原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

岩手県、中学校・保育所4施設で毎時10マイクロシーベル検出(011/10/21)

2013-08-16 11:34:56 | 放射能汚染

岩手県、中学校・保育所4施設で毎時10マイクロシーベルト検出(011/10/21)

一関4施設10マイクロシーベルト 目安上回る高い値

 一関市教委は20日、市内の小中学校などで局所的に高い放射線量(空間線量率)が測定されたと発表した。最大で、3中学校と1無認可保育所で、文部科学省の線量率目安(毎時1マイクロシーベルト)を大きく上回る毎時10マイクロシーベルトを測定し、除染作業を急ぐ。

 市教委によると、9月26日から今月17日までに、小中学校や幼稚園、保育園など138施設を測定し、92施設(489カ所)で文部科学省の線量率目安を上回った。

 10マイクロシーベルトを測定したのは一関中、花泉中、川崎中と一関市花泉町のマルキの家ニコニコ託児室。いずれも雨どいの排水口や、雨どいのない軒下など雨水が集まりやすい地点で測定された。校庭や園庭では、1・28マイクロシーベルトを観測した折壁保育園の園庭を除き、目安を上回る値は測定されていない。

 目安を上回った施設では、測定された箇所への子どもの立ち入りを規制しているほか、19施設で除染作業が行われている。一関中では、10マイクロシーベルトを観測した排水溝付近の土を入れ替えるなどした

(岩手日報 011/10/21)

 

 

岩手県、一関市の中学生がクモ膜下出血で死亡

10マイクロシーベルトを超える中学で・・・
http://iosonoricco.seesaa.net/article/232332786.html より全転載
奥州市で暮らす日々 2011年10月27日

ショックな話を聞いた。

10マイクロシーベルトを超える中学で生徒が亡くなったそうだ。

http://daiken.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-6be7.html
大験セミナー わくわく日記より

どことは書かれていないが、どうやら一関の中学校に通う生徒さんだったようだ。

中学生がクモ膜下出血・・・

原因はわからない。

だけど、この生徒さんは運動部に所属していて、
部活動も行われていた中庭の複数箇所で10μSVを検出。
教室の中でも0.5μの場所があったそうだから、
否定できるものでもないだろう。

チェルノブイリの事故では、放射性物質のセシウムが原因で血管系の病気が増えるという
報告もあるのだそうだ。

http://blog.goo.ne.jp/kainagemondo/e/6e3e3d69da296be674d574d0e7f0cec0
山川に山がはの音、からまつにからまつのかぜ より


こういったことがすごく近くで起こってしまうと、
やはり怖いと思う。


もう住んでよいところではないのではないか・・・と。



そして日本では報道されない福島の現状。

http://www.youtube.com/watch?v=bevc_YG_cbE
【西ドイツ放送】 死の地域に生きる


一関・・・早急な対策が本当に必要だと思います。

亡くなられた中学校の生徒さんのご冥福をお祈りします。

 (転載終了)

 

10マイクロシーベルトを超える中学で生徒が亡くなった (死因はクモ膜下出血)

市内の某中学校の3年生が、先週校舎内で倒れ、意識が無いまま病院に搬送され亡くなった。クモ膜下出血による死亡だった。

その中学校は中庭が10マイクロシーベルトを超える高濃度汚染ポイントがあった。亡くなった生徒は運動部に所属しており、活動場所もその中庭での運動が多くあったという。

学校ではその高濃度の線量が新聞で報道されるまで、いっさい生徒たちや保護者らには伝えられていなかった。

 


汚染水の放射レベルが高すぎて、直視すると眼がやられる〔福島第一原発は危機的状況〕作業員

2013-08-16 11:07:22 | 放射能汚染

汚染水の放射レベルが高すぎて、直視すると眼がやられる

〔福島第一原発は危機的状況〕作業員

428. 2013年8月04日 00:37:10 : khYMufwVz6
〔 福イチは、今年に入り、事実上〔部分的な再臨界〕が始まっている! 〕
====================================
〔1〕非常に問題なのが、
〔半減期8日ですぐ消えるはず
=2年半も前の事故直後しか観測されることがあり得ないはず〕の、
〔ヨウ素131〕が、6月から、
医療用とは考えられないほど多量に、
福島で観測されだしていること。
福島県が今年6月に下水汚泥の放射性物質を検査した結果、
ヨウ素131を、なんと千ベクレル近く=924ベクレル検出!
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/717.html
とても医療用の不法投棄
〔=これは犯罪なので、本来あり得ないもの、検出されてもごく一部〕ではありえない。


