５月８日 越後駒ケ岳から帰ってくると ヤマシャクヤク が開花していた。
夕方だったから 写真は明日にしよう と言うことにした。
５月９日 朝 灌水の時には花は閉じていた。ヤマシャクヤク も夜は眠るのだった。
９日も１０日も日中の最高気温が１６℃と低温が続いたから見頃の花を二日間楽しめた。
気温が上昇した今日は これが最後というほどに大きく開いた。
花粉がいっぱい出ていたので人工授粉をして 種子を得ようと考えた。
綿棒を雄蕊の中に入れ 引き抜こうとしたら なにかに引っかかる様な手ごたえがあった。
雄蕊をよく見ると葯が花糸に対してほぼ直角に曲がっていた。それに綿棒が引っかかっていたのだ。
花に訪れた虫たちを引き留めるための知恵なんだと感心した。
こんなにやさしそうな花容の ヤマシャクヤク にもそんなテクニックが・・・・・と思った。
牡丹 は ボタン と表示するとなんとなく 牡丹 らしくない。釦 のほうに思考が短絡してしまう。
だから やっぱり 牡丹 は 牡丹 か ぼたん と表示したほうがいい。
短いセンテンスに ＢＯＴＡＮＮ を７回も入力したら辞書が困惑していた。
例年 ＧＷに開花する この株が今年は ＧＷを過ぎてからの開花になった。
昨年は礼肥をしなかったからか 今年は花数が少ない。
花の大きさも小さいような気がする。
牡丹の季節になると もっと株を増やしたいと何時も思う。
だが あまりにも短い花期のことを考えると つい二の足を踏んでしまう。