原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

【原発ホワイトアウト】終章 爆弾低気圧(47) ※6回目の紹介

2014-06-15 21:00:00 | 【原発ホワイトアウト】

**『原発ホワイトアウト』著者:若杉冽  から何度かに分けて紹介します。6回目の紹介  

 現役キャリア官僚のリアル告発ノベル!

 「政財官の融合体・・・ 日本の裏支配者の正体を教えよう」

-----------------------

カスタマーレビュー)から

救いがあるとすれば著者・若杉冽氏の次の言葉だ。

  「まだまだ驚くべき事実はたくさんあるのです。

  こうした情報が国民に届けば、きっと世論のうねりが起きる。

  私が役所に残り続け、素性を明かさないのは、情報をとり続けるためです。

  さらに第二、第三の『若杉冽』を世に送り出すためにも」(毎日新聞 10月22日)

読み終わって私は、このままでは本書の予言どおり原発事故は再び起こる可能性が高い、と思った。

そして、表紙とびらに引用されたカール・マルクスの次の言葉が本書の内容を言い尽くしていると気づく。

  「歴史は繰りかえす、一度目は悲劇として、しかし二度目は喜劇として」。

この国の統治のあり方を根本的に変えなければ「二度目は喜劇」を防くことができない、と私は考える。

---------------------------

【原発ホワイトアウト】終章 爆弾低気圧(47)  ※6回目の紹介

-『原発ホワイトアウト』著者:若杉冽 「終章 爆弾低気圧」 (47)を分けて紹介

前回の話【原発ホワイトアウト】終章 爆弾低気圧(47) ※5回目の紹介

 「すぐ、逃げるべ」

 そう答える妻も、新崎原発のおかげで、冬の内職をせずに済むようになっていた。

 着のみ着のまま、餅箱や預金通帳を抱えて、一家全員で車に乗り込む。フクシマでは、いまだ帰還困難区域の指定が解除されていないことが、一家の頭をよぎる。

 「ダッフィー、忘れちゃった!」

 と娘が泣き叫ぶ。関東電力の招待で、昨年、東京ディズニーリゾートを訪問したときに父に買ってもらった娘のお気に入りである。

 しかし、ダッフィーのために逃げ遅れるわけには行かない。

 「すぐにダッフィーは迎えに行けるからよ。しばらく家の留守をダッフィーに守ってもらうべさ」

 と父が娘を諭す。が、本当は、いつ戻れるかわからないのだ・・・。

 自宅に近い県道は積雪があったが何とか走ることはできた。しかし、県道をわずか2キロ走ったあたりで、車は早くも渋滞に巻き込まれた。

 実は伊豆田知事は以前、緊急事態を想定して、400人の住民が避難する訓練を行ったことがある。ところが、たったそれだけの人間が一斉に車を動かしただけで、大渋滞が発生したのである。そのときの反省は、今回の避難計画には生かされていなかった。

 ・・・県道の先には国道が、その先には高速道路がつながっている。高速にさえ乗れれば、原発から50キロでも、100キロでも先に逃れることができるだろうに。

 見る見るうちに、後ろにも車の列が並んだ。そのうち列の最後尾は見えなくなった。皆、テレビを見て、慌てて集落から逃げ出してきたのだ。

続き>>【原発ホワイトアウト】終章 爆弾低気圧(47) ※7回目の紹介

 


(原発作業員、仕事中の突然死だけ報告)週末、睡眠中、仕事辞めて1ヵ月後に突然死しても”報告されない”

2014-06-15 01:15:01 | 未分類

(原発作業員、仕事中の突然死だけ報告)

週末、睡眠中、仕事辞めて1ヵ月後に突然死しても”報告されない”

おしどりマコ:福島の作業員は突然死ぬ、
しかし報告されないと看護師は言う-政府捜査官が私を追っている(EN)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/161.html より引用
投稿者 ナルト大橋 日時 2014 年 3 月 25 日 17:37:05: YeIY2bStqQR0.

彼は2012年に福島第一原子力発電所の看護師だった。

2013年に東京電力での仕事を辞めて、

そして私が彼をインタビューしたときです。

今のところ、仕事中に死亡した原子力発電所の作業員は多数います、

しかし仕事中に突然死亡した者だけが公的に報告されます。

彼らうちの数人は仕事がオフの間、

例えば、週末や睡眠中に、突然死亡している、

しかし彼らの死のいずれも報告されていない。

それだけでなく、彼らは作業員の死亡数には含まれません。

例えば、50 、60から70ミリシーベルトのような

多量な放射能被曝の後に仕事を辞め、

1月(つき)後に死んでしまう数人の労働者がいますが、

しかしこれらの死亡は報告されていない、

あるいは死者に含まれていません。

これが原子力発電所作業員の現実です。

(引用終わり)

 

【福一】三ヶ月間、原発で働いてた人 ”体に黒いアザが多数”