〔事例1〕★2013年6月から、検出値が急増している。
★2007年12月に文部科学省が発表している資料によると、
全国の下水処理場の焼却灰、下水汚泥などに含まれている医療用ヨウ素の値は、
最大値で47 Bq/kg
〔事例2〕下水処理場から検出される放射性物質の現状
医療用ヨウ素という説明は無理がある。
最大値の約20倍の値があるのだから。
=====================================
〔2〕部分的に臨界でないと説明できないような、
〔熱〕と〔高放射能〔2号機の〔ミリ〕のつかない2シーベルト、見れば即死〕〕
〔事例1〕http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2013/08/blog-post_6903.html
2013年8月3日土曜日
〔福島第一原発は危機的状況〕作業員〔汚染水の放射レベルが高すぎて、直視すると眼がやられる〕
676 名前:地震雷火事名無し〔アメリカ合衆国〕
投稿日:2013/08/03〔土〕 09:25:54.74 ID:Vz7uGNdN0
汚染水の放射レベルは〔2シーベルト〕ぐらいで、
直視すると眼がやられる。
近づけないレベルだから、そういうのが漏れてるってことは作業できない
=止めることができない。
放射能のせいで、タンクのボルトが1年ほどで腐食する、
ボルトも取り換えないといけないのに、取り換え不可能なら、
漏れ漏れになって…もうタンク周辺でも作業できなくなって…絶体絶命・・・
おしどりマコ氏〔原発作業員Happyさんから〕


〔事例2〕http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1045.html
●福島第一原発で再臨界?依然として収束の兆しさえ見えない福島第一原発ですが、
現在非常にまずいことになっているようです。
汚染水に含まれる放射性物質の量が余りにも多すぎます。
スポニチは、本日付でこう報じています。
〔福島第1原発 トレンチ汚染水 23億5000万ベクレル!〕
====================================
〔3〕地下である条件で放射性物質が自然臨界するのは科学的にみとめられている。
〔事例1〕〔福島原発 再臨界の可能性〕オクロ天然原子炉の教訓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geochemproc/59/0/59_36/_pdf
〔事例2〕http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2504
メルトダウンした核燃料は?地球惑星科学の研究者 小嶋稔氏
『天然原子炉と福島原発事故』 --地球化学者 黒田和夫の遺したもの
〔メルトダウンした核燃料が再臨界を起こし、大規模な連鎖反応を起こすのでは、
との危惧を払拭〔払拭〕仕切れない。〕 
アフリカにある 〔オクロ天然原子炉〕は自然界でも再臨界を起こしている。
しかも、福島で メルトダウンした 『デブリウラン』は 豊富な水があれば〔オクロ天然原子炉〕の状態に近づく事になる。


〔事例3〕http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/257.html
37. 2012年6月02日 00:19:08 : SANQx8fFBs
臨界は、ウラン235の濃度が3%以上で、水が存在すれば起こりえる。
オクロ天然原子炉が、その証拠である。
30分活動した後に2時間半休止すると言う現象が数十万年続いた。
福島原発の場合は両方の条件を兼ね揃えている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AE%E5%A4%A9%E7%84%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89

 


途方もなく高濃度の排水を海に垂れ流し!!>福島原発で汚染水処理してるアレバ社の実態は酷くてゾッとする

2013-08-16 10:57:22 | 放射能汚染

<途方もなく高濃度の排水を海に垂れ流し!!>

福島原発で汚染水処理してるアレバ社の実態は酷くてゾッとする

 

《アレバ社の核燃料再処理工場から出る放射性物質の実態》

専門家が徹底的に放射線と放射能モニタリング、それも水や土ばかりでなく換気塔の上にタコをあげ、大気に含まれる放射性物質も子細に調べていた。

これが途方もなく高い濃度であること、また海に放出されている排水中の放射性物質濃度が非常に高濃度であることに驚かされた。

こんないい加減な会社に巨額のカネを払い福島原発で汚染水の処理をしていると思うとゾットする。 

(フランスのテレビ番組「終わらない悪夢」を見て から)

