jokichi つれづれ日記

自然観察大好きじいさんが 見たこと 感じたこと を気ままに綴ります。

ハクサンオオバコ の一年は二か月

2014-12-24 22:31:02 | 越後駒ヶ岳のこと

8月の半ばまで消え残っていた雪渓が消えると それを待って芽を吹く草たちがいる。
スゲ類もそうだが イワイチョウ ハクサンコザクラ などは雪消えを待って芽吹き開花する。
ハクサンオオバコ も同様だ。しかも ハクサンオオバコ そんな場所を好んでいるようだ。
この ハクサンオオバコ を写したのは 2012年9月9日だ。
そしてこの場所の雪が消えたのは 8月16日のことだった。そこは10月半ばには雪が降る。
やわらかそうな葉には細毛が落ちずに残っている。前年に準備した花茎も葉と一緒に伸長する。
自家受粉を避けるためだろう。雌蕊だけを先に延ばしている。更に花茎が伸びて 雄蕊も顔を出す頃になると花茎は倒れてくる。里の オオバコ との大きな違いだ。
種子は親株の周辺 即 生育可能を自身で確かめた条件のところに蒔こうということなんだろう。こんな地味な花だから この花に気付く人はほとんどいない。

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