杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

「いじめ」に思う!

2006-11-21 19:46:40 | Weblog

「いじめ」に思うこと!

何時までたっても、大人たちはこの「いじめ」問題をどうするかで、議論を続けているが、果たしてそんなに難しいことなのだろう?

私が子供のころに先生に、時には殴られてまでして教えられたことは、「弱いものいじめ」は悪いことだ、絶対にしてはならない、というように「いじめ」の前には必ず「弱いもの」が付いていて、これは男として誠に恥ずべき行為であると言われてきた。そして、当時は現在は存在しないガキ大将がそういうことの行き過ぎを監視する役目を負っていた。従って当時にも「いじめ」が無かったわけではないが、現在のように死ぬの生きるのという話ではなかった。

現在、大人たちが「いじめ」を語るにあたって、この「弱いもの」という「接頭句」を言わないから、その持っている犯罪的意味について国民は中々理解しないということではなかろうか?

私はこの「弱いものいじめ」と言うことが、「盗み」「嘘つき」と同等に悪いことだということを大人たちが子供にしっかりと植え付ける努力をしない限りにこの問題への解決は無いのだろうと考える。

この様な教育は小学生の低学年レベルへの教育であり、そう多くない数の道徳・倫理を教えることで用が足りる筈である。これらを並べてみると恐らくモーゼの十戒にも至らぬでも解決できる問題ではなかろうか?幾つか、気がついた3-4戒を書いてみよう。欠けているものがあれば加えていただきたい。
1.嘘は泥棒の始まり
2.「弱いものいじめ」はしない
3.家族・友人は大切に(親孝行という言葉は親が子供を育てる間に親が子供から学ぶことという説明が私には生涯で一番納得できる説明ゆえ省く)
4.卑怯な人間になるな(ずるはするな)

この程度を小学生に教え、あとは「読み、書き、ソロバン」。加えるなら、英語に慣れる、中学、高校になれば一層時間が掛かる耳を鍛えるという意味での「会話」主体の英語教育ぐらいであろう。

英語教育については不要論を述べる大臣もいるが、これは外国へ出てみて経験することで、始めて自国を理解できる場合が多いのでは。台湾の李登輝は、日本からの交流学生への挨拶で「国を離れて国を知る」と言い、台湾にきて日本の良さが分ったのではと諭したよし。シアトルマリナーズへいった「いちろう」がWBC(World Baseball Classics)で、あれほどまでに日本を意識したのは偶然ではない。アメリカに行って始めて愛国心が芽生えたのだと私は信じて疑わない。国内で愛国心を教えるより、少し英語で話せる時期に外国に出してやる、そのほうがどれだけ愛国心の醸成に役立つかを、「いちろう」のケースが如実に物がっていると思う。