 

フランスのテレビ番組
 「終わらない悪夢」を見て
青山貞一 Teiichi Aoyama
東京都市大学大学院環境情報学研究科教授
 環境総合研究所所長
掲載月日:2011年7月26日
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp121..html より全転載

NHKのBS1でフランスのテレビ局が制作した米国・ロシア・フランスにおける放射性廃棄物問題に関するドキュメント、「終わらない悪夢」を見た。ドキュメントの原題は以下の通りである。

   原題:Waste: The Nuclear Nightmare
   制作:Arte France/Bonne Pioche (フランス 2009年)

 ドキュメントの詳細紹介は別とし、ここでは原発大国、フランスのテレビ局(Arte France/Bonne Pioche)が問題提起そして告発した核廃棄物による環境汚染と人体被害についてその概要を述べてみたい!

 原発を推進する上で、当初から最大のネックとなっていたのは原子炉から排出される放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの処理と処分の方法である。

 原発を建設し稼働させてきた世界各国はおよそ50年の間、使用済み放射性廃棄物をドラム缶に詰め海洋に投棄していた。しかし、1990年代初頭よりグリーンピースなど反核団体の運動が高まり、1993年以降、船上から洋上での海洋投棄は全面禁止となった。


世界中で行われていた海洋投棄。日本も例外ではない
Source:Arte France/Bonne Pioche


およそ50年の間、各国はドラム缶に詰めて海洋投棄されていた
Source:Arte France/Bonne Pioche



海洋投棄に敢然と闘いを挑み海洋投棄を辞めさせてきたグリーンピース
Source:Arte France/Bonne Pioche

 海洋投棄が全面禁止された後、各国は核廃棄物をどう処理しているのか?

 原発開発以前、核開発はもともと軍事技術として研究が進められてきた。そのためすべてが極秘裏に進められ、その実態は闇の中にあった。

 フランス・テレビ局の取材班は、まず世界初のプルトニウム生産工場を訪ねた。

<米国>ワシントン州ハンフォードプルトニウム生産工場

 最初は、米国ワシントン州にあるハンフォードのプルトニウム生産工場である。


長崎に落とされた原爆はこのハンフォードでつくられた
Source:Arte France/Bonne Pioche


米国ワシントン州のコロンビア川沿いにある現在のハンフォード核施設
Source:Arte France/Bonne Pioche


ハンフォード
Source:Arte France/Bonne Pioche

 取材班は米国エネルギー庁(Department of  Energy)から取材を拒否される。

 しかし、ワシントン州とオレゴン州の州境を流れるコロンビア川沿いにあるハンフォード核施設に近づくと、土壌からも、川の水からも、高濃度のウランやトリチウムが検出されることになる。


世界最初にプルトニウムを生産した原子炉(B炉)にボートで近づく
Source:Arte France/Bonne Pioche

 かつて汚染水を封じ込めたコンクリートからは、今も漏洩があるという。

 下はコロンビア川にかかる橋。私たち(青山、池田、大西)も、その昔、国際市民参加学会がオレゴン州のポートランドで開催されたとき、コロンビア川の中流からこの橋が見える下流までドライブしたことがある。

 当時、まさか、コロンビア川がそれほど放射性物質で汚染されていたとは知らなかった(知らされていなかった)。


コロンビア川は今に至るまで汚染され続けている
Source:Arte France/Bonne Pioche

 ハンフォードで永年働いてきた原子力技師でさえ、核廃棄物による放射線、放射能汚染については、20年間何も聞かされてこなかったという。


20年間聞かされてきたことは事実ではなかった
Source:Arte France/Bonne Pioche

 ハンフォードには、膨大な量の放射性物質を含むタンクがある。当初は地上に作られ、その後、地下に埋められた。しかし、それらのタンクからは廃液が地下に漏れだし、地下水を汚染し、川、海を汚染することになる。


60個のタンクから廃液が漏洩し地下水を汚染していった
Source:Arte France/Bonne Pioche


ハンフォード施設からコロンビア川に放射性物質が漏洩し続けた
Source:Arte France/Bonne Pioche

 フランスのテレビ局(Arte France/Bonne Pioche)の取材班は、フランスの非営利第三者の研究所(CRIIRAD)に河川水の分析を依頼し、コロンビア川で試料をサンプリングした。