彼は自分で 『俺はもう先は長くはない』と
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/30db3aab0a84194b545df1639f735732
2013-11-13

★この事実を国は知ってるの?
 もし知ってたら、自ら作った法律を犯している国家レベルの犯罪です。

★双葉町では人から人へと二次被曝するほどの高汚染だった
  (衆議院議員 徳田毅氏のブログより)
 ※10万CPMを超えた人が、3月12日の1号機の爆発後にいたという事実を
  実際に現地の人に聞いて、きちんとブログに載せています。
  ここまで活動している政治家は、ほとんどいません。

★福島に派遣された警官が被曝し、何人も亡くなってるのは本当

★福島第一で命を落とした作業員、
 『放射線障害研究用検体』として徹底的に管理

★福島に派遣された警官の多くが、多量の被ばくによって
 亡くなっているというのは本当なのか
 公安警察の男性は答えた。それは事実だと。

★被爆状況:文部省・原子力安全・保安院資料より
 『10万cpm以上の値を示した者が102名・・』

 


ドイツZDF ”福島原発労働者の実態”

『国家権力が憲法の保障する基本的人権を侵犯』指摘

ドイツZDFテレビ「福島原発労働者の実態」
http://www.youtube.com/watch?v=aAE-QBmC1VA より文字起こし
2011/10/07にアップロード

我々は強制避難区域に向かう途上にある。
福島第一原発まで後30キロ

この辺りの村落はほとんど死滅している。
避難地域だ。

この学校ではもう授業はない。
生徒と教員は他の学校に振り分けられた。

どこも荒れ果てた田んぼ、放置された土地。

ついに”Jビレッジ”が見えた。
かつてのサッカー日本代表のトレーニングセンターだ。

3.11の三重災害後は、原発事故収拾作業の拠点である。

20キロ避難区域に位置し、許可のない立ち入りは禁止。

原発で働く作業員はここに戻ってくる。

ジャーナリストは歓迎されないため、
我々は脇道から侵入し、こっそりカメラを回す。

迂回路は20キロ圏内深く入り込む。

ここで3人の作業員が、彼らの非人間的な
労働条件について話してくれることになっている。

彼らは身元がわれて報復されることを恐れている。


作業員「この地方にはもう仕事はありません。
    それで東電の仕事をしています。

    喋ったことがバレたらクビです。そうしたら他に仕事もない、
    家族を食べさせていけません。」


東電と下請け会社は、何よりも情報漏えいを恐れている。

作業員達にジャーナリストとの接触を禁止する
契約書を発見した。


引用「この契約により本業務を行うにあたり、
   福島第一原発構内外に関わらず、
   知りえた情報に関して(書面、あるいは口頭・目視など
   形態に係わりなく)厳に秘密を保持するものとする」

   さらに
   「作業員は各種報道機関からの取材は、業務情報の如何に
    関わらず一切受けないものとする」


作業員達は原発内での仕事の条件について
話してくれた。

上層部が秘密を守ろうとするはずだ。


敷地内では続々とホットスポットが見つかるのだ。

しかし作業員はたいてい後でテレビを見てそれを知る。

8月上旬に致死量を越す放射能10シーベルトが発見された時もそうだ。


作業員「命の危険がある場所がどこかも教えてもらえない。
    説明会で少し注意されるだけで、どこが危険か
    詳しい情報もなければ、封鎖区域もない」


放射能は目に見えない、感触もない、
また作業員に測定さえ出来ないことがある。

作業員「私の測定器はマイクロシーベルトしか測定できません。
    原子炉建て屋に入るとエラーが出ます。
    測定器が測定しきれないぐらい高い数値なのです。」


高濃度汚染区域にはロボットが使用されているものの
原発内の仕事は決死のものだと放射線専門家は警告する。


専門家「作業員は外部被爆だけでも極めて高いものを受けます。
    呼吸や飲食から受ける内部被爆も加えると大変な量です。

    最近計測された10シーベルトは、計測器が振り切れたので
    それ以上かもしれません。

    人間は7、8シーベルトの被爆で死んでしまいます。」


しかしもっと低い被爆量でも長い期間受け続ければ
作業員やその子孫に、深刻な健康被害を与える可能性がある。


専門家「男性の精巣が高い被爆を受けると生まれる子供の染色体が損なわれ、
    肩から指が生えるというような手足の奇形中枢神経の異常
    知能障害などを引き起こすことがあります。」

作業員達は逃げ場もないまま、様々な恐怖に怯える。

放射能の恐怖、失業の恐怖、そして東電への恐怖。


二人は原発から遠く離れた我々のスタジオでなければ
話をしてくれなかった。

作業員「10年後、20年後、病気で仕事ができなくなるのが
    不安です。そしたら家族をどう養えばいいのか・・。

    子供が健康に生まれてくるかどうかも心配でたまらないです。」

”そんな心配は非科学的である”

