴァルター機関である。 しかし 過酸化水素の分解では数十秒間しか飛行できず、高度な姿勢制御が必要とされた。 近年は飛行時間の長いターボファンエンジンを搭載した機種が開発されている。
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以上
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鉄腕アトムは足を収納してカカト部分からロケット噴射で飛行し、鉄人28号は背負ったロケット噴射で飛行していました。 英国のスパイ ボンドも背負った背負子 (しょいこ) のような蒸気噴射装置で飛行し敵から逃れました。 これらはどれも漫画で、架空の世界の話しです。
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『飛行装置ジェットパック、ついに “離陸” か?』(6月8日 WSJ)
『気軽な “空中移動” 時代の幕開け? 』(6月8日 NewSphere)
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ボンド映画では数秒しか空中飛行しませんでしたから、数十秒しか持たない蒸気噴射装置でも十分でしたが、実用にはほど遠いものでした。 「30秒足らずの飛行に約 20キロの燃料 (過酸化水素) が必要だった」そうです (WSJ)。 もちろん 飛行しているのはスタントマンです。
私は航空力学には全くシロウトなので、どれだけの推力があればどれだけの重さを空中浮揚・飛行させられるか、全く理解していませんから、次に述べることは想像であることを下地にお読み下さい。
1) 推力が足らないと 当然 鉄腕アトム/鉄人28号/人間もウンともスンとも空中浮揚しない。
2) 推力が大きすぎると 空中浮揚するが、上下に回転し始め、制御不能になる。
3) 回転しないよう 重さと推力をバランスさせ維持させると 空中浮揚するが、推力を増大させなければ 同じ位置にヘリコプターのように停止したままになる。
4) 空中浮揚したまま 前上下左右に飛行するには、補助噴射装置が必要だ (写真の蒸気噴射装置は左右2つなので、2つを制御して前上下左右に飛行しているようです)。
5) 蒸気噴射装置は約30秒しか持たないので実用的ではない。 実用的なのはロケットかジェット噴射だろう。 しかし その高音装置の噴射する先に足が当たると、足が高熱で焼けるか 噴射が乱され、制御不能になるだろう。
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鳥は飛翔能力を身に付けましたが、代わりに自由にモノを掴める腕を無くしました。 人間は飛翔できない代わりに、自由に掴める腕を持っています。 ですから 本来人間が飛翔するのは自然ではありません。 そのためには科学が必要ですし、莫大な燃料も必要で、安定的な飛行装置はどうしても ヘリか飛行機のように大掛かりなものになってしまいます。
けれど 手軽に自由に空中浮揚・飛行するのは人類の夢でしょうから、これからも様々な装置が研究されて出てくるでしょうね。 挑戦者の探求と活躍、いや道楽者の投資と冒険を期待したいと思います。
ただ “空飛ぶ絨毯” はまず 実現不可能だと想像します。 映画『スパイダーマン』で 悪役ゴブリンが、ホバーボードに乗って空中を自在に飛びますが、その制御は一体どうやっているのか、さっぱり分からなかったですね。 乗っているだけで、乗り手の意思をボードが逐一理解していたかのような動きでしたが、まぁ これも映画の世界の話しですから。
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ウィキペディアから __ジェット・パックとは、ランドセルのように背負ったジェットの噴射によって推進する飛行器具である。 実用化されたのは20世紀末だった。 1984年のロサンゼルスオリンピックや1985年の国際科学技術博覧会で実演された。
当初は船外活動のために開発が進められた。 動力として過酸化水素を触媒で分解した時に生成される水蒸気を噴射して飛行する、一種のヴァルター機関である。 しかし 過酸化水素の分解では数十秒間しか飛行できず、高度な姿勢制御が必要とされた。 近年は飛行時間の長いターボファンエンジンを搭載した機種が開発されている。
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