フランスの非営利第三者の研究所(CRIIRAD)に川の水の分析を依頼
Source:Arte France/Bonne Pioche

 フランスにサンプルを持ち帰り放射性物質による汚染を分析したところ、コロンビア川の汚染実態が明らかになった。


その結果、コロンビア川の汚染実態が明らかに(左は取材班の女性記者)
Source:Arte France/Bonne Pioche


<旧ソ連>マヤーク核施設

 米国とともに核開発、核実験の双へきは旧ソ連、現在のロシアである。

 1946年に建造された旧ソ連のマヤークにある核施設も軍事用プルトニウムを生産していた。

 「ウラルの核惨事」の著書で有名なメドベージェフ博士は、1957年に発生したこのマヤーク施設の放射性廃棄物貯蔵施設における爆発事故を後に亡命し1976年に告発した。


ソ連の核施設の爆発事故を最初に暴露したメドベージェフ
Source:Arte France/Bonne Pioche

 だが、旧ソ連はもとより西側当局でさえもこの話を取り上げることはなかった。

 当時は西側も東側も原子力の開発に全力を入れていたからであろう。そして旧ソ連の当局は、1986年のチェルノブイリ事故以前の最悪事故であるこのマヤーク施設における原子力事故を公表することはなかった。


マヤーク核施設の爆発事故。
Source:Arte France/Bonne Pioche

 すなわち、旧ソ連の核開発拠点となったチェリヤビンスクのマヤーク核施設では、1957年に核爆発事故が起きたものの上述の理由で一切公表されずその事実は地元住民にもすべて伏せられた。


旧ソ連のチェリヤビンスクのマヤーク核施設
この町は永年地図に載らず暗号名で呼ばれていた
Source:Arte France/Bonne Pioche

 マヤーク核施設の爆発事故では、上空1000mまでさまざまな放射性物質が巻き上がり、施設周囲15000平方キロメートルが汚染されたという。

 そして約200人が死亡、27万人が被曝した。にもかかわらずチェルノブイリ事故以前の最大核関連事故となったこのマヤーク核施設の爆発事故は一切公表されなかった。

 マヤーク核施設で発生した各種の核廃棄物は近くにあるカラチャイ湖に捨てられた。その結果、カラチャイ湖が流れ込むテチャ川は、放射性物質で高度に汚染された。


 このテチャ川の下流は、今も放射能レベルは高く人々の健康が脅かされている。さらに汚染された魚や牛乳を食べた地元住民は体内被曝(内部被曝)している例もあるという、ずさんな実態がフランスの取材班により明らかになる。

 下の写真はフランスの非営利第三者研究所(CRIIRAD)の研究員がテチャ川の水をサンプリングしている様子である。この地域は空間放射線量も非常に高い。


フランスの非営利第三者研究所(CRIIRAD)
の研究員がテチャ川の水をサンプリングする 

Source:Arte France/Bonne Pioche

 取材班は、テチャ川岸にあるムリュスモゴ村にも足を踏み入れる。このムリュスモヴォ村には今も人々が住んでいる。

 カラチャイ湖から流れ出る川の下流あるチェリヤビンスク近くのムリュスモヴォ村では、使用済み核廃棄物、廃液が近くの湖に廃棄され、それが河川を通じて下流に放射性物質が運ばれる。

 しかし、その近くに居住している住民は、高濃度放射線と放射能の空気、土、水、野菜などのなかで永年生活しており、多くの人がガンなどで亡くなっているという。取材班はその実態を調査する。

 ムリュスモヴォ村住民の健康診断を1950年代から50年間も続けてきた医療機関の調査では、被曝した放射線量と癌発生率や死亡率との間に相関関係があると女性の医者は公言している。


ムリュスモゴ村
Source:Arte France/Bonne Pioche

 番組の中で研究者が携帯用放射線計測器でこの村の川沿いの空間放射線量をあちこち計るのだが、この地域の放射線量は、自然の放射線量(バックグランド)の50倍から70倍であると番組中で述べている。

