左はニューヨークを訪れた観光客。 2021年11月 (※１より)。 右は「日本のガソリン代、実は安かった！」(※３より)。
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日本円は年初来 円ドルのレートが値下がりを続け、115円/$ が 145円/$ と、ざっと 25% も下がっています。
この円安の影響を受けないはずがなく、４～６月頃から (輸入品を含め) 一般食料品がざっと１割上がったと肌で感じています。 10月からは更に 7,000品目余りも値上がりする、特にビール類は４～13% も上がるとニュースで聞いて、あわてて９月末に量販店にすっ飛んで行き、２ケース (ビールと発泡酒１ケースずつ) も買い込んできました。
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『何もかも高い、米国への旅行者がドル高に悲鳴』(10月２日 ロイター ※１) ＿＿ ポンド/ドルは年初来 20％ の下落率を記録、サンフランシスコを訪れた英国人夫婦は「１ドルが１ポンドになり、朝食料金は 50ポンド。 英国なら 20～25ポンドで済んだはず」
『オランダのパン店、光熱費高騰で閉店の危機』(９月26日 ロイター ※２) ＿＿ ウクライナでの戦争の影響で (とあるパン店の) 去年のガス代は１ヶ月 919ユーロだったのが、今年は 4,688ユーロ。 電気も去年は 1,268ユーロだったのが 1万2,500ユーロ。
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エネルギーをロシアに依存していた欧州のガス・電気代の値上がりが凄まじいですね。 これはロシアによるウクライナ軍事侵攻の影響が大でしょう。 また 日米の金利差が開き、どうしても高金利のドルを買おうとする投資家の波を抑える事はできず、日本円の価値が目減りしている感覚は拭えません。
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そして 22年1月頃 $80 ほどだった WTI 原油先物価格が値上がりし、ピークの３月・６月に $120 をつけて、その後 $80 ほどに値下がりしましたが、10月に入って $90 近くに戻りつつあります。
WTI 価格を指標に動くガソリン価格が急上昇するのを避けるため、日本政府が補助金を出していますから、今現在は大きな値上がりには至っていません。 けれど 各国のガソリン価格はとんでもなく上がっているようです ＿＿「日本では通常価格でレギュラー 171円だが、ドイツ 250円、スイス 320円、香港は世界一ガソリンが高い」＿＿『イギリス 309円、香港 625円、オーストラリア 354円』(FLASH ９月30日 ※３)
これは他国に比べ 日本政府が対策をよくやって、ガソリン価格の急上昇を抑え込んでいると褒めてあげたいですね。
また 拙宅の最近のガス・電気料金は前年比で数％増えたかなという程度です。 これは値上げには当局の許可が必要で、原材料費が急騰したからといって 簡単にスライドできないシステムだからです。 でも いずれ 日本でも …
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国内ではそれほど外食価格が高いとは感じませんが、一歩 国外に出ると “円安” を感じてしまうでしょう。 日本人の大好きなハワイ旅行事情も変わってきているようです ＿＿「
(140円に迫るところまで円安ドル高が加速したために) 家族４人でふらっと入ったラーメン屋さんでは、アルコールを頼まなかったにもかかわらず１万円を超えました。 丸亀うどんのワイキキ店での単価は日本と比較して倍近く ……」＿＿『ハワイはラーメン屋で 1万円、丸亀製麺 50～60ドルがお得って …！』(８月７日 現代ビジネス ※３)
インフレが続く米国では、あらゆるものが値上がりし、それを阻止するために中央銀行である FRB が今年 金利を引き上げています。 米国人自身も、インフレに苦しんでいる様子が伝わってきます ＿＿「過去10年間は前年比上昇率がおおむね 2～3％ だった全米の2021年の家賃中央値が 1037ドルで、19年の 941ドルと比べて 10％ 上昇した。 ニューヨーク大学に在籍するコズラークさん (23) は、クイーンズ地区で暮らして１年になる 2500ドルの賃貸アパートの家賃を 1000ドル値上げすると家主から通告された」＿＿『米国で家賃が急騰、貯蓄乏しい若い社会人を直撃』(９月25日 ロイター ※４)
前年比５倍・10倍の欧州のガス・電気代に比べたら、日本の物価の数％アップはまだまだ低いと喜ぶべき事なのでしょうか？ 不況の足音がしてくるのを感じます。
今日はここまでです。