そのように事故直後の情報セミナーで主張したのは、

福島県の放射線防護健康アドバイザー(山下氏)である。

数々の肩書きを持つこの医者は大真面目に言う。

「ニコニコ笑っていれば放射能の被害は受けない。
 くよくよしていると受ける」と。

「動物実験はありませんが、困難なときにもくよくよしなければ
 健康被害はないのです。」

「毎時100マイクロシーベルト以下ならいずれにしろ
 健康に害はありません。」

毎時100マイクロシーベルトは年間に換算すると
876ミリシーベルト

ドイツの原発労働者の被爆許容量は生涯400ミリシーベルトだ。

日本の行政はそれでも被爆リスクの過小評価を続け、

原発作業員に相当の報酬を支払う必要はないとする。

毎日被爆を受ける労働者なのに・・・

我々の取材に応じた人たちが下請け会社との契約を見せてくれた。

原発での仕事は 日給は約1万円

危険に対する特別手当を得るには条件を飲まなければいけない。

作業員「危険特別手当を受けますか? それではサインして下さいと言われる。

    1時間1000円の手当てです。他に選択肢はないのでサインします。

    それは 後で病気になっても訴えを起こさないという
    同意書のサインなのです。」


こうした苦情が事実かどうか確認しに我々は東電本部を訪ねた。

広報担当者は無関係を主張する。

「作業員は現場でのリスクの説明を受けていると
 聞いています」と言う。

それに契約書は東電の出したものではないと。

東電「下請け会社が作業員と結んでいる契約の内容は知りません。」

「我々が知りたいのは 東電が自分の事故を起こした原発で
 働く人間に責任を感じないのかということだ。」

東電「すみません、契約内容を存じませんので コメントもできません。」

事故を起こした原発の汚い仕事を
ダンピング価格で請け負わされる作業員。

責任逃れの一点の雇用者・・

笑えば放射能から身を守れるとアドバイスする医者

これが日本式の人権蹂躙である。

(文字起こし終了)

-------------

人権蹂躙 とは

人権を踏みにじること。
特に、国家権力が憲法の保障する基本的人権を侵犯すること。
人権侵害。
デジタル大辞泉

 

37:ドイツ公共放送フクシマの下請け労働者の実情を報道(追加あり):
シュピーゲル誌「正力松太郎のスパイ名はPodam」
http://tkajimura.blogspot.com/2011/10/podam.html より引用
2011年10月5日水曜日 明日うらしま

その中で、下請け企業が作業員と交わした雇用契約(機密保持条項)、
および被曝作業への同意書が映像で報じられている。
重要な資料と思われるので、以下に書き起こす。

◇ 雇用契約・機密保持条項 (ビデオ開始後28分32秒前後)

第4条(機密保持)
乙は、本業務を行うにあたり、東京電力第1原子力構内外を問わず、
知り得た情報(書面。あるいは口頭・目視など形態に係わりなく)、
厳に機密を保持するものとする。
また、各種報道機関からの取材は、業務情報の如何に関わらず
一切受けないものとする。

◇ 同意書 (ビデオ開始後32分58秒前後)


東日本大震災により被害を受けた原子力発電所の状況改善のために
行なう緊急作業について以下の点に同意します。

1.●●●●●●工事したことによる将来の健康リスクに対する補償として
  以下の金額を作業員本人に対して直接支給する。

   A・B装備で作業する者に時給300円
   C・D装備で作業する者に時給1000円
   被曝線量1msvにつき10,000円

2.上記補償に応じた経費相当分を別途雇用主に対して支給する。

3.●●●●●●雇用主の3者は以下の点について同意する。

  緊急作業での許容被曝線量は平成23年3月11日を起算日として
  6ヶ月当たり60msvを上限とし、年間100msv以下とする。
  3者はそれぞれ電離放射線障害防止規則に従って作業員の健康被害を
  防止するよう努力する。

  管理された状態での被曝による健康障害は手当の範囲内に含まれる。
  それ以上の補償は行なわない。
  但し、一時に多量の放射線を浴びる被曝事故があった場合の補償は別途協議する。

(引用終わり)

 


<福島除染作業>人間として扱われなかった。

野菜をゆでただけの夕食、1人当たり2畳で寝起き……。

危険手当除くと日当1000円
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/d2b07031eefed545283eb4c0191701bd
2013-04-20

★「力仕事なのに信じられないほど待遇が劣悪だった」
 作業員(当時54歳)が作業中に倒れ
 心筋梗塞(こうそく)で死亡するケースも起きた。

★被災地を歩いて:廃炉支える違法労働:福島原発で「偽装請負」横行 
 往復160キロの交通費も自腹

 

被曝隠し「以前から」証言続々 車内に放置や預かり役も
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/4d90a2e36a065e3c6d1cb7002d5e7f53
2012-08-07