 ムリュスモゴ村にはかなりの住民が移転、避難せずに居住しているのだが、ある女性の疫学研究者がこの地域のひとびとはすぐには死なないものの、時間がたつにつれ次第にガンや白血病、甲状腺異常で亡くなって行くと断言する。

 
ところで自然の放射線量の50倍と言うとき、仮にそのレベルを0.03マイクロSv/hとすると、それを50倍すると、1.5マイクロSv/h、60倍すると1.8マイクロSv/hとなる。なんとこれは今の福島市の値に類する値である。


Source:Arte France/Bonne Pioche

 にも係わらず、この州の原子力環境安全局の女性副局長(下の写真参照)は、人々が通常生活するには支障のないレベルであると述べた。ただし、川の水は使わないようにと住民に指示しているとも取材班に話した。


行政当局者はそれでも居住するのに問題ないという
Source:Arte France/Bonne Pioche

 取材班がフランスに持ち帰った水、土壌、魚などのサンプルを分析した結果、セシウム137は、土壌から18万ベクレル/kg、魚から600ベクレル/kg、牛乳から24ベクレル/kg検出された。

 またトリチウムによる高度の汚染もあった。さらに本来、土壌中に含まれることはないプルトニウム239と240も検出され、その値は2200ベクレル/kgと高かった。


現場でサンプリングした試料をフランスで第三者研究所(CRIIRAD)が分析
Source:Arte France/Bonne Pioche


高濃度のセシウム137が検出される
Source:Arte France/Bonne Pioche

 取材班は、この村を管轄する自治体の関係者や研究者にインタビューする。

 その結果、分析結果は今までまったく住民に伝えられていないことが分かった。取材班はさまざまなサンプルを採取し、フランスに送り分析してもらうが、結果はやはり非常に高濃度であることが分かった。


<各国の放射性廃棄物は最終的にどこに行くのか>

 周知のように、世界一の原子力推進国であるフランスでは、放射性廃棄物はどのように処分されているのか? また世界各国の原発から出る放射性廃棄物はどこで処理処分されているのか?

 取材班はこの根元的な問題についても徹底的に取材する。

 徹底取材により判明したことは、フランス国内の原発から排出された廃棄物だけでなく、日本や他のヨーロッパ諸国から排出された廃棄物さらに軍事用廃棄物まで、その圧倒的多くが英仏海峡に面したラ・アーグに集められていることだ。

 ラ・アーグには世界最大の原子力企業アレヴァ社(Areva)が、核廃棄物の処理を営利事業として一手に引き受けていた。


フランス北部、ラ・アーグにあるアレバ社の再処理工場
Source:Arte France/Bonne Pioche

 アレヴァ社の広報担当者の説明によると、使用済み核燃料は特殊な再処理工程を経た後、1%がプルトニウムとして、95%がウランとして回収され再利用されるため、廃棄されるのは全体のわずか4%にすぎないという。


アレバ社の再処理工場内部。ここに使用済み燃料は5年貯蔵される
Source:Arte France/Bonne Pioche

 そこで取材班は、回収されたウランが、どこで、どのように使われているかを知るため、追跡取材をすることになる。

 回収ウランの行き先は、何とフランスから8千キロも離れたシベリアの奥深くにあるトムスク、そしてさらに先にある地図に載っていない秘密都市セヴェルスクであることが分かる。

 フランスのアレバの工場にEU諸国を中心に日本など58カ所の原子力発電所から運ばれた使用済みの核燃料廃棄物は何とロシアに船と列車で運び込まれていたのだ。

 取材班は、ここでもグリーンピースロシア支部の活動家を水先案内人として、徹底取材を続ける。

 ひとたび運び込まれた使用済み核廃棄物は、一旦、アレバ社で「処理」された後、コンテナに入れられ船でロシアのサンクトペテルブルグまで運ばれ、さらに列車でフランスから8千キロ離れたシベリアの奥深くにあるトムスク、そしてさらに先にある地図に載っていない秘密都市セヴェルスクに運び込まれる。


ここでもグリーンピースが取材班の水先案内人となる
Source:Arte France/Bonne Pioche


さらにサンクトペテルブルグからトムスクへ
Source:Arte France/Bonne Pioche

 この秘密都市セヴェルスクは外国人は立ち入りを禁じられているのだが、Googleマップで施設内を上空からのぞくことができる。


トムスクからトムスク7から地図に載っていない秘密都市セヴェルスクへ
Source:Arte France/Bonne Pioche

 すると、たくさんのコンテナのような物体が無造作に放置されていた。使用済み核燃料95%再利用の実態はいかに?

