今日は今年二回目の越後駒ケ岳行きだった。今回は駒の湯温泉から小倉尾根のコースを往復。
花も咲いているが ブナ の新緑が高度と共に色を変えるのが面白かった。
５時１５分 登山口から山を見上げる。この時点では曇天。
歩き出すとすぐに吊り橋。まだ冬モードで板一枚が渡してあるだけ。
二時間歩くとこんな景色。
残雪を覆っているのは ブナ の芽鱗と役目を終えた雄花。
もう少し高度を上げると樹冠の向こうに遠い山が見えてくる。このころから雲が切れてきた。
左に白く輝く守門岳。右の双耳峰は毛猛山塊の桧岳１３８３ｍ。
三時間歩いて小倉山に到着。この広い尾根をより先の ブナ の芽吹きはあと数日先のこと。
前回の登山コースだった道行山を眺める。ブナ の芽吹きは既に山頂まで達している。
芽吹いたばかりの新芽は葉を覆う毛で銀色に光る。
下山した１６時１５分 もう一度 山を振り返って見る。陽は西に傾いたが まだ夕陽ではない。
すでに山影になった手前の木々の向こうに明るく輝くブナの森とそのまた向こうに越後駒ケ岳。
この花は 草姿から エチゴキジムシロ だと思っている。
確信できないのは その葉の特異な点にある。
葉の表面には短毛が密生しており 見る角度によって銀の葉に見える。
ＰＬフィルタの効果もあるが 金属的な葉色は魅力的だ。
残念ながら実生による二世誕生にはまだ成功していない。
株分けなら可能だと思うが 失敗が怖くてまだチャレンジしていない。