 何と駅近くの引き込み線に膨大な数が置き去りになっているのだ。これはグーグルマップの衛星画像からもよく見える。 


グーグルマップで見る
Source:Arte France/Bonne Pioche


駅近くの引き込み線に膨大な数の放射性廃棄物のコンテナが置き去りになっていた
Source:Arte France/Bonne Pioche

番組を見て感じたこと

 福島第一原発事故が起きた現在、この番組の今日的な意味はきわめて大きいと思う。

 というのも、この番組で素材とされた地域や施設は、すべてチェルノブイリ原発事故以前のものであるからだ。米国やロシアはじめ日本を含む原発設置稼働国は、福島第一原発事故の影響について、たえずチェルノブイリ原発事故と比較してきた。

 しかし、このフランスのArte France/Bonne Piocheが問題提起していることは、チェルノブイリ事故以前に、これだけ重要かつ深刻な環境汚染、健康被害が米国、ロシア、フランスなど核保有国の足元にあり、情報が完全なまでに隠蔽されてきたからだ。

 この番組では、単に映像と音声で住民、専門家、研究者、行政担当者、原子力関連技術者へのインタビューを行うにとどまらず、随所で大気、水、土壌、底質、牛乳などをサンプリングし、第三者研究機関に分析を依頼し、その結果を番組の中で逐次報告している。

 私たち環境総合研究所は、過去、湾岸戦争の環境影響しかり、所沢ダイオキシン汚染しかり、絶えず報道機関とタイアップし、調査報道のあるべき姿を示してきたという自負がある。

 このフランスの番組は、視聴者の知りたいこと、知らすべきことに正面から答えており、それによれば核燃料廃棄物の処理施設周辺地域においては、大気、水、土などが50年ー70年経った今でも深刻な状態にあり、およそまともに人が居住する場となっていないことを調査報道を通じて静かに伝えていると思う。

 これこそ最も大切なことであり、きわめて秀逸な調査報道ドキュメント番組であるといえる。

 さらに本番組では調査報道に際し、政府側、事業者側の言い分も取材しつつ、肝心な放射線汚染、放射能汚染の現実、実態については、フランスにある非営利の第三者研究所(CRIIRAD)に試料採取と測定分析を依頼し、それを番組づくりの中心に据えている。

 もとより情報を隠蔽し情報操作による世論誘導を繰り返してきた国家とその関連機関、研究所ではなく、第三者研究所による調査、分析を番組づくりの根底に据えたことは重要だ。これは福島原発事故の影響地域との関連についても同じだ。番組をつぶさに見ると、今の日本政府や福島県、福島市などの対応が情報公開や汚染対策に関連し、当時の米国やソ連とさして変わらないかがよく分かる。
 
 もうひとつ番組づくりの上で見逃せないものがある。それは、施設や場所の水先案内人に国際環境NGO、グリーンピースの人々を使っていたことである。実際、要所でグリーンピースの活動家が画面に出てくる。おそらく、グリーンピースの手助けがなければ到底この調査報道そのものができなかったと思えるほどだ。

 それにつけても日本のグリーンピースをクジラ肉事件で地裁、高裁と二度も重罪としている日本、それにせっかくオランダから放射能、放射線測定器を満載し、日本の調査を行いにきたグリーンピースを領海外に2ヶ月近く押しとどめ、結局、海洋調査をさせなかった日本政府には怒りがこみ上げてくる。またそれをまともに報道してこなかった日本の大マスコミも同罪である。

 最後に世界一の原発大国フランスは、当時も今もほとんど安全性や環境保全にまともに対応しているとは言えず、まさに原子力関連ビジネスの営業が第一であることが分かる。これはたとえば、福島第一原発事故以降、日本にフランスのアレバ社の女性CEOとサルコジ大統領が日本政府の足元を見て、大々的に営業をしていたことからもよく分かる。

 日本がその昔、使用済み核燃料の再処理で処理を依頼してもらっていたのは英国のセラフィールド工場以外にもうひとつある。その依頼先がフランスのアレバ社であり、場所は英仏海峡のフランス側にあるラ・アーグだ。

 番組ではこのアレバ社の核燃料再処理工場から出る放射性物質の実態について、国際環境団体グリーンピースの専門家が徹底的に徹底して放射線と放射能モニタリング、それも水や土ばかりでなく換気塔の上にタコをあげ、大気に含まれる放射性物質も子細に調べていた。

 これが途方もなく高い濃度であること、また海に放出されている排水中の放射性物質濃度が非常に高濃度であることに驚かされた。こんないい加減な会社に巨額のカネを払い福島原発で汚染水の処理をしていると思うとゾットする。

 以上、私見を述べてきたが、フランステレビ局(Arte France/Bonne Pioche)による
Waste: The Nuclear Nightmare(邦題、終わらない悪夢)は、福島原発問題に被害者、そして憂慮する日本国民にとってぜひごらん頂きたいドキュメントであり、独立系メディア E-wave Tokyoとして自信を持って推薦出来る番組である。


終わらない悪夢

特集:秀逸なフランス・テレビドキュメント「終わらない悪夢」

◆池田こみち:フランスのテレビ番組、「終わらない悪夢」(前編テキスト)

 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp123..html

◆鷹取 敦 :フランスのテレビ番組、「終わらない悪夢」(後編テキスト)
 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp124..html

◆青山貞一:フランスのテレビ番組、「終わらない悪夢」を見て
 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp121..html

 


自宅の台所で原子炉を作っていた男を逮捕/高校生が手作り原子炉を作成!核融合成功に近所はドン引き!

2013-08-16 09:34:09 | 未分類

自宅の台所で原子炉を作っていた男を逮捕

http://matometanews.com/archives/1465208.html 2011年08月04日 より

スウェーデン男性、家で原子炉を作り逮捕される

31 歳のスウェーデン人男性が、自宅アパートで原子炉を作り逮捕されたそうだ (The Local の記事、本家 /. 記事より) 。

放射性物質は通信販売で購入したそうで、また煙探知機からも手に入れたとのこと。この男性が原子炉制作に取りかかったのは 6 ヶ月前であり、研究の経過は特に隠すことなくブログにもアップしていたとのこと。逮捕のきっかけとなったのは、本人がスウェーデンの原子力安全保安院にあたる機関に「家庭で原子炉を作ることは合法か」と問い合わせたこと。当局からは放射線レベルの調査に人が送られてくると告げられたとのことで、実際には警察も一緒にやってきて家宅捜索が行われ、逮捕されてしまったとのこと。

その後男性は釈放されたとのことで、「今後は原子物理学の理論を中心に研究を続ける」と話しているという。なお、自身の持っていたガイガーカウンターの数値では全く問題はなかったとも話しているそうだ。

http://www.thelocal.se/35306/20110802/
http://slashdot.jp/hardware/article.pl?sid=11/08/04/0221254
 
 
 
 

高校生が手作り原子炉を作成! 核融合成功に近所はドン引き!

高校生が手作り原子炉を作成! 核融合成功に近所はドン引き!
実際のホームメイド原子炉
インターネットフォーラム『Fusor』によると、アメリカ合衆国ミシガン州オークランドの高校生・オルソン君がガラクタを集めて核融合が可能な原子炉を作り、信じられないことに重水素核融合に成功したという。しかも、成功した場所というのが自宅というから仰天だ。

普通の高校生がプラモデルを作るのとはワケが違うため、ご近所さんたちはドン引き……。気が気じゃない毎日を過ごしているという。近所の空気を読んでいないのか、オルソン君はインターネット掲示板で「紫色のプラズマが見られてサイコーだぜ!!」とご満悦だ

オルソン君は原子炉に必要な数々の機器をすべて地元のホームセンターや『eBay』(インターネットオークション)から調達。重水素核融合に自宅で成功し、2億度のプラズマを発生させた。2億度といえば太陽の中核より高温だ。いやはや、天才はどこにいるのかわからない。

ちなみに写真は実際のオルソン君の手作り原子炉。とにかく、ご近所さんのためにも火の元(核爆発)だけは用心してもらいたい
http://news.livedoor.com/article/detail/3170003/